「ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー 2026」でccクラスの第1位に輝いたカワサキ「Ninja ZX-25R SE/RR」のルーツをたどり、その系譜を解説します。

まとめ:オートバイ編集部
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カワサキ「Ninja ZX-25R SE/RR」の系譜

画像: KAWASAKI NInja ZX-25R RR 総排気量:249cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 シート高:785mm 車両重量:184kg 税込価格:101万4200円(SE)/105万2700円(RR)

KAWASAKI
NInja ZX-25R RR

総排気量:249cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
シート高:785mm
車両重量:184kg

税込価格:101万4200円(SE)/105万2700円(RR)

2万rpm超の官能! 「音速」伝説は不滅だ

ZX-25Rのデビューは衝撃的だった。250cc並列4気筒モデルは2000年代後半に絶滅し、長らくラインアップされていなかった。しかし2019年秋に突如カワサキが4気筒のZX-25Rを発表。約25年ぶりの新設計ニーゴー直4はセンセーションを巻き起こした。

その源流は、1989年のZXR250にまで遡る。1980年代後半はサーキットでの速さを追求した高性能なレーサーレプリカが続々と発売され、シノギを削っていた時代。カワサキは静観の構えを見せ、レプリカを発売しなかったが、ライバル最後発として1989年に投入したモデルこそZXR250だった。

レブリミット2万1000rpmの超高回転型4気筒エンジンをアルミフレームに搭載し、市販バイク初の倒立フォークとラムエアまで獲得。ライバルを凌駕するアイテムをフル装備し、まさに遅れてきた最終兵器だった。

超高回転型のエンジンは、実際の速さはともかく、凄まじい“スピード感”を伴う甲高いジェットサウンドを発生。これに魅了されるライダーも多かった。

現代のZX-25Rが搭載するのは全く別物の直4エンジンで、ZXRより断然フレンドリーだ。しかしレブリミット2万rpmの超高回転型と官能的なサウンドは共通。令和に、あの頃をまとうニーゴー直4に新車で乗れるのは幸福だ。

ZX-25Rはバイクオブザイヤーの250ccクラスで、2021-2024年と4年連続で1位となった。そして今年、250ccクラスの王座に返り咲いた。

画像: KAWASAKI Ninja ZX-25R RR(左) 2026年 1万6000rpmで46PS(ラムエア時48PS)を発生する希少な249㏄並列4気筒スーパースポーツ。SEに加え、BFRC-liteリアショックを標準装備するZX-25RRもラインアップする。 ZXR250(右) 1989年 カワサキ初の250cc並列4気筒レーサーレプリカ。45PSを1万6000rpmで発生する高回転ユニットに、Φ32mmキャブ、クロスミッション、調整式リアサス、前後ラジアルを装備し、SP250Fを強く意識したレーシーなモデルだ。

KAWASAKI
Ninja ZX-25R RR(左)
2026年
1万6000rpmで46PS(ラムエア時48PS)を発生する希少な249㏄並列4気筒スーパースポーツ。SEに加え、BFRC-liteリアショックを標準装備するZX-25RRもラインアップする。

ZXR250(右)
1989年
カワサキ初の250cc並列4気筒レーサーレプリカ。45PSを1万6000rpmで発生する高回転ユニットに、Φ32mmキャブ、クロスミッション、調整式リアサス、前後ラジアルを装備し、SP250Fを強く意識したレーシーなモデルだ。

ZXR250(1989)の主なスペック

●エンジン形式:水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒 ●総排気量:249cc
●最高出力:45PS/15000rpm ●最大トルク:2.6kgf・m/11500rpm ●乾燥重量:144kg
●シート高:740mm ●燃料タンク容量:16L ●タイヤサイズ 前・後:110/70-17・140/60-18

カワサキ「Ninja ZX-25R SE」「Ninja ZX-25RR」主なスペック・燃費・製造国・価格

全長×全幅×全高1980×750×1110mm
ホイールベース1380mm
最低地上高125mm
シート高785mm
車両重量184kg
エンジン形式水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量249cc
ボア×ストローク50×31.8mm
圧縮比12.5
最高出力34kW(46PS)/16000rpm ラムエア加圧時:35kW(48PS)/16000rpm
最大トルク21N・m(2.1kgf・m)/12500rpm
燃料タンク容量15L
変速機形式6速リターン
キャスター角24.2°
トレール量99mm
ブレーキ形式(前・後)Φ310mmシングルディスク・Φ220mmシングルディスク
タイヤサイズ(前・後)110/70R17M/C 54H・150/60R17M/C 66H
燃料消費率 WMTCモード値18.1km/L(WMTCモード値 クラス3-2)1名乗車時
製造国タイ
メーカー希望小売価格101万4200円(SE)/105万2700円(RR)(消費税10%込)

並列4気筒250ccの継承ヒストリー

ZXR250/R(1989)

1980年代後半は、250cc・4気筒レーサーレプリカが熱狂を集めた時代。後発のカワサキは、45PSの高回転4気筒、倒立フォーク、ラムエアを備えるZXR250Rで、レース志向の強いレーサーレプリカ戦争に参入した。

画像: ZXR250/R(1989)

ZXR250(1991)

ショートストローク化した249cc直4を搭載し、45PSを1万6000rpmで発生。フレームも刷新され、さらに高回転・高運動性能を追求した2代目。

画像: ZXR250(1991)

ZXR250(1999)

40PS/1万5500rpmを発生する249cc直4を積む最終モデル。141kgの軽量車体とライムグリーンの外装で、10年続いたカワサキ250ccレーサーレプリカを締めくくった。

画像: ZXR250(1999)

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