2003年、スズキDR-Z400Sをベースに誕生したヨシムラ「M450R」。エンジンと足まわりを徹底的に磨き上げ、17インチホイールやカーボン外装を装備。ワインディングで純粋に走りを楽しむために生み出された、わずか13台の希少なスーパーモタード・コンプリートマシンだ。
写真:平野輝幸
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ヨシムラ「M450R」解説

YOSHIMURA
M450R
2003年
パワーとハンドリング自在なコントロール性能を追求したチャレンジングモデル
2000年以降のヨシムラは、独自にチューンナップした公道走行可能なスーパースポーツを、1年に1台ずつ販売してきた。だが2003年、彼らが用意したのは、これまでの3機種とは大きく異なるモデルだった。
舗装された道が走りの場であるのは共通だが、ベースとしたのは398.2cc(Φ90×62.6mm)のDOHC4バルブ単気筒を搭載するオフロードモデル、DR-Z400Sで、すっかり変身したその姿はスーパーモタードにほかならない。
M450Rと命名されたこのマシンに見覚えがあるだろう。2002年4月に東京ビッグサイトで開かれた東京モーターサイクルショーのヨシムラブースで公開された際はあくまでデモ車としての出展だったが、問い合わせが多く寄せられたため受注生産でそれに応えることにしたという。都合13台が生産されたようだ。
このM450Rにはその改造の度合いによって3仕様があり、前後ホイールを小径化、外装を替えたものがスペック1、さらにエンジンに手を加えたのがスペック2、前後サスやブレーキなども換装した最上級仕様がスペックRを名乗る。
ヨシムラM450RとスタンダードのDR-Z400Sのパワー&トルクカーブ比較

ヨシムラ「M450R」の「SPEC-1」「SPEC-2」「SPEC-R」装備比較

上表は各スペックによる仕様の違いを示したものだが、※印を付した項目は試作品ないし仮のパーツが装着されていることを示している。

