美しく高品質なエキゾーストメーカーとして名を馳せるアールズ・ギアの最新作である、CB1000F用のチタンフルエキがいよいよ発売になった。今回はアップタイプのフルエキを装着したCB1000Fをテストする機会に恵まれたので、その魅力について早速レポートをお届けしよう。
写真:南 孝幸 文:太田安治

アールズ・ギア製CB1000F用フルエキゾースト

「エフ」のキャラクターに合わせ、低中回転域のトルク&パワーを徹底チューン

画像: R’s Gear WYBERN CB1000F用 メガホンチタンフルエキゾーストシングル 税込価格:38万2800円 (UPタイプ)/36万800円 (Sタイプ) 適応車種:CB1000F (2025年型〜)/CB1000F SE (26年型〜) 販売元:アールズギア エンジンに沿わせたエキゾーストパイプから4-1的な(実際は4-2-1方式)集合部、メガホン形状のサイレンサーへと繋がるラインの美しさは特筆もの。

R’s Gear
WYBERN

CB1000F用 メガホンチタンフルエキゾーストシングル

税込価格:38万2800円 (UPタイプ)/36万800円 (Sタイプ)
適応車種:CB1000F (2025年型〜)/CB1000F SE (26年型〜)
販売元:アールズギア

エンジンに沿わせたエキゾーストパイプから4-1的な(実際は4-2-1方式)集合部、メガホン形状のサイレンサーへと繋がるラインの美しさは特筆もの。

2025年11月に登場したCB1000Fに続いて2026年1月にライトカウルやクイックシフター、グリップヒーターなどを標準装備したCB1000F SEの発売が開始され、共にバックオーダーを抱えるほどの人気になっている。これを受けて用品メーカーからカスタマイズパーツが続々と登場しているが、中でもユーザーの関心度が高いのはマフラーだろう。

業界屈指のマフラーメーカーであるアールズギア社長の樋渡氏によると、「Fのエンジンは低中回転域の力強さが特徴です。これに磨きを掛けて上質なパワー特性を作り込むために、予想以上の時間が掛かってしまいました」とのこと。

さらに「Fのデザインは1980年代の雰囲気ですから、エキゾーストパイプからサイレンサーまでが一体化したようなフォルムにまとめました。メガホン形状のサイレンサーは太さ、長さ、テーパー角に拘り、音量の制約と理想的なパワー特性というポリシーに合わせるため、かなりの本数を試作しました」とのことだ。

実車を見て最初に惹かれるのはエキゾーストシステム全体の美しさ。Fの純正マフラーは管長を稼ぐためにエキゾーストパイプがクランクケース前側にせり出しているが、ワイバーンマフラーはクランクケースに沿った流麗な曲線を描いている。システム全体が超軽量で錆びも発生しないチタン素材だから、色味も純正のステンレスとはまったく異なる。一目見てアールズギア製品と判る仕上がりだ。

普通の走りで差が出るパワー特性

画像: 低中速トルクのアップと5.3kgの軽量化により、フットワーク全体が軽やかに。タイトターンの連続する峠道もリズミカルに走り抜けられた。

低中速トルクのアップと5.3kgの軽量化により、フットワーク全体が軽やかに。タイトターンの連続する峠道もリズミカルに走り抜けられた。

市街地から峠道までたっぷり試乗させて貰ったが、乗り味を一言で表現するなら「意のまま」だ。FのエンジンはスーパースポーツのCBR1000RR由来とは思えないほど低中回転域の扱いやすさに優れているが、ワイバーンマフラー装着車はスムーズさが増しているうえ、常用回転域で力強くなっていることが確実に体感できる。

1400回転程度のアイドリング状態から無造作なクラッチ操作を行ってもスッと穏やかに動き出し、市街地で多用する2000回転台から5000回転までのトルクが分厚い。舗装林道のようにアップダウンが激しく、タイトターンが続く峠道でも扱いやすさが際だって文字どおりスイスイと走り抜けられた。

ピークパワーも5PSほど上がっているが、このマフラーの現実的な魅力は実用域で意のままに反応する特性にある。

排気音量はしっかり抑えられているが、音質の違いは明らか。Fは左右2気筒ごとのバルブタイミングを意図的にずらすことで低中回転域でスロットルを開けたときに旧車的なバラついた音を奏でる演出がされている。これは評価が分かれるところで、レトロな感じを好む人も、わざとらしいと感じる人もいる。

ワイバーンマフラーは純正マフラーと管長や素材、サイレンサーの内部構造が大きく異なるため消音される周波数にも違いがあり、結果的にバラついた音が抑えられている。個人的には純正マフラーの演出は過剰だと感じているから、この音質は好みだし、長時間ライディングでの疲労も抑えられるはずだ。

エキゾーストシステムの重量が純正の10kgに対して4.4kgと軽いだけに、ギャップ通過時に出るリアまわりからのドタドタ感も減る。

実用的なパワー特性、工芸品のように美しい造形、チタン素材による軽さと耐腐食性の高さを合わせ持つのがCB1000F用ワイバーンマフラー。サイレンサーの跳ね上げ角度により、アップタイプとS(スタンダード)タイプの2種類が用意されていることもユーザーの要望を大事にするアールズギア製品らしい。


S Type

「S」タイプは純正ステップホルダーをサイレンサーステーとして利用。サイレンサーの角度は純正と大差ないのだが、スペシャリティ感は段違いだ。

画像1: アールズ・ギア製CB1000F用フルエキゾースト

CB1000F Megaphone Titanium FullEx Single

画像: 2000回転から7000回転の幅広い回転域でパワーとトルクをアップ。4000回転前後のトルク増加が顕著で、2500回転あたりにあるトルクの谷も解消されている。

2000回転から7000回転の幅広い回転域でパワーとトルクをアップ。4000回転前後のトルク増加が顕著で、2500回転あたりにあるトルクの谷も解消されている。


UP Type

撮影車両に装着されているのはサイレンサーエンドを引き上げた「UP」タイプ。1980年代のスーパーバイク的な雰囲気だ。

画像2: アールズ・ギア製CB1000F用フルエキゾースト

マフラー以外のカスタマイズパーツも続々と登場

石跳ねや汚れ詰まりによるラジエターファンの損傷/性能低下を抑止する0.8mm厚ステンレスメッシュ製。カラーは写真のシルバーのほか、あえて存在感を抑えたブラックも用意されている。

画像: 税込価格:シルバー:2万3100円/ブラック:2万7500円


税込価格:シルバー:2万3100円/ブラック:2万7500円


CB1000Fのステップ位置は前寄り・低めの設定だが、アールズギアのライディングステップキットはスポーツモデルらしい位置設定。高強度ジュラルミン削り出しによる剛性アップでシフトフィールも向上する。

画像: 価格未定:近日発売予定


価格未定:近日発売予定

アールズ・ギア「CB1000F用 チタンフルエキゾーストシングル」写真

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