ハーレーダビッドソンは5月上旬、新たな成長戦略として『Back to the Bricks』を発表した。全28ページの資料には同戦略の5つの柱が記されているが、見逃せないのは“空冷スポーツスター”シリーズの復活と、新たな軽量エントリーモデル“SPRINT(スプリント)”の登場予告だ。
まとめ:吉岡直矢
▶▶▶【画像4枚】ハーレーダビッドソン「空冷スポーツスター」「スプリント」「フォーティエイト ファイナルエディション(2022 model)」

Back to the Bricks 戦略5つの柱

ハーレーダビッドソンが本国で発表した新たな成長戦略では、同社の業績伸長と収益性の向上について述べられており、その中には5つの柱としてキーワードが記されている。

●ハーレーダビッドソンの競争優位とレガシーへの再認識
アイコニックなブランド、多様で力強い収益チャネル、そして業界屈指のディーラーネットワークを成長基盤とする

●専売ディーラーネットワークへの再コミット
ディーラーは重要な競争優位。2026 年に収益性を倍増し、さらに2029 年までに再び倍増させる計画とする

●勝ち得る領域でのシェア伸長
新車・中古車、パーツ&アクセサリー、アパレル&ライセンシングといった既存市場における強みを活かして、信頼性・
規模・顧客との深い結びつきを武器に、シェア伸長と販売増加を目指す

●財務体質の強化
すでに進行中のコスト削減および組織再編により、フリーキャッシュフローおよびEBITDA マージンの向上を図る

●経営チームの強化
新しい視点と組織経験をバランスよく取り入れたリーダーシップ体制を整備する

画像: Back to the Bricks 戦略5つの柱

復活の空冷スポーツスター“シリーズ”……だと?

画像: 空冷スポーツスター シリーズを予告するシルエット。

空冷スポーツスター シリーズを予告するシルエット。

ハーレーファンにとって見逃せないのは、資料の13ページ目に掲載されたシルエットと『THE RETURN OF Sportster』の文字だ。シルエットのベースになっているのは883系のシンプルなモデルに見え、同時に配信された日本語訳された資料には空冷スポーツスター“シリーズ”とある。

つまり、単に1機種だけ復活させるといったハナシではないと解釈できそうなのだ。

最後の空冷スポーツスターだった「フォーティーエイト ファイナルエディション」は、2021年12月にホットロッドカスタムショーで発表され、日本のみで発売される限定1300台は即完売。その後には水冷の新生スポーツスターが登場したものの、空冷モデルを惜しむ声は絶えなかった。

画像: HARLEY-DAVIDSON FORTY-EIGHT™ FINAL EDITION (2022年モデル)

HARLEY-DAVIDSON FORTY-EIGHT™ FINAL EDITION (2022年モデル)

それがついに復活すると、ハーレーダビッドソンが公式に予告したのだから、ワクワクせずにはいられない。

ライダーのカスタマイズ需要に応えるべく、“ULTIMATE BLANK CANVAS FOR SELF EXPRESSION”のコンセプトを掲げ、パーツ&アクセサリーの充実も約束。エンジンは空冷のミドルウェイトというから(少なくとも第1弾は)883ccになることが予想される。

そして価格帯については約1万ドルというアフォーダブル(入手しやすい)ものに設定するという。日本では昨今の円安などから単純計算でも160万円あたりになりそうだが、そこはハーレーダビッドソンジャパンの英断に期待したい。

エントリーモデル“スプリント”は1万ドルを切る!

スポーツスターと並んで登場が予告されたのは、エントリーモデルである「スプリント」だ。こちらは1万ドル未満の価格設定とともに、油冷エンジン搭載と明記。インドなどで展開されている油冷単気筒モデル「X440」をベースとした派生モデルとなる可能性が高そうだ。

顧客ターゲットは、初めてハーレーダビッドソンのブランドに触れる層としている。

2車ともに2027/28年のポートフォリオを構成する重要な基盤モデルと位置付けられており、2027年早々の登場も期待できそう。

震えて待て!!

画像: 油冷エンジンを搭載するスプリント。

油冷エンジンを搭載するスプリント。

ハーレーダビッドソン「空冷スポーツスター」「スプリント」の画像

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