2026年3月20日から3月22日にブラジルのアウトドローモ・インテルナシオナル・アイルトン・セナでMotoGP2026年シーズンの第2戦ブラジルGPが行われた。22年の時を経てブラジルに戻ってきたMotoGP。F1世界選手権で3度のワールドチャンピオンに輝いた英雄、アイルトン・セナの名前を冠したサーキットで、22名のライダーが鎬を削った。

バトルを制したマルク・マルケスが今季初のスプリント優勝

スプリント前に行われた予選では、ファビオ・ディ・ジャナントニオ(Pertamina Enduro VR46 Racing Team)が4年ぶりとなるポールポジションを獲得。開幕戦のウィナーであるマルコ・ベッツェッキ(Aprilia Racing)が2番グリッド、マルク・マルケス(Ducati Lenovo Team)が3番グリッドに続いた。

MotoGPクラスの予選終了後、Moto3クラスとMoto2クラスの予選を挟み、スプリントが行われる予定だったが、ホームストレートに穴が開く緊急事態が発生。修復作業が実施されたことで、スプリントは予定から大幅に遅れ、現地時間16時20分からのスタートとなった。

画像: 大歓声のなか、ディ・ジャナントニオがホールショットを奪う。

大歓声のなか、ディ・ジャナントニオがホールショットを奪う。

気温30度、路面温度44度のドライコンディションのなか、15周のスプリントレースがスタートすると、ポールシッターのディ・ジャナントニオが早くも逃げにかかる。

2番手争いはスタートを決めたファビオ・クアルタラロ(Monster Energy Yamaha MotoGP Team)がベッツェッキとマルク・マルケスに先行するが、苦戦を強いられるストレート区間で抜き返される。クアルタラロは自身のミスもあり、さらにポジションを落としてしまった。

先行逃げ切りを狙うジャナントニオの後ろでは、マルク・マルケス、ベッツェッキ、ホルヘ・マルティン(Aprilia Racing)のオーダーに。ベッツェッキのペースが上がらず、少しミスしたタイミングでマルティンが3番手に浮上した。

序盤から逃げるディ・ジャナントニオに対し、レースの折り返しあたりからマルク・マルケスが徐々にペースを上げ、トップに迫る。

ディ・ジャナントニオも抵抗し、一時こう着状態となるも、残り3周でマルク・マルケスがディ・ジャナントニオの背後に迫る。そしてターン12の立ち上がりで並びかけると、続くターン13でオーバーテイクしトップに躍り出た。

画像: ドゥカティ同士の優勝争いとなったブラジルGPのスプリントレース。

ドゥカティ同士の優勝争いとなったブラジルGPのスプリントレース。

マルク・マルケスがスパートをかけ、引き離すかに思われた残り2周。そんななか、ディ・ジャナントニオも喰らい付き、両者は僅差のままファイナルラップに突入した。

しかし、ディ・ジャナントニオを抑え切ったマルク・マルケスがトップチェッカーを受け、今季初のスプリント優勝を果たした。

ディ・ジャナントニオは惜しくも2位、3位にはチームメイトをパスしたマルティンが入り、アプリリア加入後初の表彰台を獲得している。

予選で6番グリッドを獲得した小椋藍(Trackhouse MotoGP Team)は、スタートで順位を守ると、クアルタラロとのバトルを制し5位でフィニッシュ。開幕戦に続き、トップ5以内でのチェッカーとなった。

2026 MotoGP 第2戦ブラジルGP スプリント結果

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ベッツェッキが年を跨いでの4連勝!マルティンが続きアプリリアがワンツーフィニッシュ

決勝日の天候は晴れ。気温31度、路面温度51度のコンディションのなか、31周で行われる予定だったMotoGPクラス。

しかし、トラックの劣化を考慮し、安全性を確保するため、決勝レース直前に23周へ短縮された。

スタートでは2番グリッドのベッツェッキが飛び出しトップでターン1に進入。ディ・ジャナントニオ、マルク・マルケス、そしてマルティンと続く。

2周目、ディ・ジャナントニオがターン1で止まりきれず、マルク・マルケスが2番手に浮上。しかし、トップのベッツェッキのレースペースが良く、序盤ですでに1秒差をつけていた。

ファステストラップを記録し快走を見せるベッツェッキに対し、マルク・マルケスはついていくことができない。逆にディ・ジャナントニオとマルティンの接近を許してしまう。

そして6周目、ターン4でディ・ジャナントニオとマルティンがマルク・マルケスを抜き去る。マルティンはマルク・マルケスを抜いた際にコーナリングではらんだディ・ジャナントニオもパスし2番手に浮上した。

その後こう着状態になり、終盤になると、マルク・マルケスがディ・ジャナントニオをオーバーテイクし3番手に浮上。しかし、スプリントと同じシチュエーションで負けるわけにはいかないディ・ジャナントニオは、残り3周でマルク・マルケスを抜き返して見せた。

画像: スプリントに続き、再び相まみえたディ・ジャナントニオとマルク・マルケス。

スプリントに続き、再び相まみえたディ・ジャナントニオとマルク・マルケス。

トップのベッツェッキはトップを快走しトップチェッカー。開幕戦に続いて優勝を果たし、年を跨いでの4連勝を達成した。アプリリアにとっても最高峰クラスにおいて初の4連勝となった。

チームメイトのマルティンも2位に入り、アプリリアワークスがワンツーフィニッシュを達成。マルティンはアプリリア移籍後初の表彰台獲得となった。

3位にはマルク・マルケスを退けたディ・ジャナントニオ。前日惜しくも敗れた相手にリベンジを果たし、ドゥカティ勢最上位を獲得している。

小椋はスタートでポジションを落とすも、ライバルたちとのバトルを制し、5位でフィニッシュ。自己最高位タイの成績で初開催のブラジルGPを終えた。

次戦は3月27日から29日に行われるアメリカズGP。第3戦の舞台はマルク・マルケスが圧倒的な成績を残しているサーキット・オブ・ジ・アメリカズだ。同地で無類の強さを誇るマルク・マルケスと、今季2戦2勝と好調のベッツェッキのバトルに注目したい。

2026 MotoGP 第2戦ブラジルGP 決勝結果

画像: アプリリアの2台が揃って表彰台を獲得したブラジルGP。

アプリリアの2台が揃って表彰台を獲得したブラジルGP。

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