写真:松川 忍、ホンダモーターサイクルジャパン まとめ:松本正雅
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ホンダ「CBR400R FOUR E-Clutch Concept」の概要

HONDA
CBR400R FOUR E-Clutch Concept
モーターサイクルショー参考出品車(コンセプトモデル)
衝撃の400cc4気筒スポーツ復活劇はCB400スーパーフォアの登場だけでは終わらなかった。なんと、同時にフルカウルスポーツの「CBR400R FOUR E-Clutch Concept」も登場したのだ。

HONDA
CBR400RR
2000年
2000年に生産終了となった CBR400RR以来、実に26年ぶりとなる、400ccクラスでの4気筒CBRの登場。開発コンセプトは、「New Generation Sport “普段使いから得られる高揚感”」で「走りそのものに集中するシーンで得られるより一層の充実感」を目指して開発された。








4気筒エンジンを搭載していることにも注目が集まっているが、新型CBR400R FOURで特筆すべきはその美しさ。次世代を担うCBRと言うだけあって、これまでのフルカウルスポーツモデルとは一線を画した造形美を誇っており、開発陣の並々ならぬ意欲を感じさせるフォルムとなっている。



実車の造形で最も目を惹くのは、フロントマスクからサイドカウルにかけての流麗なラインと面構成。V字シェイプの独創的なヘッドライトもインパクト充分だが、フロントノーズ周辺や、サイドカウルのプレーンな面構成は、イメージカラーのシルバーをより引き立たせ、まるで金属のかたまりから削り出したかのような美しさと上質さを前面に押し出している。
こうしたスポーツモデルは、その高性能やブランディングをアピールすべく、とかく車名や排気量、ブランドなどのロゴを大きくレイアウトしがちだが、このCBR400R FOURではあえてそうしたロゴを控えめなものとすることで、素材の持つ美しさや質感を際立たせているのだ。
次世代CBRの独創性はテールにも表れている。テールランプを極限までコンパクト化して、リアビューをすっきり見せながら、他車にはない個性も表現。これまでのスポーツバイクとは違うのだ、というホンダのメッセージが伝わってくる。



とは言え、このモデルはまごうことなきCBR。そのネーミングにふさわしい高性能もしっかり確保されている。排気量の正確な数字は未発表だが、新開発の400cc4気筒エンジンは、新たにTBW(スロットル・バイ・ワイヤ)を搭載し、吸気方式もダウンドラフト化。ラムエアシステムも組み合わされ、ライダーはドラマチックな吸気音とスムーズで胸のすくような吹け上がりを堪能できる。
もう一つのハイライトが、新世代トランスミッション「ホンダEクラッチシステム」の搭載。発進から停止までクラッチレバー操作不要で走行を楽しめ、イージーライドも去ることながら、ライダーがより運転操作に集中できるようになったのが大きなメリット。Eクラッチの搭載を前提にした設計で、ユニット自体も非常にコンパクトだ。

カウルの隙間から顔を覗かせるエキゾーストは、開発陣がエキパイの造形にこだわったと言う4-1の集合タイプ。これは同時に登場したCB400スーパーフォアと同様の装備で、かつてのCB400 FOURのように美しく揃えられたレイアウトが特徴。大きくかち上がったテールカウルに合わせたサイレンサーはスーパーフォアとは異なる専用品だ。




フレームは全面新設計。新型CB400スーパーフォアとはシートレールの異なる専用品で、ダウンドラフト吸気の採用でシート前端部分の幅を絞り込め、足つき性も良好だという。
足まわりも充実していて、フロントにはKYB製の倒立フォークとニッシン製のラジアルマウントブレーキキャリパー、リアサスペンションにはリンク式モノショックとアルミスイングアームを採用。最新のスポーツモデルらしい装備内容となっている。


メーターは5インチのカラーTFT。3種類の表示モードを搭載し「Honda RoadSync」にも対応。ライディングモードは5種類が用意され、さまざまなシチュエーションで最適な走りを実現する。
ハンドルはスポーツバイクらしくセパレートだが、ライディングポジションの前傾度はきつくはなさそうだ。引き起こしの軽さにもこだわっているそうなので、ビギナーでも取り回しに苦労することはなさそうなのも嬉しい。

今回はコンセプトモデルとしての展示で詳細については未発表だが、国内市販が近いことは間違いなさそう。爽快な走りに、上質さに、そして何より美しさにこだわり抜いた次世代CBRの続報を楽しみに待とう。
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