CBオーナーに突撃インタビュー

オーナー:岩永裕至さん(東京都)/愛車:CB750FC
「切手サイズの広告」でビビっときました
当時はFのデザインが、あまりピンときていなかったという岩永さん。しかし、たまたま雑誌『ミスター・バイクBG』を眺めていた際、切手サイズほどの小さな白黒広告に載っていたこの車両を見て、雷に打たれたように一目惚れしてしまったそうです。
「とにかく欲しくて欲しくてたまらなくなってしまって……」と、仕事終わりに原付にまたがり、なんと築地で履いていた長靴姿のまま、国道4号線を走って草加のバイクショップへ。その日から約3カ月間、毎日お店に通い詰めてこのFを眺め続けたと言います。



念願のオーナーとなってから27年。車両はほぼ購入当時の姿を保っており、お気に入りのボディカラーも当時のまま。カスタム箇所はキャブレターとリアサスペンション、そしてスズキ・カタナ用のスイングアームを流用している程度で、基本的にはオリジナルをキープしています。
「他のバイクのことは全然知らないんです。これにしか興味がないから」と言い切る岩永さん。盆栽(観賞用)にする気は毛頭なく、現在でも箱根の椿ラインなどに足を運び、ガンガン走らせて愛車とのバイクライフを満喫しているとのことです。

オーナー:白坂渋徳さん(千葉県松戸市)/愛車:CB650LC
スタイリングと4本マフラーに一目惚れ
お気に入りポイントを伺うと、「とにかくスタイリングとメッキのライン、そして4本マフラーですね」と笑顔で答えてくれた白坂さん。実は「このバイクに乗りたくて免許を取った」というほど、昔からそのルックスに一目惚れしていたそう。
ちなみに白坂さんがこのモデルに乗るのはこれが2台目。「1代目は経年劣化でダメになってしまったんです。それで“上がりのバイク”としてもう一度探していた時に、奇跡的にこの車両が出てきて、何も考えずに即決で買っちゃいました(笑)」


実走行距離はわずか4500kmで、おそらく前のオーナーが大切にガレージなどで保管していたと思われる極上車。
新車と見紛うほどのピカピカなコンディションで、オリジナルのカラーリングをキープするため、松戸にあるプロテクションフィルム専門店にて、車体全体にフィルムを施工しているのだとか。愛車をいつまでも美しく保ちたいという、並々ならぬ情熱を感じます。

オーナー:西澤翼さん(東京都)/愛車:CB750F
とんでもない金額で落札したこだわりの外装
西澤さんは19歳の頃からFに魅了され、現在の愛車は2台目のF。彼の激推しポイントはこの美しい赤色の外装で、1983年のヨーロッパ輸出用モデルにしかないレアものなのだとか。某オークションで発見した瞬間、即入札。「ちょっと人には言えないくらいの金額で競り落としました(笑)」と、凄まじい執念と情熱で手に入れた珠玉の外装です。
装着しているマフラーはエキパイからサイレンサーまで希少な「無限」製。存在感抜群でありながら、それほどうるさくない“上品さ”もお気に入りのポイントだそうです。


そして最大の驚きは、そのエンジン。こちら西澤さん自身が組んだそうで、排気量は823cc。二輪用品店でメカニックとして働いていたこともあり、「エンジンをいじるのが昔から大好き」というプロ顔負けの……というか普通にプロが仕上げたFですね(笑)。圧倒的な技術力と深い愛情で仕上げられた素晴らしい1台です。

オーナー:青木律さん(神奈川県)/愛車:CB750F
友人が組んだ自慢のエンジンと、幻の「NGC」ワンオフマフラー
「実は今日一緒に来ている友人にオーバーホールから組んでもらったんです」と嬉しそうに語るその心臓部には、ヨシムラ製のST-1ハイカム。(ちなみにその友人は先に紹介した西澤さん!)
エキゾーストは、生産が終了してしまった「NGC」製となっているのですが、ステップの位置と考慮し現車あわせてワンオフ製作(!)してもらったという、まさに世界にひとつだけのスペシャルパーツです。

そして、このバイクが放つ独特のオーラの秘密はそのカラーリング。トヨタの「レクサス」と「クラウン」の純正色を指定してペイントしたそう。「少し落ち着いているけれど、どこか“やんちゃ”な雰囲気を出したくて」という狙い通り、大人っぽさと凄みが同居する絶妙なカラーリングに仕上がっています。

オーナー:三日月さん(神奈川県)/愛車:CB750FB
グンで来た! 完成したばかりの愛車で参加
鮮やかなレッドのボディに身を包んだこちらの1台。バイクやヘルメットを見れば、ピンとくる方も多いはず。そう、人気のバイク漫画『バリバリ伝説』の主人公・巨摩郡の愛車を徹底的に再現した1台です!
お気に入りポイントを伺うと、「やはりメーター周りですね。あとはハンドルのセッティングもこだわりました」とのこと。「とりあえず乗れるくらいになればいいかな」と思って作業を進めているうちに、当初の予定を大きく超える徹底的なレストア&カスタムへと発展。



漫画を何度も読み込み、細部まで確認しながらご自身で部品を集め、ショップにオーダーして一緒に作り上げたという入魂のコックピットで、本会場が記念すべきイベント初出しだったのだとか!
ちなみに三日月さんは、“バリ伝”の作者であるしげの秀一先生の大ファン。「実はガレージにはAE86もあるんです。この2台をガレージに並べています」という衝撃の事実も飛び出し、見せてもらった写真にはあの「藤原とうふ店」の86が……! 思わず唸ってしまうほどの圧倒的な“しげの愛”を見せてくれました。

加藤コウシンさん(東京都目黒区)/愛車:CB750F
さりげなく、でもしっかり手を入れる
イベントにぴったりなスペンサーカラーのCB750Fでいらっしゃったコウシンさん。愛車の一番の魅力は「元気なエンジン!」と即答。「とにかく気持ちよ~く吹けあがるんですよ」とオーナーにしかわからない魅力を語ってくれました。
全体的にすっきりとまとまっているこちらのCB、コウシンさんいわく、「いかにも“カスタムしてます!”という過激な主張ではなく、さりげなく手を入れているところ」がポイントだそう。夏でもたっぷり乗れるよう、大きいオイルクーラーをつけ、サスはナイトロン製。尻上がりのレーシーな雰囲気となっています。
最近レンタルバイクで最新のバイクに乗る機会もありましたが、「ん~やっぱりCBがイチバン!」と感じたそう。まさにオーナーの鏡ですね!

オーナー:宇都宮常二さん(千葉県)/愛車:CB1300SF
走行距離は14万キロ! 一生モノの相棒
続いてお話を伺ったのは、赤フレームが眩しい2001年式のCB1300SFを所有する常二さん。トルクが非常に太く、余裕を持って走れるところが一番のお気に入りポイントとのこと。
また、最新のバイクとは一線を画す「昔ながらのバイクらしいルックス」も愛してやまない部分で、象徴的なアナログの二眼メーターや、美しい赤いフレームに惚れ込んでおり、「25年経った今でも本当にかっこいいと思います」と笑顔を見せてくれました。
奥様からは「もっと軽いバイクに乗り換えたら?」と勧められることもあるそう。しかし「やっぱり自分はこのでかい車体が気に入っているんです。体力が続く限りはこれに乗り続けたいですね。ここまで馴染んでしまうと情が移ってしまって、手放せません」と、まさにこのCB1300を「上がりのバイク」と決めているご様子でした。

オーナー:タカシさん(東京都)/愛車:CB1100
引き算の美学! メッキを抑えて「赤」を引き立てる
深く艶やかな赤色のカラーリングがひときわ美しいこちらの1台。実は車のマツダ車に採用されている純正色「ソウルレッド」でペイントしたものなんだとか。
「深みがあってシックなメタリック感がすごく好きで、この色で塗ってもらいました」とタカシさん。傍らに置かれたヘルメットも同色で、上質で大人っぽい輝きがCBの造形にこの上なくマッチしています。
足元を彩るゴールドのホイールも、派手すぎるテカテカのゴールドではなく、少しトーンを落とした上品な色合いをチョイス。「赤とゴールドを組み合わせるとヤンチャな雰囲気になりがちですが、そうはしたくなくて。あくまで大人っぽく味を出したかったんです」という言葉通り、全体のバランスを完璧にコントロールした見事な仕上がりです。クラシカルなフォグランプも、フロント周りの良いアクセントになっています!

オーナー:ワイボーンライダーたすくさん(千葉県)/愛車:CB1300SB 30周年記念モデル
ヤフオクで奇跡のゲット! モリワキの30周年記念マフラー
「40歳を過ぎてから免許を取って、今がまさに“青春”なんです!」と目を輝かせるたすくさん。群馬の峠や茨城などを中心に、年間1万kmペースでツーリングを楽しんでいるそうです。
一番の“推しポイント”は、なんと先週装着したばかりだというモリワキ製の「PROJECT BIG ONE 30周年記念マフラー」。「某オークションで奇跡的に未使用品を見つけて、定価18万円のところ、約10万円で落札できました‼」と、一期一会のパーツとの出会いを嬉しそうに語ってくれました。
また、前後に取り付けてあるバンパーについて、「実は今まで3回立ちゴケをしてしまって……これ以上車体を傷つけるくらいなら、まずはカウルを守ろうと思って装着しました」「このバンパーを保険にしつつ、練習会などに参加してライディング技術を磨いていきたいです!」と語ってくれました。愛車と共に成長していく姿がとても眩しい……たすくさん、ファイトです‼
写真:山口銀次郎/まとめ:大冨 涼
