カワサキは北米で、292cc水冷単気筒エンジンを搭載した「KLX300シリーズ」2027年モデルを発表した。エンジン出力の向上といった変化も見逃せないが、大きなトピックになりそうなのが派生モデル「KLX300 XPL」の追加だろう。現代的な丸目LEDやスクリーンを装備したエクスプローラー(探索者)仕様だ。

まとめ:吉岡直矢
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これぞ“旅する4スト”か

北米など一部地域で新規モデルとして発表された「KLX300 XPL」は、インドネシアで登場していた「KLX150 XPL」の兄貴分と言えそうな存在。キャッチコピーは“RUGGED DUAL-SPORT WITH ENDURO-RACER DNA FOR LONG-DISTANCE EXPLORATION(エンデューロDNAを持った、長距離探索のためのタフなデュアルスポーツ)”だ。

1993年に登場したKLX250SRは“戦う4スト”のキャッチコピーを掲げていたが、XPLは差し詰め“旅する4スト”といったところか。狙いは“ヒマラヤ越え”と見ていいかもしれない。

画像: KAWASAKI KLX300 XPL ABS 北米2027年モデル 総排気量:292cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ単気筒 シート高:894mm 車両重量:142kg 現地価格:6499ドル

KAWASAKI
KLX300 XPL ABS
北米2027年モデル

総排気量:292cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ単気筒
シート高:894mm
車両重量:142kg

現地価格:6499ドル

そんなKLX300 XPLの最大の特徴は、従来のオフロード車らしい鋭いメーターバイザーではなく、「丸型LEDヘッドライト」およびツーリングでの防風効果を高める「大型ウインドシールド」を標準装備していること。そのほか、同時発表の「KLX300 DF」と同じくナックルガードやエンジン下のアンダーガード、しっかりした造りのリアキャリアも備えている。

これらにより、競技系の匂いがしていたオフロードバイクから、アドベンチャースタイルへと変貌を遂げている。車名にある“XPL”は、”エクスプローラー(探索者)”を意味するものだろう。

パワーユニットには、292cc水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブエンジンを搭載。最高出力は、2026年モデルのKLX300シリーズが25㏋/8000rpmだったのに対し、2027年モデルは新規XPLを含むシリーズ共通で26HP/8000rpmにパワーアップしている。

車体は伝統のスチール製ペリメターフレームを中心に、フロントにΦ43mm倒立フォーク(トラベル254mm)、リアにはリザーバータンク付きショックをユニトラック式でマウント(トラベル231mm)。前Φ250mm/後Φ240mmのペータルディスクを採用するブレーキシステムや前21/後18インチホイールなど、ミドルクラスのフルサイズオフローダーとしての装備はKLX300シリーズ共通だ。

北米価格はANS標準装備で6499ドル(日本円換算約103万円・10/14現在)。

2027年秋の日本導入が宣言されている「KLX300/KLX300SM/KLX300 DF」に対し、XPLについては何の言及もないものの、ライバル不在の独自スタイリングはグローバルで人気を呼びそうだ。日本でも反響が大きければ導入を検討してくれる……かも……?

カワサキ「KLX300 XPL」北米2027年モデルの主要スペック価格

全長×全幅×全高2179×914×1514mm
ホイールベース1440mm
最低地上高279mm
シート高894mm
車両重量142kg
エンジン形式水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒
総排気量292cc
ボア×ストローク78.0×61.2mm
圧縮比10.9
最高出力26.8HP/8000rpm
最大トルク2.5kgf・m/6800rpm
燃料タンク容量7.6L
変速機形式常時噛合式6段リターン
ブレーキ形式(前・後)油圧式ディスク・油圧式ディスク
タイヤサイズ(前・後)3.00-21・4.60-18
現地価格6499ドル

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