バイクのカスタムをしてると、塗装のトップコートとして塗膜強度の高いウレタンクリアで仕上げたくなることが結構あるじゃないですか。ただ、ウレタンスプレーは一度開けると最後まで使い切らないといけないので、ちょっと敷居が高い。そこで釣り具用の二液性ウレタンクリアなら少量で買うことができるし、それをスプレーするようにすれば小物を塗るコスパがあがりそうなので、試してみたよ。

ウレタンクリアを気軽に塗りたい

バイクカスタムでステーを作った時とか、ディスクグラインダーでカットした後とか、鉄丸出しだと錆びるし見た目もアレなので黒とかで塗装するじゃないですか。塗装自体はラッカーとかで割と手軽に行けるんだけど、どうしても塗膜が弱くて剥がれやすい。そこで、塗膜の強いウレタンクリアで仕上げたくなるのよね。
大きいパーツならこういうバイク専用のウレタンクリアースプレーが鉄板。

デイトナ(Daytona) バイク用 缶スプレー 315ml MCペインター 耐ガソリンペイント 2液式アクリルウレタン クリア(透明) 72709

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ただ、ウレタンクリアのスプレーって一度使ったらそのまま使い切らないといけないので、小さいパーツだとちょっと持て余しちゃうんですよ。タンクとか外装とかの大きいパーツなら良いんだけど。

そこで思いついたのが、釣り具のルアーとかを塗装するための二液性ウレタンクリア。ルアーとかに使うものだから、少量だし予想以上に低価格で売ってたんですよ。
セール時期とかにもよると思うけど、80mlで600~1200円くらい。自分が購入した時は603円だった。

東邦産業 ウレタンクリヤーEX 80mlセット 0231

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ぱっと見は筆塗り用っぽいイメージだけど、レビューを見てみると筆塗りでもスプレーでもいけそう。とはいえ、念のため専用のうすめ液も購入。ちょっと薄めることで塗りやすくなるんじゃないかと。
うすめ液の値段は400~600円くらい。自分が購入したときは398円だった。上のウレタンクリアと合わせて約1000円。安い。

東邦産業(TOHO) EX塗料共通うすめ液 100ml 0337

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ウレタンクリアをどうやってスプレーするかだけど、コンプレッサーは持ってないし、エアブラシは洗浄がめんどくさい。
そんな自分が愛用してるのは、99工房のエアータッチ。ガイアノーツのイージーペインターでもほぼ同じなんだけど、99工房のがだいぶ安いんですよ。

ソフト99(SOFT99) 99工房 補修ペイント エアータッチ タッチアップペン用スプレーアタッチメント(塗装用) 09000

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エアータッチにエアー缶が付属するけど、容量が小さいのでエアー缶の予備があると便利。エレコムのエアダスターならエアータッチにもはまるし、噴射圧も強くて良い感じ。

エレコム(ELECOM) エアダスター 逆さ使用OK 350ml ECO (フロンガス不使用) ダストブロワー AD-ECOM 1本

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あと、エアータッチの洗浄用にラッカーシンナーが必要。自分はガイアノーツのツールクリーナーがお気に入りだけど、たぶんツールクリーナーなら何でも良いんじゃないかな。

ガイアノーツ T-04S ツールウォッシュ 250ml

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メインスタンドスプリングフックを塗るよ

今回、実際に塗ってみるのは、CT125のメインスタンドスプリングフック。センタースタンドのスプリングにつながってる部分ね。

なんでかっていうと、純正は亜鉛メッキ仕上げなんだけど、自分はあんまり亜鉛メッキの質感が好きじゃないんですよ。メインスタンドスプリングフックに関しては社外品もないから、置き換えもできないし。

見た目の雰囲気を変えたいだけなので、黒とかになってくれればそれ満足なんんだけど、可動部なので塗装がすぐ剥げそう。
なので、塗装の上にウレタンクリアを吹いて、少しでも塗装が残るようにしようかという狙い。

画像1: メインスタンドスプリングフックを塗るよ

この部分ね。パーツ名称はメインスタンドスプリングフックで品番は50523-K0G-900。

画像2: メインスタンドスプリングフックを塗るよ

メッキを剥がすよ

さっそく作業に入るんだけど、失敗したら嫌なので新品を買って加工してみるよ。

なんか調べてみたら、亜鉛メッキって塗料によっては化学反応を起こすらしい。なのでまずはメッキを剥がすよ。

画像1: メッキを剥がすよ

#400のペーパーを掛けてみると、平面部分はすぐに鉄地肌が出てきた。結構簡単に剥がせそう。右側だけペーパー掛けて、左側はメッキが残ってる。左側はほんのり黄色っぽい。

画像2: メッキを剥がすよ

平面部はすぐ終わったけど、凸凹部分とか、穴の中はペーパーだと磨ききれない感じ。
なので、そういう部分はリューターで削ることにするよ。

画像3: メッキを剥がすよ

凸部の縁は念入りに。

画像4: メッキを剥がすよ

反対側、へっこんでる部分も削り残しが怖いので丁寧に削っていくのだ。

画像5: メッキを剥がすよ

プラサフを吹くよ

亜鉛メッキを一通り落としたら、次は下地。金属に塗装するときは、プライマー(下処理剤)を吹くと定着が良いらしいのよ。なので、パーツクリーナーで脱脂をしてから、プライマーサーフェーサーを吹くよ。

画像1: プラサフを吹くよ

ちょうど手元にあったプライマーサーフェーサー、いわゆるプラサフを吹いてみる。プライマーサーフェイサーてのは、下地剤のプライマーと表面処理のサーフェイサーを両立させた便利アイテム。

画像2: プラサフを吹くよ

手元にあったのが白のプラサフだったのですごく白い。黒サフだったらそれだけで塗装完了だったかも。

画像3: プラサフを吹くよ

黒を吹くよ

お次は色を載せるよ。目立たなければなんでも良いんだけど、あんまり目立たせたくないので、黒。シャシーブラックが評判良いみたいなので、せっかくだから試してみるよ。

画像1: 黒を吹くよ

噴射圧が強いし、定着も良くて凄く塗りやすい。これは色々活用できそうなので、また今度別のパーツを塗るときに掘り下げてみよう。

画像2: 黒を吹くよ

塗り終わったらこんな感じ。普通のアクリルラッカーよりも乾燥がちょっと遅い気がする。吐出量が多いからかな。ただ、凄く定着が良くて塗りやすい。

画像3: 黒を吹くよ

シャシーブラックは微妙に乾燥が遅いので、待ちきれなくてヒートガンで炙ったら縮み塗装みたいになってドえらいことになってしまった。
硬化後にやすりを掛けて塗り直したりしてたら、表面がゴテゴテに。数時間前までは綺麗だったのに。

画像4: 黒を吹くよ

ちゃんと綺麗にやすりを掛け直した方が仕上がりは良くなりそうだけど、そんなに目につく場所でもないし、おおむね黒いし、これで良しとするよ。

ウレタンクリアを吹くよ

ここまで長かったけど、やっと今回の主役である東邦産業 ウレタンクリヤーEXを吹くよ。

まずは混合。
買いやすい値段と程良いサイズが魅力なんだけど、もう一点素晴らしい長所があって、A液とB液の混合比率が1:1なんですよ。よくあるのは混合比が3:1とかなんだけど、これは何も考えずに同量ずつ入れて十分に攪拌するだけでOK。凄く楽。

説明書きを見ると、筆塗りは1:1で、スプレーするときはさらにうすめ液で希釈が推奨されてる。レビューとかを見るとそのままでもスプレーで吹くことができるみたいな意見も。
希釈する場合は同じく東邦産業のEX塗料うすめ液を使ってね。自分の場合は混合したウレタンクリアーに対して、1:1か、2:1くらいで希釈してる。

画像1: ウレタンクリアを吹くよ

残った液はしっかり蓋をして、購入時のパッケージに入れておけば、ある程度の期間保存できるよ。
ただ、自分が何度か使ってみた経験では、再使用時に蓋が固着しててプライヤーとかを使わないと蓋が回せないことアリ。

画像2: ウレタンクリアを吹くよ

A液とB液、場合によってはうすめ液をボトルに入れたら十分に攪拌して、エアータッチに取り付けて準備完了。

画像3: ウレタンクリアを吹くよ

深く考えず、台に置いて吹いてみた。ただ、良く考えたらウレタン塗料って乾燥にかなりの時間がかかるのよね。このやり方だと、裏表吹くのに何日もかかってしまうかも。

画像4: ウレタンクリアを吹くよ

なので、ハンガーにかけて一気に両面を塗ってくことにするよ。
塗り方の正解はよくわかんないけど、自分の場合は最初は薄く載せて、表面が均一に曇ってきたら、その後はしっかりと塗料を載せていくイメージ

画像5: ウレタンクリアを吹くよ

というわけで塗装完了。あとはこのまましばらく放っておくよ。ウレタンは乾燥に時間かかるからね。

画像6: ウレタンクリアを吹くよ

乾燥時間だけど、ウレタンクリヤーEXの場合は、指触効果時間が約1~3時間、可使時間が約3~6時間、実用時間が1~3日。
説明書きによると、一般的に完全硬化には1週間~1ヶ月程度かかりますとのこと。

なので一週間ほど放置して完成とするよ。
表面は塗装が汚かったので裏面。ウレタンクリアのヌメッとした光沢が良い感じ。

画像7: ウレタンクリアを吹くよ

表面もしっかり保護されてそう。

画像8: ウレタンクリアを吹くよ

車体に取り付けるよ

一週間放置である程度は乾燥してると思うので、いよいよ車体に取り付けるよ。
脱着方法だけど、車体側は棒にハマってるだけなので、センタースタンド側にあるスプリングを外すだけ。

画像1: 車体に取り付けるよ

なので必要な工具はスプリングフックのみ。
ただ、サイドスタンドのスプリングよりもかなり強いバネなので、結構力が必要。心配な場合は、取り付けはプロに頼むのもアリなレベル。

画像2: 車体に取り付けるよ

外し方はセンタースタンドをあげた状態でスプリングを引っ張るだけ。外すだけならそこまで力は要らないかも。頑張ったらわりとすぐ外れた。

画像3: 車体に取り付けるよ

あとは、メインスタンドスプリングフックの穴位置をずらせばすぐ外せるよ。

画像4: 車体に取り付けるよ

塗装したメインスタンドスプリングフックを取り付ける前に、念のためグリスを塗布しておくよ。

画像5: 車体に取り付けるよ

軸側も念のためグリスアップ。

画像6: 車体に取り付けるよ

スプリングの向きはこんな感じ。センタースタンド側が外に開口してて、メインスタンドスプリングフック側は内側に開口。

画像7: 車体に取り付けるよ

外す時はそこまで大変じゃなかったんだけど、取り付けは本当に大変だった。リアホイールディスクが微妙に邪魔をして力が入れにくいのよ。
自分がはめた時はこんな感じ。右足で車体を押しつつ、左足でセンタースタンドを上げて左手で頑張ってひたすらスプリングを引っ張ったよ。腕力というより背筋を使って体全体で引っ張る感じ。凄くしんどい。

画像8: 車体に取り付けるよ

最初は別のスプリングフックで頑張ってたけど、うまくいかなかったのでトネのスプリングフックにしたところ、数回のトライでうまくいった。軸の曲がり具合とか先端形状の違いなのかな。

トネ(TONE) テンションスプリングフック HPTSH-001 ブラック

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なんとか脱着できたけど、わりとしんどいよ。
どうしても難しければ、センタースタンドのシャフトは割りピンで止められてるだけなので、割りピン外してシャフトを抜いた方が作業としては楽かも。

ここまで来るのにだいぶ時間かかったけど、やっと完成。
塗装は汚いけど、個人的には十分に満足。黒いし。

画像9: 車体に取り付けるよ

艶消しの方が良いかなとも考えてたけど、メインスタンドにツヤがあるので意外と良いマッチング。

画像10: 車体に取り付けるよ

引いてみるとこんな感じ。

画像11: 車体に取り付けるよ

まとめ

ウレタンクリヤーEXは、少量で安いし、憧れのウレタンクリア仕上げが身近になって凄くオススメよ。うすめたらバイクや車のプラモにも使えるかも。

ちなみに今まで黒く塗るときは黒サフとかを使ってたけど、今回初めてシャシーブラックを試してみたのよ。安いし塗りやすくて凄く良かった。もっと大きいパーツで塗りたいものがあるので、そいつでまた試してみようかと思います。
あと、今回はさっと終わらせちゃったけどセンタースタンドのシャフトとかもメンテしたいので、それもまたあらためてやってみたいな。

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