文:横田和彦、オートバイ編集部 写真:南 孝幸
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ホンダ「CL500 クールアドベンチャースタイル」インプレ(横田和彦)

HONDA
CL500 COOL ADVENTURE STYLE
総排気量:471cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
シート高:約775mm(CL500ノーマル:790mm スタッズスクランブラーシート:約 −15mm)
車両重量:192kg
税込価格:車両価格:97万3500円
カスタマイズパーツ合計価格:38万5440円 ※工賃除く
ボルトオン装着で手軽に“自分仕様”を楽しめる!
今回のインプレ車両は「CL500のカスタム車」だと聞いていたにも関わらず、僕はこのバイクの前を素通りしそうになった。あまりにも雰囲気が変わっていたので、すぐにはCL500だとわからなかったのだ。
もともとCL500は、小振りなタンクや大胆なアップマフラーなどが特徴のストリートスクランブラー。市街地はもちろん、郊外の風景にも溶け込み、走るステージを問わない自由さが感じられるモデルだ。しかし目の前にいるカスタムモデル「クールアドベンチャースタイル」は、イメージが大きく変わっている。全体にダークな雰囲気で、まるでアウトドアギアのような「無骨さ」や「ワイルドさ」が感じられるのだ。

そう見えるのは、ボリュームが増したガソリンタンクと、リベットが打ち込まれたスクランブラーシート、フォグランプが装備されたパイプエンジンガードなどの組み合わせによるもの。
さらにダウンタイプのショートメガホンマフラーに換装することで、リヤまわりの軽快感が高まっている。そして幅広で補強のブリッジが入ったスクランブラーハンドルやバーエンドミラー、レザー製のフロントサスペンションカバーといった小物を充実させることで、全体の雰囲気をクールにまとめ上げている。
またがってみると着座位置の低さとハンドル幅の広さによって別のバイクのような感覚。ショートマフラーからの排気音は歯切れよく、リズミカルに車体を押し出していく。軽量化と重心位置の変化によりハンドリングも軽快さが増している。カスタムバイクにありがちな気難しさやアンバランス感は皆無。ノーマルが持つ親しみやすい乗り味をキープしつつ、スクランブラーらしさが加味された感じである。
これだけイメージが変わっているにも関わらず、多くのパーツがボルトオン装着であることに驚かされる。ガソリンタンクは純正タンクにかぶせるカバー式。スクランブラーシートは専用設計されているので交換するだけという手軽さ。カスタムパーツの開発を担当したデイトナとDopeの技術力とセンスの賜物である。
そして、このカスタムの価値はスタイルだけではない。ホンダ正規ディーラーであるドリーム店で、新車購入時から選択できるという点にある。本来、マフラーやミラーの変更、灯火類の追加は保安基準や排出ガス規制といった法規への理解が不可欠だ。適応していないパーツを付けて公道を走ると違法改造車として取り締まりを受けたり、バイクショップで整備を断られることも。しかしクールアドベンチャースタイルに使われているパーツは法規をクリアしたものばかりなので、安心して街を走ることができる。
そしてこれらのカスタムパーツはそれぞれ単体でも販売されている。つまりタンクカバーとシートだけ、あるいはハンドルとエンジンガードだけといった具合に、気に入ったパーツをセレクトすることもできるのだ。
クオリティが高く、合法で、自由度が広いカスタムマシンの提案。それがクールアドベンチャースタイルの真骨頂なのだ。
