ラウンドフォルムが愛らしい、ヤマハの新型スクーター「Fazzio(ファツィオ)」。街中でも目を引く、日本メーカーのモデルらしからぬ個性的で愛らしいフォルムだが、走りは想像以上に本格的。毎日の生活を彩ってくれること間違い無しのファッショナブルスクーターを試乗レポートするぞ!
文:横田和彦 写真:松川 忍
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ヤマハ「Fazzio」インプレ(横田和彦)

画像: YAMAHA Fazzio 2026年モデル 総排気量:124cc エンジン形式:空冷4ストSOHC2バルブ単気筒 シート高:765mm 車両重量:97kg 発売日:2026年4月24日 税込価格:36万8500円

YAMAHA
Fazzio
2026年モデル

総排気量:124cc
エンジン形式:空冷4ストSOHC2バルブ単気筒
シート高:765mm
車両重量:97kg

発売日:2026年4月24日
税込価格:36万8500円

市街地でも郊外でも楽しめる、軽快かつ落ち着いた乗り味

丸みを帯びた柔らかいフォルムが特徴のファツィオ。デザインに目が行きがちだが、実際に乗ってみるととてもバランスが良いスクーターだということが体感できた。

スタイリングは写真と実車とではやや印象が異なる。画像では丸みを帯びた愛らしいスクーターに見えるが、実車は意外とボリューム感があって存在感が強い。

またがってみると縦長のメーターが強いアクセントとなり、やや高めに置かれたヘッドライトと相まって、どこか日本車離れした感がある。グリップは太すぎず、握ったときの収まりが自然で操作感も良好。左右ミラーは必要以上に張り出さず、ハンドル幅も比較的抑えられているのでスポーティな雰囲気すら感じる。

シートは座り心地がよく、車格のわりにシートまわりの張り出しが過剰じゃないので足着きも自然。原付二種スクーターとしては適度なサイズにまとめられている印象である。

画像1: ヤマハ「Fazzio」インプレ(横田和彦)

走り始めると、まずエンジンの静かさが印象に残る。アクセルを大きく開けるとモーターが最大約3秒間駆動力を補助してくれる「パワーアシスト」機能の効果もあって、発進加速は必要十分。低中速域の扱いやすさにも優れる。

トルク感は薄くなく、ストップ&ゴーの多い場面でも神経質なところがない。アイドリングストップ機能を搭載しているが、停止状態からの発進加速はダイレクト感こそやや薄いものの及第点。

前後サスペンションのバランスが良好で、ブレーキング時の姿勢変化が自然なのも好ましい。路面の継ぎ目や細かな段差も品よく吸収するため、街乗りでの快適性は高い。

クルージングでは、その落ち着いた車体性格がより明確になる。ハンドリングは過敏すぎず、かといって鈍重でもない。安定感と軽快さのバランスが絶妙なので、一定速度で流しているときの安心感が高い。走っていると「もうちょっと遠くまで出かけてみようかな」という気分になる。

画像2: ヤマハ「Fazzio」インプレ(横田和彦)

コーナーリングでもフットワークの良さを体感。縦長のスタイルながら重心の高さを感じることはなく、軽さを活かして素直に向きを変えていく。スポーツ性を前面に掲げたモデルではないが、旋回時の接地感などは明確で、試乗中に不安を感じるシーンは皆無。いや、むしろ思った以上に走らせることが楽しいと感じた

画像3: ヤマハ「Fazzio」インプレ(横田和彦)

ファツィオは、単なるデザインスクーターの枠には収まらない完成度を備えている。欧州的な意匠を感じさせる個性的なスタイリングと、エンジン、足まわり、ハンドリングのバランスが高次元で融合しているのに加え、毎日の移動手段として使うような実用面での資質も高い。カスタマイズする楽しみもあわせて、生活に彩りを添えてくれる上質なシティコミューターだと感じた。

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