2024年に登場した990 DUKEは、クラストップレベルのエンジンパワーとスポーティなハンドリングなどが高い評価を得たが、そのスポーツネイキッドの装備をアップグレードし、走りを磨き上げたのが990 DUKE R。ブレンボ製ブレーキシステムを導入し、リアサスペンションをリンク化。8.8インチTFT タッチスクリーンなど、最新メカニズムが満載だ。

文:横田和彦 写真:赤松孝、南 孝幸
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KTM「990 DUKE R」インプレ(横田和彦)

画像: KTM 990 DUKE R 総排気量:947cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 シート高:840mm 車両重量:190kg 価格:207万円 発売:2026年4月

KTM
990 DUKE R

総排気量:947cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
シート高:840mm
車両重量:190kg

価格:207万円
発売:2026年4月

市街地から高速道路まで抜群の扱いやすさを誇る

KTMが生み出すバイクは、スピード感あるシャープなデザインの影響もあって“一筋縄ではいかない高性能モデル”と思われがち。990 DUKE Rもその例に違わないのだが、乗ってみると想像とは違って、街乗りも自在にこなす柔軟性を持つことに気付く。

画像1: KTM「990 DUKE R」インプレ(横田和彦)

スムーズな操作感のクラッチをつなぐと、低回転域から生み出される豊かなトルクによって、車体がスルスルッと動きはじめる。低~中回転域ではわずかなアクセル操作にも的確に反応し、パワーの立ち上がり方も自然なもの。そのため思うままのスピードコントロールが可能だ。クイックシフターの動きもなめらかなので、交通量が多い幹線道路でもストレスなく走ることができる。

画像2: KTM「990 DUKE R」インプレ(横田和彦)

とても扱いやすいことに驚くが、峠道に入りアクセルを大きく開けると雰囲気は一転。コーナーに向かって猛然と加速していく。だがコントロールしやすいブレーキ特性で確実に減速。ライダーの着座位置が前寄りなので、フロントタイヤを路面に押し付けるようなハードブレーキングもできる。

そして、コーナーでの寝かし込みや切り返しが軽快なのはKTMらしいところだ。大型バイクとは思えないキビキビとした走りを体感させてくれる。

個人的に嬉しく思ったのはクルーズコントロールの装備だ。高速道路を長時間走るときの負担が大きく減るので、ツーリングユースにも使いやすくなる。

画像3: KTM「990 DUKE R」インプレ(横田和彦)

990 DUKE Rは、KTMらしい刺激的な外観と高いスポーツ性能を持ちながら、市街地やツーリングでも自然に扱える懐の深さを兼ね備えたバイクだ。

KTM「990 DUKE R」ライディングポジション・足つき性

シート高:840mm
ライダーの身長・体重:162cm・72kg

先代の890 DUKEに比べるとボリュームアップした印象。タンクの前後長が短いためバーハンドルが近く感じられる。シート高はやや高めだが、車重が軽いので支えるのは容易だ。

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