今まで興味のなかったZ900RSだが、ライバルCB1000Fの登場でやけに2台とも気になる存在に。それぞれの細部に宿った魅力や先祖の面影に注目してみた。さらにスクーター2台、Ninja500もチェックする!

ホンダ「ADV160」vs ヤマハ「AEROX ABS」

不躾ながら…〝日常移動用〟目線でスクーター2台をチェック!

キャンプや釣りなどアウトドア趣味にも使い倒したいADV160とボタン操作によるシフトダウンで走りも楽しめるAEROX。久々に昂るスクーターを発見!

画像: HONDA ADV160(左) 税込価格:53万9000円 YAMAHA AEROX ABS(右) 税込価格:48万1800円

HONDA
ADV160(左)
税込価格:53万9000円

YAMAHA
AEROX ABS(右)
税込価格:48万1800円

電動キックボードより速くて快適な移動手段!?

でかいバイクで都心の渋滞路は避けたいし、二種では高速に乗れず行動範囲も限られる。すると突如魅力的に見えてくるのがお手頃サイズ&高速使える150ccクラスのスクーターだ。

ひと昔前の150ccクラスといえば見慣れぬ姿の逆輸入アンダーボーンか、役所や信金の人がスーツで乗るのが馴染むコンサバスクーターと相場が決まっていたが、ADV160とAEROXはスタイリッシュでシュッとしてはるのが好印象。趣味や買い物にも積極的に使えるので毎日極楽快適移動生活が待っているはずだ。

そこで、リアルに購入してからのことを見据えて、その昔にあった「新車情報」という自動車評論家の三本和彦氏が司会を務めるテレビ番組風に、ユーティリティや購入後の整備性など実態に則した面に着目してみた。


同カテゴリーに見えて明確に個性が分かれる

フロントに注目すると、ADV160はストローク量を多くとれるオフ車のようなリーディングアクスル。AEROXの方は直進安定性を高めるトレーリングアクスルを採用している。

画像: ヤマハ「AEROX ABS」(左)、ホンダ「ADV160」(右)

ヤマハ「AEROX ABS」(左)、ホンダ「ADV160」(右)

メットインの使い勝手は容量だけにあらず

「新車情報」の名物といえば、トランクスペースを視覚的に計測できる通称“不躾棒”だ。それに、国産車はボンネットをつっかえ棒ではなく油圧ダンパーで支える方式にせよとスタジオに来たメーカーの開発責任者や広報担当に小言を言うのが恒例だった。

私もそれにならって2台のメットインスペースを計測してみると、容量以上の使い勝手が見えてきた。ADV160の方が前後長が長いので、三脚とか伸縮式の釣り竿などの長尺物の収納により適している。

画像: ADV160はメーカー公表値で29L。前後最長部は約68cm、横最長部は約28cmだった。両車フロントインナーボックスも装備。

ADV160はメーカー公表値で29L。前後最長部は約68cm、横最長部は約28cmだった。両車フロントインナーボックスも装備。

画像: AEROXのメットインスペースはメーカー公表値で約24.5Lとなり、実測してみると前後最長部は約53cm、横最長部は約28cmだった。

AEROXのメットインスペースはメーカー公表値で約24.5Lとなり、実測してみると前後最長部は約53cm、横最長部は約28cmだった。


ADV160のシート

ADV160はシートの支点にスプリングが組み込まれており、ある程度までシートを開けばそのままサスペンドさせられる。

画像1: 不躾ながら…〝日常移動用〟目線でスクーター2台をチェック!

シートを離すと緩やかに下降し、バタンと閉まらない。細かな部分だが、こうした部分が日常の使いやすさのキモだ。

画像2: 不躾ながら…〝日常移動用〟目線でスクーター2台をチェック!

ADV160とAEROXの細部をさらにチェック

スクーターはリアタイヤ交換の際にマフラーを外す必要がある。AEROXはマフラーのO2センサーカプラーが見えていて楽に外せそう。

画像1: AEROX ABS

AEROX ABS

画像2: AEROX ABS

AEROX ABS

ADV160は奥まっていてカウル脱着が必要か。どちらもオイル交換のためのドレンボルトがエンジン左に位置し、サイドスタンドで多く抜ける構造。非常に親切設計。ともにオイルは1L缶で足りるので、余りが出ず経済的。

ADV160はバーハンなので、ハンドル交換などカスタムもしやすそう。

画像: ADV160

ADV160

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