2026年5月15日から17日にスペインのカタロニア・サーキットでMotoGP2026年シーズン第6戦カタルーニャGPが行われた。今年2度目のスペインでの開催となった今大会は波乱のレースとなった。
レポート:河村大志

アレックス・マルケスがアコスタとの接近戦を制しスプリント優勝

土曜日の予選ではペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Factory Racing)が今季初となるポールポジションを獲得。2番手にフランコ・モルビデリ(Pertamina Enduro VR46 Racing Team)、3番手にはアレックス・マルケス(BK8 Gresini Racing MotoGP)が続いた。

気温18度、路面温度41度のドライコンディションのなか、12周のレースがスタートすると、アコスタがホールショットを奪い、ヨハン・ザルコ(Castrol Honda LCR)が2番手にジャンプアップを果たした。

その後方ではファビオ・ディ・ジャナントニオ(Pertamina Enduro VR46 Racing Team)とブラッド・ビンダー(Red Bull KTM Factory Racing)が接触し、ビンダーが転倒。さらにビンダーの転倒にジョアン・ミル(Honda HRC Castrol)も巻き込まれるクラッシュが発生した。

この接触は審議入りとなったが、ディ・ジャナントニオにはペナルティが科されることはなく、お咎めなしとなった。

ザルコに先行を許したアレックス・マルケスはすぐさま2番手のポジションを奪い返すと、アコスタの背後にピッタリとつける。

3周目、ランキング2位のホルヘ・マルティン(Aprilia Racing)がターン10でクラッシュ。タイトル争いにおいて痛い転倒となった。

4周目になるとアレックス・マルケスがアコスタをオーバーテイク。しかし、アコスタも離されることなく喰らいついていった。

そのアコスタをラウル・フェルナンデス(Trackhouse MotoGP Team)が抜き2番手に浮上。トップ争いはアレックス・マルケス、フェルナンデス、アコスタ、そしてディ・ジャナントニオの4台に絞られることになる。

アレックス・マルケスは1秒弱までギャップを築くことに成功するも、レース終盤になると、再び2番手に浮上したアコスタが急接近。ファイナルラップでは0.1秒差の息詰まる接近戦となった。

画像: わずかなミスも許されない接近戦となったスプリントのファイナルラップ。 www.flickr.com

わずかなミスも許されない接近戦となったスプリントのファイナルラップ。

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しかしオーバーテイクするまでには至らず順位はそのままでチェッカー。アレックス・マルケスが0.041秒差というスプリント史上最小のタイム差で優勝を飾った。

アコスタは開幕戦のスプリント以来の優勝まであと一歩届かず2位、3位にはディ・ジャナントニオが入っている。

前戦3位表彰台を獲得した小椋藍(Trackhouse MotoGP Team)はQ1突破を果たせず、18番グリッドからのスタートとなった。しかし、スタートでポジションを上げると、最終的に8位でフィニッシュしポイントを獲得。見事な追い上げで入賞を果たしている。

2026 MotoGP 第6戦カタルーニャGP スプリント結果

画像: マルク・マルケス不在の中、アレックス・マルケスが優勝を飾った。 www.flickr.com

マルク・マルケス不在の中、アレックス・マルケスが優勝を飾った。

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波乱のレースをディ・ジャナントニオが制す!小椋はほろ苦い9位

決勝日も晴天のなか、24周の決勝レースがスタート。しかし、日曜日は大荒れの展開となってしまった。ポールシッターのアコスタがホールショットを奪い、4番グリッドスタートのフェルナンデスが2番手に浮上。アレックス・マルケス、ザルコが続いた。

先頭のアコスタは抜け出すことができず、フェルナンデスが接近。5周目にはフェルアンデスがアコスタをパスしトップに浮上した。しかし、アコスタも離されることなく追走すると、9周目にはトップの座を奪い返した。

先頭の2台に接近してきたのがアレックス・マルケス。10周目にフェルナンデスを捕らえると、先頭のアコスタの背後に迫った。

そんななか、ファイアクシデントが発生。ターン9の立ち上がりでマシンにトラブルが発生したアコスタが急減速。そこにアレックス・マルケスが避けきれず追突しクラッシュしてしまう。また、大破したアレックス・マルケスのマシンが散乱し、後ろを走っていたディ・ジャナントニオにはタイヤが接触し転倒。これによりレースは赤旗が掲示された。

アレックス・マルケスには意識があり、すぐに病院に搬送された。追突されたアコスタは他のライダーの助けもありピットへ。ディ・ジャナントニオも再スタートし、こちらもピットに戻っている。

アレックス・マルケスの救護とコース上の清掃が完了し、レースは13周で再開。しかし、リスタート直後のターン1でバニャイア、ルカ・マリーニ(Honda HRC Castrol)、ザルコが絡むアクシデントが発生。レースは再び赤旗が出された。

2度目の赤旗後、レースは12周で再開。今回もアコスタがスタートを決めてトップに立ちレースをリードするなか、マルティンとフェルナンデスがターン5で接触してしまった。マルティンは転倒しフェルナンデスも最後尾に落ちてしまった。

アコスタ、ミル、バニャイアがトップ3を形成するも、ディ・ジャナントニオがバニャイアを攻略し、8周目にはミルもオーバーテイクし2番手に浮上した。

先ほどのアクシデントで手を痛めながらも、ディ・ジャナントニオは残り3周でアコスタも抜きトップに浮上。トップに立つと一気にアコスタを突き放してみせた。

最終的に逃げ切りに成功したディ・ジャナントニオが混乱のカタルーニャGPを制覇した。2位にはアコスタを抜いたミルが2位に入るも、レース後にタイヤの内圧違反があり13位に後退。2位にファイナルラップでアコスタをパスしたフェルミン・アルデゲルが入り、3位にはバニャイアが続いた。

小椋はファイナルラップの最終コーナーでアコスタのインにつくもアコスタが転倒。4位でフィニッシュするも、この接触によりペナルティが科され、最終的に9位に終わっている。

2026 MotoGP 第6戦カタルーニャGP 決勝結果

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