文:太田安治、オートバイ編集部/写真:アールズ・ギア
アールズ・ギア

三重県亀山市のぼの62-9
アールズ・ギア https://www.rsgear.co.jp/
元WGP・全日本レーサーであり、かつてケビン・シュワンツのRGV-Γの開発ライダーも務めた樋渡治さんが1998年に設立。「最高性能・最高品質」を追求するものづくりがユーザーから高い支持を得ている。
アールズ・ギア「CB1000F用フルエキゾーストマフラー」の特徴

r's gear
CB1000F用リアルスペックマフラー
2025年~
適合車両型式:8BL-SC94
重量:4.3kg(ノーマル10kg)
価格・発売日は未定
大注目のオリジナルマフラーは2026年2月頃に市販開始予定!
アールズ・ギアのエキゾーストシステムは、市販車用としてはオーバースペックとさえ思える高級な素材と精密な構造、曲げや溶接の美しさ、車種のキャラクターに合わせたパワー特性の造り込みを頑なに守っていることが特徴。メイド・イン・ジャパンのプレミアブランドとして、日本国内はもとより海外のユーザーにも信頼されている。
注目のCB1000Fはホーネット(CB1000F)と基本的に共通のエンジン/車体で構成されているだけに、マフラーもすでに発売中のホーネット用を少し手直しすれば済むのでは? と考えるが、アールズギア社長の樋渡氏は「それではウチの物作り哲学に沿わない」と、サイレンサーのデザインを含めて専用に企画/開発を行っている。
素材はエキゾーストパイプからサイレンサーまでフルチタン。ステンレス製のノーマルマフラーは重量10kgに対し、4.3kgという超軽量な仕上がりだ。ノーマルのエキゾーストパイプは排気管長を稼ぐためクランクケース前側に張り出しているが、この製品は集合部を後ろ側に位置させて管長を稼ぎ、ケースにピタリと沿ったシルエットを実現した。

▲エキパイからリアにかけてエンジンを這うように流れるマフラー、細身のサイレンサーなど、全体のスタイリングはまるで工芸品のような美しい仕上がり。CB1000Fのクラシカルなデザインにも違和感なく溶け込んでいる。

▲エキパイからリアにかけてエンジンを這うように流れるマフラー、細身のサイレンサーなど、全体のスタイリングはまるで工芸品のような美しい仕上がり。CB1000Fのクラシカルなデザインにも違和感なく溶け込んでいる。
サイレンサーはセンターパイプから逆テーパー状に太さを増しつつ、テール部を跳ね上げたメガホン形状。1970〜80年代に主流だった一体構造のショート管的なルックスが独創的だ。まだ試作段階だが、サイレンサーのステーもアルミパイプ製という凝った作り。チタン部分、アルミ部分の美しい溶接は、同社の熟練スタッフによる匠の技抜きには実現できないものだ。
性能面での狙いはピークパワーを高めるのではなく、アイドリング近辺の1000回転台から6000回転あたりまでのトルク増大とスロットル操作に対する素直なレスポンスの実現。CB1000Fのマシンコンセプトに合わせ、公道での乗りやすさ、力強さを引き上げるようにチューニングされている。
写真の開発車両にはライディングステップとラジエターコアガードが装着されているが、さらにオリジナル形状のハンドルも開発中。まだ詳細は秘密とのことだが、CB1000FはかってのCB750F/900Fをオマージュしたデザインだけに、樋渡氏がどんな素材と形状で作り上げるのか楽しみだ。
アールズ・ギア樋渡社長自ら走行テスト!

アールズ・ギア代表&パーツプロデューサー 樋渡治氏
厳しさを増すエミッション(排出ガス規制)に対応するために、エキゾーストシステムによるパフォーマンスアップは難しくなっていますが、アールズギアは豊富な経験を元にした設計と素材選定でこれをクリアしています。
CB1000F用は低中回転域でのトルクとパワーアップに加え、高回転域までトルクの谷がないフラットな出力特性、心地よい重低音サウンドを得ることが目標です。私自身が納得できるまで実走テストを繰り返しているので、発売までもう少しお待ちください。(樋渡社長)
マフラー以外のビレットパーツにも注目!
▶ラジエターコアガードCB1000F(2025~)

税込価格:2万3100円
フロントタイヤから巻き上げた小石や虫などによるラジエターのダメージを抑えるガードも発売中。両サイド部は通気性を優先した大きめのオリジナルメッシュパターンで、保護性能と冷却効率を兼ね備える。
▶ライディングステップ(仮名称)

専用ステップも発売予定。本体はジェラルミン削り出しのブラック・クリアシルバーアルマイト仕上げが施された質感の高い逸品。純正比で計4ポジションの調整が可能となっている。
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:アールズ・ギア




