乗り物としての楽しみを満喫するためのコンプリート

前後17インチがもはや自然と思えるほどに溶け込んだ印象を見せるZ1000Mk.II。ACサンクチュアリーのコンプリートカスタム、RCM(Radical Construction Manufacture)として作られ、シリアルナンバー(通算製作番号)649が与えられる。

およそ1年前の第52回東京モーターサイクルショー、EKチェーンブースの一段高いところに置かれていたのを見た人、その横にあった車両説明ボードを見て「おっ?」と思った人も多かったのではないか。

画像1: 乗り物としての楽しみを満喫するためのコンプリート

そう、「オーストラリア在住のJohn Lewis氏からオーダーをいただき、海外に輸出」と書かれていた。同店には中東や台湾などアジアにアメリカ、ヨーロッパとまさに世界中からRCM製作についての問い合わせがあるということはこの車両紹介の中でも何度か紹介した。そんな1台だ。作製時の実際のやりとりや製作に特徴的なことはあるのかを同店・中村さんに聞いてみた。

すると「Johnさんはタスマニア州の方で、バイクはとても好き、ロングツーリングも好き。それで事前にRCMの情報は収集されていてメールで問い合わせややりとりがあって、製作に至りました。途中、仕事で来日された時には来店もされて作業を見たりしています。車体やエンジンの仕様の8割はJohnさんの指示通りで、私たちは部分的にアドバイスをした程度です。例えば“(純正5速から)6速にしたい”というのには“17インチワイドタイヤならフラットスプロケットが使えるNew6速クロスがあります”というような具合。結果として今RCMでオーダーが増えているフルメニューで完成しました」

画像2: 乗り物としての楽しみを満喫するためのコンプリート

完成してショーに展示された後に船便でJohnさんの元へ送られると早速ロングツーリングに出かけ、現地でのショーにも展示されたというこのMk.Ⅱ。さらにその後、インドツーリングに出かけたという連絡も入ってくる。世界中のバイク仲間に会うのも目的でこれに乗ったんだということで、それを実現中なのだ。RCMはそんな“乗り物としての楽しみ”も満足させているという好例となっているのだ。

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画像1: Detailed Description 詳細説明

スカルプチャーΦ43SPステムKIT TYPE-1にデイトナRCMコンセプトハンドルバー&グリップエンドをセット。左右マスターはブレンボCNCラジアルでメーターは純正フルリビルド品だ。

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ステップとクラッチレリーズプレートKITはナイトロレーシングのブラックを使う。

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シートはデイトナRCMコンセプトシートで、補強済みフェンダーレスKITも使われる。

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DiNxΦ75mm鍛造ピストンにWPC処理を施して組んだ1166cc仕様エンジンはDiNx5.5mmステムバルブやヘッドまわり加工を行いヨシムラST-L2カムやサンクチュアリー・メカニックブランド(SMB)・トロコイドオイルポンプをセット。ミッションはSMB New6速クロス+EVOシステム、ハーネスも引き直しされる。

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キャブレターはTMR-MJNΦ38mmのデュアルスタックファンネル仕様でトップカバーやドレンボルト、1段目ファンネルをレッドとしてアクセントを入れた。

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フロントフォークはオーリンズRWUでΦ43mm×800mm長、フロントブレーキはブレンボ484 cafe racerキャリパーにサンスター・ワークスエキスパンドディスクΦ320だ。

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リヤブレーキはブレンボCNC 2Pリアキャリパーにサンスター・ワークスエキスパンドディスクΦ250。ホイールはアルミ鍛造のO・Z GASS RS-Aで3.50-17/6.00-17サイズを履く。

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リヤサスはオーリンズ・ブラックラインにスカルプチャー・ワイドスイングアームをブロックピーススタビ仕様で組む。ドライブチェーンはEK530RCMだ。

取材協力:ACサンクチュアリー(sanctuary 本店)

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

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