小川 勤CHOICE② スズキ「Hayabusa」
小川 勤の“ココに惚れた!”ポイント
・『隼』をイメージした誕生時のストーリーも魅力的
・ベテラン限定のパワー&車格、そのステイタスに浸る心地よさ
・圧倒的安定性で消えるスピード感、動き出してしまうと消える重量感

SUZUKI
Hayabusa
骨太なのに走り出せば痛快&軽快。28年舞い続ける、不滅の強さ
隼という鳥は、普段は上昇気流に乗って悠々と飛んでいるけれど、獲物を追う『いざという時』は凄まじい速さを発揮する。
ハヤブサがデビューした1999年は、まだまだ最高速やパワー競争が激しかった時代。『300km/h出るバイク』『ゼロヨンで10秒切るバイク』をつくろう! といってもなかなか良い案が浮かばなかったが、隼みたいなバイクをつくろうとなったら、良い案がたくさん出てきたという。
現在、ライバルの多くは姿を消してしまったものの、ハヤブサは28年もの間、優雅に走り続けている。数々のモデルチェンジを繰り返し、ハヤブサを愛するベテランライダーに相応しい仕上がりを見せる。1339ccの大排気量並列4気筒を搭載する車体は、迫力と同時に貫禄を感じさせる。
その巨体は取り回しや引き起こしでは重量を感じさせるものの、それをスマートに扱うのもベテランの技。キーをオンにするとアナログ式のスピード&タコメーターと、その中間にセットされるデジタルダッシュが華やかに迎えてくれる。このあたりの演出も特別な高級感に溢れている。
走り出せばすぐに上昇気流に乗り、優雅に舞う。巨体を軽々と操る快感は、何にも変えられない。『いざという時に速い』ことは誰にでも直感でわかる。それくらいハヤブサは常に余裕に溢れている。電子制御は速さと同時に快適さも支えてくれる仕上がり。まさに唯一無二の熟成の極みだ。
スズキのロングセラー。ハヤブサこそがフラッグシップの真髄
1999年に発売されたハヤブサ(当時の車名はGSX1300R ハヤブサ)は、2008年に第二世代に、2021年に第三世代へ進化した。もはや伝説のフラッグシップと言っていいだろう。

多数のアナログメーターを装備。今では針が踊る光景も新鮮!
豪勢なメーターまわり。センター液晶にモードやシフトインジケーターなど、電子制御の状況を表示。300㎞/hまで刻まれるアナログ式スピードメーターがハヤブサを象徴する。

2本出しマフラーをカスタムして軽量化するのもおすすめ
超巨大なサイレンサーは重量もそれなり。実はマフラーをチタンフルエキゾーストにリプレイスして軽量化すると、ハンドリングが激変。その効果は取り回し時から体感できる。

ライディングポジション・足つき性
シート高:800mm
ライダーの身長・体重:165cm・68kg
初めて跨った方は大きさに驚き、警戒心さえ抱くはず。ハヤブサは、そのくらい重厚で大きいが、ポジションは自然で、ロングツーリングも快適。巨体の割に足つきは良好。小柄なライダーは両足で支えようとせず、片足でしっかり支えよう。

スズキ「Hayabusa」主なスペック・燃費・製造国・価格
| 全長×全幅×全高 | 2180×735×1165mm |
| ホイールベース | 1480mm |
| 最低地上高 | 125mm |
| シート高 | 800mm |
| 車両重量 | 262kg |
| エンジン形式 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒 |
| 総排気量 | 1339cc |
| ボア×ストローク | 81.0×65.0mm |
| 圧縮比 | 12.5 |
| 最高出力 | 138kW(188PS)/9700rpm |
| 最大トルク | 149N・m(15.2kgf・m)/7000rpm |
| 燃料タンク容量 | 20L |
| 変速機形式 | 6速リターン |
| キャスター角 | 23° |
| トレール量 | 90mm |
| ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・シングルディスク |
| タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17M/C(58W)・190/50ZR17M/C(73W) |
| 乗車定員 | 2人 |
| 燃料消費率 WMTCモード値 | 15.4km/L(クラス3、サブクラス3-2) 1名乗車時 |
| 製造国 | 日本 |
| メーカー希望小売価格 | 229万9000円《238万7000円》(消費税10%込) |
