16歳になったら原付免許を取得するのが普通だった時代。50ccは一気に高性能化し、フルサイズのスーパースリムが街を駆けた…そんな昭和の浪漫を振り返る。

ヤマハ「RZ50」(1981年)解説

画像: YAMAHA RZ50 1981年 当時価格:17万6000円

YAMAHA
RZ50
1981年
当時価格:17万6000円

RZ50史上初の“スーパーゼロハン”誕生

Z250/350譲りの2ストスポーツ思想をゼロハンに落とし込んだフルサイズ原付スポーツ。国産50cc市販車初の水冷2スト単気筒にYEISと6速クロスミッションを組み合わせ、規制上限いっぱいの7.2PSを9000rpmで発揮し75kgの軽量ボディを痛快に走らせた。

ダブルクレードルフレーム+モノクロスサス、前後18インチキャスト&フロントディスクなど、中・大型並みの本格装備を与えられたことで、「スーパーゼロハン」という新ジャンルを切り開いた。

外装などをマイナーチェンジをした後継モデルが1998年の「バイク・オブ・ザ・イヤー」50ccクラスの1位となった。

主なスペック
●エンジン形式:水冷2ストローク・ピストンリードバルブ単気筒●排気量:49cc
●最高出力:7.2PS/9000rpm●最大トルク:0.62kgf・m/8000rpm●車両重量:75kg
●燃料タンク容量:10L●変速機形式:6速リターン●タイヤサイズ前・後:2.50-18・2.50-18

スズキ「RG50E」(1980年)/「RG50Γ」(1982年)解説

スズキ「RG50E」

画像: SUZUKI RG50E 1980年 当時価格:13万9000円

SUZUKI
RG50E
1980年
当時価格:13万9000円

GPレーサー譲りの本格ゼロハンスポーツ

パワーリードバルブ採用の空冷2スト単気筒で7.2PSを発生するゼロハンスポーツ。RG譲りの精悍なスタイルに18インチ星型キャストと油圧ディスクを備えた本格派50ccロードスポーツ。1980年の「バイク・オブ・ザ・イヤー」50ccクラスを制したモデル。


スズキ「RG50Γ」

画像: SUZUKI RG50Γ 1982年 当時価格:18万9000円

SUZUKI
RG50Γ
1982年
当時価格:18万9000円

ゼロハン戦争を駆け抜けた水冷スプリンター

角形パイプフレームと小径17インチ前輪を組み合わせたミニレーサーレプリカのコンセプトで、当時のゼロハンクラスで高い人気を得た。

水冷単気筒エンジンは7.2PSを発生し、6速ミッションとフルフローター式リアサスにより高回転志向のエンジン特性と優れたコーナリング性能を両立した。 実用性よりもスポーツ性とスタイリングを重視していた。

1984年~1985年の「バイク・オブ・ザ・イヤー」50ccクラスを連覇したモデル。

主なスペック
●エンジン形式:水冷2ストローク・ピストンリードバルブ単気筒●排気量:49cc
●最高出力:7.2PS/8000rpm●最大トルク:0.66kgf・m/7500rpm●車両重量:69kg(乾燥)
●燃料タンク容量:11L●変速機形式:6速リターン●タイヤサイズ前・後:2.75-17・2.75-18

カワサキ「AR50」(1981年)解説

画像: KAWASAKI AR50 1981年 当時価格:15万3000円

KAWASAKI
AR50
1981年
当時価格:15万3000円

ライムグリーンの純血ゼロハン

KRレーサー直系のイメージをまとう“純血ゼロハン”は、 空冷2スト・ピストンリードバルブ単気筒で7.2PSを発揮し、当時の水冷勢と互角以上のパンチを誇った。

リアには市販車初のユニトラックサス、前後18インチのキャストホイール、フロントディスクブレーキを装備し、車体下通しのチャンバーを配したストイックなレイアウトが特徴。スポーティな前傾ポジションが「KR感覚」を謳うカワサキらしい硬派な原付ロードスポーツ。

1981年の「バイク・オブ・ザ・イヤー」50ccクラスを連覇したモデル。

主なスペック
●エンジン形式:水冷2ストローク・ピストンリードバルブ単気筒●排気量:49cc
●最高出力:7.2PS/9000rpm●最大トルク:0.62kgf・m/7500rpm●車両重量:72kg(乾燥)
●燃料タンク容量:9.6L●変速機形式:6速リターン●タイヤサイズ前・後:2.50-18・2.50-18

カッ飛びゼロハン(1979-1984年代初頭)写真

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