トライアンフがインド市場向けに発表した新型ボンネビルT4は、伝統的な1960年代のクラシックなスタイリングと最新の走行性能を兼ね備えたエントリーモデルだ。グローバル発表されたボンネビルT40を上位モデルとしながら、基本性能をそのままに電子制御機器などの装備を見直すことで、アフォーダブルな価格を実現している。

まとめ:吉岡直矢
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同じ仕様の350ccエンジンと本格派フレームを採用

インド専用モデルとして発表された「ボンネビルT4」のパワーユニットには、排気量350ccの水冷単気筒DOHC4バルブTRシリーズエンジンが搭載されている。最高出力29PS/7000rpm、最大トルク31.2Nm/5500rpmを発揮するスペックは上位モデル(同日にグローバル発表)のボンネビルT40と完全に同等であり、低い回転数から豊かなトルクを生み出すチューニングも共通だ。

ハイブリッドスパイン形状の鋼管フレームや前後130mmのホイールトラベルを持つ足まわり、前18/後17インチのワイヤースポークホイールに至るまで骨格やシャーシの基本構造は一切妥協していない。

画像: TRIUMPH BONNEVILLE T4 ※インド専用モデル 総排気量:350cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ単気筒 シート高:790mm 車両重量:195kg 参考価格:25万4999ルピー

TRIUMPH
BONNEVILLE T4
※インド専用モデル

総排気量:350cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ単気筒
シート高:790mm
車両重量:195kg

参考価格:25万4999ルピー

メーターや電子制御の簡素化で買いやすさを追求

一方で価格を抑えるためにメーターまわりや電子装備には割り切りが見られる。T40がフルカラーTFTメーターやフルマップナビゲーションを採用しているのに対し、T4はカラーLCDメーターとターンバイターン方式のナビゲーション機能に留められているのだ。

また、ライディングモードは3種類(T40は5種類)となり、ABSおよびトラクションコントロールシステムも標準的なタイプへと変更された(T40はコーナリング対応型)。クルーズコントロールやコーナリング最適化機能は省略されたものの、日常走行には十分な安全装備が確保されている。

伝統の造形美と足つきの良さは不変

外観においては、ティアドロップ型の燃料タンクやピーシューターマフラー、丸型LEDヘッドライトといった伝統のボンネビルラインがしっかりと再現されている。T40で見られる手描きのコーチラインやグラブバーなどのクロームパーツは削られているが、質感の高さは健在だ。

790mmの低いシート高と195kgの装備重量により取り回しやすさももちろん確保。インドでの販売価格はT40の27万9999ルピー(日本円換算約45万8000円)に対し、25万4999ルピー(約41万7000円)からと非常に魅力的な設定になっている。

インド市場のみの発表なので日本に導入される可能性はきわめて低いだろうが、T40もライバル勢(ホンダGB350/ロイヤルエンフィールド クラシック350など)と競争力のある価格が期待できそうだ。

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トライアンフ「ボンネビルT4」インド仕様の主要スペック/燃費/価格/生産国

全長×全幅×全高──×818×1081mm
ホイールベース1418mm
シート高790mm
車両重量195kg
エンジン形式水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒
総排気量350cc
ボア×ストローク89×56.1mm
圧縮比12.1
最高出力29PS/7000rpm
最大トルク31.2N・m(3.18kgf・m)/5500rpm
燃料タンク容量14.5L(レギュラーガソリン指定)
変速機形式常時噛合式6段リターン
ブレーキ形式(前・後)油圧式ディスク・油圧式ディスク
タイヤサイズ(前・後)110/90-18・150/70R17
参考価格25万4999ルピー

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