まとめ:オートバイ編集部 写真:赤松 孝、松川 忍、南 孝幸、カワサキ
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カワサキ「W230」のルーツは「エストレヤ」(1992)

Kawasaki
ESTRELLA Final Edition
2017年
総排気量:249cc
エンジン形式:空冷4ストOHC2バルブ単気筒
シート高:770mm
車両重量:142kg
伝統あるWブランドを身近に楽しめるモデル
メグロの後を受けて1965年、空冷OHVバーチカルツインを搭載した650-W1が登場した。カワサキとしては初の大型4サイクルバイクで、その後も改良が行われて1974年に登場した650RS-W3 まで生産されその歴史に幕を下ろした。
空前のバイクブームが起きた1970~1980年代にクラシカルなWの姿はなかった。ところが1990年代に入りブームが落ち着くと、多種多様なバイクが登場するようになり、そして1999年、レトロな雰囲気を特徴としたW650が登場した。新生Wの誕生である。
味わいを重視したW650は好調な販売を見せ、普通二輪免許(中免)でも乗ることができるW400も2006年に登場。「Wは大型バイクだからいい」との意見も多かったが、400の方も好調な販売実績を示した。
400はとくに女性ライダーからの支持が多く、需要があることが実証された。実は1992年から発売を開始したレトロなスタイルが特色の250のエストレヤも女性ライダーに人気があり、より身近なバイクへの感心はどの世代にもあったのだ。
W650は2011年にW800となって復活。そして2024年には軽二輪クラスのW230が登場した。日本国内向けとしてはWブランドの末弟にあたり、エストレヤの販売終了後久々に誕生した、誰にでも扱いやすい軽量なクラシックロードスターとして注目を集めている。

「エストレヤ(1992年)」(左)と「W230」(右)
カワサキ「ESTRELLA(エストレヤ)」(1992年)

Kawasaki
ESTRELLA
1992年
1992年に登場し25年間愛されたロングセラーモデル
当時のシーンはレプリカブームが落ち着きをみせ、新たにネイキッドやアメリカンが人気となっていたが、このクラシカルなスタイルとその手軽さでエストレヤは瞬く間に人気車種の一員に。
25年の歴史の中ではダブルシートや専用ハンドルなどを採用したRSやカスタムなどのバリエーションモデルも用意された。2007年にはFI化されるが、2017年に施工された排出ガス規制に対応できず惜しまれながら生産終了となった。

新設計されたエンジンは、直立したシリンダーやバフ掛けされたケースで個性的な形状で、キャブトンタイプのマフラーを採用。歯切れのいいサウンドを奏でた。

鞍型シートなどメグロジュニアシリーズを彷彿とさせる車体。写真のタンデムシートからリアキャリアの換装も可能としていた。
●主なスペック
エンジン形式:空冷4ストOHC2バルブ単気筒
総排気量:249cc
最高出力:20PS/7500rpm
最大トルク:2.1kgf・m/6000rpm
乾燥重量:142kg
シート高:770mm
燃料タンク容量:14L
タイヤサイズ前・後:90/90-18・110/90-17
MEGURO Junior S8(1964年)
メグロ初の250ccクラスのオートバイとして1950年にジュニアS1が登場し、ジュニアシリーズの最終モデルとして1964に登場したのがこのジュニアS8。


