2026年3月20日から大阪で開幕したモーターサイクルショーにヤマハが展示を予告していた“隠し球”のひとつがAERO X。アジア諸国ではすでに定評のあるATスポーツモデルだ。前後14インチホイールを採用し、VVAやYECVTなど先進技術も搭載する注目の1台を、まずはじっくり見ていこう。
まとめ:松本正雅
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ヤマハ「AERO X」の概要

画像: YAMAHA AERO X モーターサイクルショー出展車(市販予定車)

YAMAHA
AERO X
モーターサイクルショー出展車(市販予定車)

スポーツマインドあふれるヤマハらしいATスポーツ

「AERO X」はヤマハが東南アジア市場で展開するスポーツスクーターシリーズ。最新モデルでは“ターボ”の名を冠したモデルもラインアップされている。

ただ、ターボと言っても実際の過給機ではなく、独創の電子制御CVTによって生み出される“ターボ的加速”のことを指しており、これが現地で高く評価されている。スーパースポーツ譲りのデザインと先進装備を融合した1台はで、今回はなんと市販予定車としての登場。スクーターの概念を塗り替える新たな存在となりそうだ。

スタイリングはスクーターとは思えないアグレッシブなデザイン。ヤマハのフラッグシップであるYZF-R1にも通じるエッセンスを取り入れ、前後カウルはまるでスーパースポーツのよう。シャープで威圧感のあるフロントマスクが、他車にはない個性を主張している。

画像1: ヤマハ「AERO X」の概要

ボディサイドにもロゴが入っているが、最大の特徴はヤマハ独自の電子制御CVT「YECVT(Yamaha Electric CVT)」の採用。ストリート向けの「Tモード」と瞬発力のある鋭い加速の「Sモード」の2モードが用意され、さらに強力な加速を得たいときやエンジンブレーキを活用したい時に有効な、シフトダウン感覚で使える「SHIFT」スイッチも搭載。まさしく新世代のATと呼ぶべき先進のCVTミッションだ。

この機構により、従来のスクーターにはなかった“操る楽しさ”を提供。単なる移動手段ではなく、「走りを積極的に楽しむスクーター」という、既存モデルになかった独自のキャラクターを形成しているのだ。

画像2: ヤマハ「AERO X」の概要

パワーユニットは、水冷155cc単気筒のBlue Coreエンジンに可変バルブ機構(VVA)を組み合わせたもの。低回転域の扱いやすさと高回転域の伸びを両立し、日常域からスポーツ走行まで幅広く対応する。フィリピン仕様のAERO Xのパワースペックは15.4PSだが、YECVTとの組み合わせにより、スペック以上の加速感を実現している点が大きな魅力だ。

車体はアンダーボーンタイプのフレームで、前後ホイールサイズは14インチ。しっかりしたフロントフォークとリザーバータンク付きのリアショックを備え、ブレーキは前後Φ230mmディスクと、足まわりもスクーターの枠を大きく超えた内容を誇る。

カラーTFTメーターやスマートフォン連携の「Y-CONNECT」、スマートキー標準装備など装備も充実。日本でも存分に楽しめそうな「AERO X」だが、発売は2026年夏以降とはっぴょうされている。現段階では価格等は未公表だが、続報を楽しみに待ちたい。

ヤマハ「AERO X」足つき&ライディングポジション

シート高:790mm
ライダーの身長・体重:176cm・70kg

シート高は790mm。スクーターとしてはやや高めで、外車や海外モデルに多い高さだが、シートの前部分が絞り込まれているので、まっすぐに足を下ろしやすく、足つき性は数値よりも良く感じられる。上半身は直立に近く、リラックスしたポジションを取ることができる。

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