1位に選んだ8TTのコンセプトに「タイムレス」とあるが、僕が選んだ3台はどれも「タイムレス」な魅力があると思う。いま旬だから「イイ」のではなく、10年後だって変わらず「イイ」バイクを推していこう!

文:ノア・セレン まとめ:オートバイ編集部
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ノア・セレン プロフィール

絶版車系専門誌の編集部員を経てフリージャーナリストに。とはいえコダワリは少なく、新旧・大小・オンオフ問わず二輪車ならばどんなものでも等しく愛する。

かつてはCBX750FやZX-4で旧車レースに出場したりもしたが、最近はツーリングや日々の移動にバイクを使うことが多く、実用性や付き合いやすさを重視することが多い。現在の愛車はバンディット1200とトリッカー。1台でより多くのことをこなしたいと思っている。

ノア・セレンCHOICE① スズキ「GSX-8TT」

ノア・セレンの“ココに惚れた!”ポイント

・まさに「タイムレス」。時代を超えてカッコいいスタイル。

・ハッキリ言ってマジで速い。ワインディング最高です!

・シートをはじめとにかく快適。コイツは「使える」ヤツだぜ。

画像: SUZUKI GSX-8TT

SUZUKI
GSX-8TT

「当時」を知らなくても誰でも気軽に乗れる存在

シャキチャキン! と切れ味鋭そうなスポーツモデルよりも、普遍的な「これぞバイク」というカタチをしているバイクに惹かれるようになったのは歳を取ったのではなく成熟したからだと思いたい。最近はこういったネオクラなどと呼ばれるモデルには確かに惹かれている自分がいる。

ところがネオクラと言えばピンポイントな時代やムーブメントを強烈にイメージさせることが多いのは、同じスズキのKATANAがまさにそれだろう。確かにカッコいい。ところがその時代を知らない筆者からすると心の奥底からは惚れ込むことが難しい。

いや、惚れられないというよりは、その時代を知らないのに知ったかぶりして乗るのがどこか失礼に感じてしまうというか…。それはホンダもカワサキも同様だ。

対してこの8T/TTは「タイムレス」というコンセプト通り、そういった特定の時代やムーブメントとリンクして「いない」ことこそが魅力だ。T500をイメージしているとはいえ、その時代背景を強く連想させるようなことはないし、ゆえにその時代を実体験していないという引け目のようなものを感じる必要がない。

シンプルに「どこかにスズキの歴史が香る、ステキなバイク」として気軽に付き合えるのだ。乗り味についてはもういまさら言うまでもなく、全方位に良くバランスが取れていてあらゆる使い方に応えてくれる。2026年、やはりイチバンはコイツだな


丸ライトなのに四角いカウルが絶妙

TTの方にはこのビキニカウルがついてますますタイムレス感をアピール。T同様の丸ライトなのにカウルは角ばった形状なのは「ZRXもちょっと意識しました(笑)」というこぼれ話も有。

画像1: ノア・セレンCHOICE① スズキ「GSX-8TT」

80PSに騙されるな! スズキらしい頼もしいエンジンだ

GSX8シリーズやVストローム800と共通のエンジンは80PSのパラツイン。ところがトルクフルでスムーズな特性はその数値以上の動力性能を発揮。かなり速い!

画像2: ノア・セレンCHOICE① スズキ「GSX-8TT」

しなやかな足まわりはワインディングの強い味方

フロントにはKYBの倒立フォークとΦ310mmダブルディスク、リアにはプリロード調整機能付きモノショック。いずれもしなやかな動きで、ライダーの技量を問わずワインディングが楽しい。

画像3: ノア・セレンCHOICE① スズキ「GSX-8TT」

ライディングポジション・足つき性

シート高:810mm
ライダーの身長・体重:185cm・75kg

ポジションはGSX-8Sと全く同じというが、シートが幅広く快適になったことで印象はけっこう違う。クラシカルなルックスではあるものの、重心は高めでその運動性はモダンなもの。若者ライダーも馴染めるはずだ。

画像1: ライディングポジション・足つき性

スズキ「GSX-8TT」の主なスペック・燃費・価格

全長×全幅×全高2115×775×1160mm
ホイールベース1465mm
最低地上高145mm
シート高810mm
車両重量203kg
エンジン形式水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒
総排気量775cc
ボア×ストローク84.0×70.0mm
圧縮比12.8
最高出力59kW(80PS)/8500rpm
最大トルク76Nm(7.7kgf・m)/6800rpm
燃料タンク容量16L
変速機形式6速リターン
キャスター角25°
トレール量104mm
ブレーキ形式(前・後)Φ310mmダブルディスク・シングルディスク
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17M/C(58W)・180/55ZR17M/C(73W)
燃料消費率 WMTCモード23.4km/L(クラス3、サブクラス3-2)、1名乗車時
乗車定員2名
メーカー希望小売価格138万6000円(消費税10%込)

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