しっかりした熱意で車両に最適な手を入れていく
ファイナルエディションのライムグリーンカラーに白いホイールを履き、このところのZRX1200DAEGへのトレンドとも言えるフレームマウントカウル化も行った車両。元々はオーナー・秋山さんが中古で手に入れたのだという。

「入手時点で前後ともオーリンズショックが付いていました。マフラーもスリップオンが付いて。それで手を入れていくんですけど、ホイールは当時出入りしていたパーツショップで“ゲイルスピードのマグ(TYPE-GP1SM)が販売終了になるから今お勧めですよ”と聞き、タイヤ付きで買ったのです。’20年くらいの話でした。
マフラーもフルエキに変えて別のショップさんでサブコンでセッティングをしてもらったりしているうちに、ZRXのオーナーさん同士のつながりもできていきました。そのひとりが眞岡さん(2025年 12月 26日掲載のZRX1100・NJ2オーナー。NJは後述)で、“セットアップは菅井さん(全国ZRXミーティングの主催者で、ZRX1200R・NJ2オーナー)に相談するといいよ”と教えてもらいました」
その菅井さんに空燃比計を付けてもらい、セットアップはより望む方向に進む。おまけに身近にNJオーナーが複数いる。それで次に進んだのはノジマエンジニアリングによるリヤモノサス化=NJモディファイサービスだ。2年くらい前のこと。
「いいという話は聞いてましたが、実際に作ると、(製作前後で乗るのに)時間が空いた分もあるんですけどめちゃくちゃ良くなった。押しても軽く切り返しも楽ですし、倒し込みも回り込みも軽いんです」

元からの作りもしっかりしていたところにリヤモノサス化の効果を上乗せした感じだろうか。その良さを体感したところで、それまでシルバーカラーだったパーツもブラック化して車体全体を引き締める。以来、菅井さんにメンテナンスを依頼し、撮影時にはリヤインナーフェンダーの加工やクイックシフターの装着を行っているところだった。
長く乗るために乗りやすく、壊れないようにしたいからそんな手を入れているんですとも秋山さん。調子が良くなればもっと乗れる。気に入ったバイク、気に入った仕様だからいろいろ探し、詰めてここにたどり付いた。そんな熱意にも納得させられるのだ。
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Detailed Description 詳細説明

モーターサイクルドクタースダ製フレームマウントカウルステーでカウルをフレームマウント化し、左右マスターはゲイルスピードVRCにケイファクトリーレバーガードを組み合わせた。

ブレーキ/クラッチのラインはステンレスメッシュ化し操作にダイレクト感を作る。ミラーもカーボン化される。

ブラックで揃えられたステップとスプロケットカバー/ライトタッチクラッチキットはOVER RACING製だ。

ライムグリーンカラーはZRX1200DAEGファイナルエディションの純正色で、タンクキャップをTWM製に変更している。

フロント側はグリップと操作性重視、リヤ側は上質感をより重視と前後で表皮を変えたシートはスプリームシートを装着。

エンジンは純正ベースでカバーボルトをゴールド化。ラジエーターコアガードはビートでスライダーはOVER RACING。フレーム右パイプはウイリーのDAEGクロモリフレーム補強キットに置き換えてある。

インジェクションサイドにはPMCのZRX1200DAEG カーボンインジェクションカバー (綾織)をセット。排気系はアサヒナレーシングのフルエキで、燃調はパワーコマンダーVでセッティング済みだ。

フロントフォークは車両入手時に装着されていたオーリンズRWU。フロントブレーキはブレンボM-4ラジアルマウントキャリパーにサンスター・プレミアムレーシングディスクを組み合わせる。

リヤブレーキにはブレンボP2-RS84キャリパー+サンスター・プレミアムレーシングディスクをチョイスした。

リヤサスはノジマNJモディファイによってモノサス化し、NJ指定のウイリースイングアーム/リンク/オーリンズショックの組み合わせに。純正に同じ3.50-17/5.50-17サイズのホイールは5本スポークのマグネシウム鍛造品のゲイルスピードTYPE-GP1SMで、ドライブチェーンにはEK525・SRX2を使う。





