撮影・文:ミスターバイクBG編集部
※この記事はミスターバイクBG2026年6月号に掲載されたものを一部編集し転載しています。
当時の最先端技術が息づく
レースシーンで多くのプロライダーに愛用されたBELL
レースの世界でも半キャップタイプヘルメットが主流だった1950年代、多くの重大事故が発生していた。より安全なヘルメットの必要性を感じた、BELL社・創始者のロイ・リクターはベルオートパーツ社でヘルメット部門を立ち上げヘルメット開発をスタート。初めて発砲ライナーを採用した、耳を覆い隠すいわゆるジェットタイプ形状の500を完成させる。その後500TXモデルへ進化し、世界一厳しいとされるアメリカの「スネル規格」を初めてクリアするレーシングヘルメットとなった。

さらに1967年には、5年もの開発期間を要し、世界初のフルフェイスヘルメット『STAR』を完成させる。フルフェイスヘルメットの斬新なデザインは当時「宇宙仕様だ」「未来のものだ」と騒がれたものの、その高い安全性からプロライダーの多くが愛用するまでに至り、レースシーンでのフルフェイスヘルメット着用を定着させた画期的モデルであった。

その後、視界の狭さを改良した『STAR120』、さらに1976年ごろに『STARⅡ』をリリース。時は空冷4気筒エンジンで争われたレース全盛期、もちろんAMAスーパーバイクレースに参戦する多くのプロライダーにも愛用された。
そして現在、装飾はもちろん快適性を向上させるダクトなどはなく、今となってはシンプル極まりない構成だが、当時画期的だった『STARⅡ』を、現代のマテリアルで細部にわたり再現し、さらに現代の安全基準を満たす日本仕様のレプリカヘルメットとして完成させた。時代を超え、古きジェラルミンの塊ともいえる空冷マシンと共に、あの頃の風を感じてみてはいかがだろうか?
BELL STARⅡ
オリジナルの形状をベースに、アイポート形状をSG 規格に合わせリメイク。シェル下部には19mm 幅、アイポート部には10mm 幅のゴムモールを採用するのもこだわりのひとつ。また、シェルを金型から抜き取る際に発生する、金型合わせ面の線も除去しないのもオリジナルを踏襲するものだ。シールドの開閉時の固定は、ピボット部に樹脂ワッシャーを採用することで任意で固定できる様になっている。
内装は、オリジナル同様の生地、縫製パターンも再現。また、口元のライナーには本革を採用し、質感を高めている。また、オリジナル同様の25mm 幅のあご紐のベルトサポートにも、BELL ロゴやSTAR Ⅱ USA の刻印が入ったコシのある牛革が採用される。

SIZE:M/57-58cm、L/59-60cm、XL/61-62cm
COLOR: ソリッドホワイト、ソリッドブラック
価格(税込):41,800 円
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BULLITT CRF
開放感あふれる広いアイポート
クラシカルなデザインと、フルフェイスヘルメットでは異例の広さを持つアイポートが特徴的な「BULLITT CRF」。その視界の開放感は、ジェット型ヘルメットに匹敵するという。
ベースとなるのはアメリカ本国のモデルだが、「アジアンフォーム」と名付けられた日本人(アジア人)の頭にフィットする形状へ再設計されている。取り外し可能な内装には、肌触りの良いスエードを採用。また、インカムスピーカー用のスピーカーポケットも確保している。

SIZE: S/55-56cm M/57-58cm、L/59-60cm、XL/61-62cm
COLOR:レーンモカ、ソリッドビンテージホワイト、ソリッドマスタード、ソリッドタンジェリン、ソリッドグロスブラック、、ソリッドグロスビンテージブルー、ソリッドマットブラック
価格(税込):70,400 円〜72,600 円
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500-TXJ
1968年誕生の500ーTXをリメイク
BELL ヘルメット社の躍進のきっかけとなったジェット型ヘルメット「500」、その進化版の「500-X」をモチーフに、現在の技術を駆使してリメイクしたのが「500-TXJ」だ。オリジナルのフォルムを再現するために、SG 規格に合格するギリギリのサイズで設計し、EPSライナーを2層構造とし安全性を確保。発泡ライナーのゴマ塩パターンも再現されている。

SIZE:S/57-58cm M/59-60cm、L/61-62cm、XL/63-64cm
COLOR: デイトナ(ホワイト×レッド)、トリコロール、フラットブラック、フラットグレイ、アイボリー、シルバー、ソリッドブラック、ソリッドホワイト
価格(税込):28,600 円〜30,800 円
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