48年間にわたり最新モデルから絶版車まで5000台を超えるオートバイに試乗したバイクレポーター界の大御所、太田安治が選ぶベスト3を紹介! ベテランテスターを唸らせた3台とは?

太田安治CHOICE① ホンダ「CB750 ホーネット Eクラッチ」

太田安治の“ココに惚れた!”ポイント

・低中回転域から力強く、トップエンドまで一直線に伸びるエンジン特性

・マニュアルミッションの楽しさを一切スポイルしないEクラッチ

・400ccなみに軽量コンパクトで足つき性もいい車体

画像: HONDA CB750 HONET E-CLUTCH

HONDA
CB750 HONET E-CLUTCH

操る楽しさを際立たせるEクラッチ

オートバイを単に移動の道具と捉えれば誰でも簡単に扱える方がいい。難しいクラッチの断続と面倒なシフトチェンジ操作をなくすのは合理的だ。だが、「ATはエンジン回転数と速度に合わせてシフトを操作し、意のままに加減速させる面白さがない」というライダーは多い。

だから僕はホンダのEクラッチを高く評価している。クラッチの断続操作を完全自動化し、シフトはペダルによるマニュアル操作。発進/停止時のクラッチレバー操作は不要だがレバーでの操作も可能で、完全なマニュアルミッションとしても機能する。

Eクラッチ車すべてに試乗してきた中で、最も相性がいいのは新型CB750ホーネットだと感じている。『スロットルバイワイヤ』の採用でシフトダウン時に自動的にブリッピングが入り、スキルのあるライダーと同等以上の素早くスムーズな加減速操作が行える。

これによって俊敏なハンドリングと伸びのあるエンジンが生むホーネット本来の爽快な走りがさらに際立っているからだ。「スポーツモデルはマニュアル操作してナンボ」と思っているライダーは、是非一度試乗して欲しい。

発進/停止の多い市街地での快適さと、スポーツライディングにおけるダイレクト感の両立に感心するだろう。200kgを下回る車重と足着き性の良さで気楽に乗り出せ、パワーも91PSと充分以上。

現実的な道路事情に適しているホーネット750とEクラッチの組み合わせは、スポーツモデルの常識を変えたと言っていい。


Eクラッチは重量とコスト増を最低限に抑えられることも特徴

Eクラッチはクラッチ操作から完全に解放されるだけではなく、従来のマニュアル操作もできる。これが誰でも違和感なく乗れる重要なポイントだ。

画像1: 太田安治CHOICE① ホンダ「CB750 ホーネット Eクラッチ」

加重しやすいハンドルバー形状と高いミラーの視認性

ハンドルバーの形状は軽い前傾姿勢にマッチするもの。バーエンドの絞り角が小さく、オフセット量も少ないことでダイレクトなハンドリングを得ている。

画像2: 太田安治CHOICE① ホンダ「CB750 ホーネット Eクラッチ」

ストリートユースに狙いを定めた前後サスペンション設定

フレーム/スイングアームの剛性バランスと前後サスペンションの設定は公道でのスポーツライディング向き。ツーリングでの乗り心地の良さも備えている。

画像3: 太田安治CHOICE① ホンダ「CB750 ホーネット Eクラッチ」

ライディングポジション・足つき性

シート高:795mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg

上体を軽く前傾させて肘を張ったフォームを取ると車体を押さえ込みやすい。シート後部との段差が大きく、加速時の腰のホールド性を確保してあるのもストリートファイターらしい。シート高は795mmで足着き性は上々だ。

画像2: ライディングポジション・足つき性

ホンダ「CB750 ホーネット Eクラッチ」の主なスペック・燃費・価格

全長×全幅×全高2090×780×1085mm
ホイールベース1420mm
最低地上高140mm
シート高795mm
車両重量196kg
エンジン形式水冷4ストロークSOHC4バルブ並列2気筒
総排気量754cc
ボア×ストローク87×63.5mm
圧縮比11.0
最高出力67kW(91PS)/9500rpm
最大トルク75N・m(7.6kgf・m)/7250rpm
燃料タンク容量15L
変速機形式6速リターン
キャスター角25°
トレール量99mm
ブレーキ形式(前・後)Φ296mmダブルディスク・Φ240mmシングルディスク
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17M/C 58W・160/60ZR17M/C 69W
燃料消費率 WMTCモード22.7km/L(クラス3-2、1名乗車時)
乗車定員2名
メーカー希望小売価格114万9500円(消費税10%込)

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