ホンダが欧州で2027年モデルの「NT1100 / DCT」および「NT1100 DCT Electronic Suspension」を発表した。2025年の大幅刷新を経て高い完成度を誇る大型スポーツツアラーに、上質感を高めた新たなカラーバリエーションが投入されている。

まとめ:ヨ(webオートバイ編集部)
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欧州で発表された2027年モデルの新カラーバリエーション

ホンダは2026年9月15日、欧州でベストセラーとなっている大型スポーツツアラー「NT1100 / DCT」および「NT1100 DCT エレクトリックサスペンション」の2027年モデルを発表した。

NT1100は2022年モデルとして初登場して以来、長距離走行における快適性、扱いやすい運動性能、充実した先進技術を併せ持つツアラーとして高い評価を獲得してきた。欧州市場においては2023年、2024年、2025年の3年連続で最も売れたツアラーとなり、累計販売台数は2万5000台を超えている。

2025年モデルにおける大幅なマイナーチェンジを経て基本性能を高めたNT1100だが、2027年モデルでは車両のモダンなスタイリングを強調し質感を高める新たなカラーバリエーションが採用された。

画像: HONDA NT1100 / DCT / Electronic Suspension 2027年モデル(欧州仕様) 総排気量:1084cc エンジン形式:水冷4ストSOHC4バルブ並列2気筒 シート高:820mm 車両重量:249kg(DCT Electronic Suspension)※パニア除く 価格:未発表

HONDA
NT1100 / DCT / Electronic Suspension
2027年モデル(欧州仕様)

総排気量:1084cc
エンジン形式:水冷4ストSOHC4バルブ並列2気筒
シート高:820mm
車両重量:249kg(DCT Electronic Suspension)※パニア除く

価格:未発表

新しいカラーラインナップは全3色だ。新色は深みのあるマット調で重厚感を演出する「マットバリスティックブラックメタリック」と、洗練された金属感を放つ「マットベータシルバーメタリック」の2色。これに継続色の「パールホークスアイブルー」を加えたラインナップが、標準モデル(MT/DCT)および電子制御サスペンション搭載モデルの両方に設定される。

NT1100が誇る先進のメカニズムと主要装備

NT1100のパワーユニットには、CRF1100Lアフリカツイン譲りの1084cc(日本仕様は1082ccと表記)水冷4ストロークSOHC4バルブ並列2気筒エンジンが搭載されている。

2025年のアップデートではエアボックスの吸気ダクト径をΦ25mmからΦ33mmへと拡大し、内部ファンネルを65mm延長するとともにECUセッティングとインジェクター噴射角度の見直しを実施。これによりピークパワーを損なうことなく中低速域のトルクが7%向上し、よりリニアなスロットルレスポンスを実現した。さらに圧縮比を10.5:1に引き上げるピストン形状の変更や、クランクシャフトおよびコンロッドの再設計など、細部にわたる機械的熟成が施されている。

電子制御は6軸IMU(リアルタイムで車体のロール角/ピッチ角/ヨー角を計測)を核にスロットルバイワイヤ(TBW)システムと連動。これにより、3段階のセレクタブルトルクコントロール(HSTC/いわゆるトラコンに相当)やウイリーコントロール、コーナリングABS、リアリフトコントロールを統合制御している。ライディングモードはURBAN、RAIN、TOURの3つのプリセットに加え、ライダーが設定を保存できる2つのUSERモードを備える。デュアルクラッチトランスミッション(DCT)もIMUと連動し、コーナリング時のバンク角や減速状態を考慮したシフトスケジュールが組み込まれている。

足まわりには、日本仕様と同じく電子制御サスペンション搭載モデルをラインナップするほか、標準モデルとしてSHOWA製Φ43mm倒立フロントフォークとリアショックを組み合わせた仕様も用意されているのが欧州モデルの特徴だ。電子制御のSHOWA-EERA(Showa Electronically Equipped Ride Adjustment)は、車速、車体姿勢、フォークのストローク速度から僅か15ミリ秒で最適減衰力を算出調整。URBAN、TOUR、RAIN、USERのモード切り替えに対応し、走行中でもリアのプリロードを24段階で電動微調整することが可能となっている。

利便性の面では、乗車姿勢のまま片手で調整可能なスクリーン、デイタイムランニングライト(DRL)とウインカーを統合したプロジェクターLEDヘッドライト、左右それぞれにフルフェイスヘルメットを収納可能なパニアケース(左37L、右36L)を標準装備。メーターにはアップルカープレイおよびアンドロイドオートに対応した6.5インチTFTタッチパネルディスプレイを採用し、グリップヒーター、クルーズコントロール、12VおよびUSBソケット、センタースタンド、リチウムイオンバッテリーを標準装備とするなど、グランドツアラーとして極めて高い完成度を誇っている。

日本仕様にもいずれ同様の新色が導入される可能性は高そうだが、3色すべてがラインナップに揃うかは微妙なところ。続報を待ちたい。

ホンダ「NT1100」シリーズのカラーバリエーション

画像: Matte Ballistic Black Metallic [NT1100]

Matte Ballistic Black Metallic [NT1100]

画像: Matte Beta Silver Metallic [NT1100]

Matte Beta Silver Metallic [NT1100]

画像: Pearl Hawkseye Blue [NT1100]

Pearl Hawkseye Blue [NT1100]

アクセサリー装着車

ホンダ「NT1100 DCT Electronic Suspension」欧州仕様の主要スペック/燃費

全長×全幅×全高2240×860×1340mm
ホイールベース1535mm
最低地上高175mm
シート高820mm
車両重量249kg(+12kgパニア)
エンジン形式水冷4ストロークSOHC4バルブ並列2気筒
総排気量1084cc
ボア×ストローク92×81.5mm
圧縮比10.5
最高出力75kW(102PS)/7500rpm
最大トルク112N・m(11.42kgf・m)/5500rpm
燃料タンク容量20.4L
変速機形式6段DCT
ブレーキ形式(前・後)油圧式ダブルディスク・油圧式ディスク
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17 M/C (58W)・180/55ZR17 M/C (73W)
乗車定員2名
燃料消費率(WMTCモード値)20.0km/L<1名乗車時>
価格未発表

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