月刊『ヘリテイジ&レジェンズ』が各社の注目の新製品を紹介します。今回はノーブレスト「ÖHLINSステダンEXMパッケージ」をピックアップ!

ノーブレスト「ÖHLINSステダンEXMパッケージ」

最新機種、特にスーパースポーツ系のステアリングダンパーマウントといえば、トップブリッジ上にダンパー本体を配すアクロスタイプが主流だが、かつて’90年代カスタムブームの折にはフレームサイドへのマウントが主流で、今も当時のまま、というオーナーも少なくないのでは? 先に記したアクロスタイプならコンパクトにまとまり(軽量化できる)、ロッドのしなり(無駄に発生するフリクション)も最小限に止められるなど、良いことずくめだ。

そのメリットを新旧をネイキッド系ユーザーに享受してもらおうと、ノーブレストが発売したのが
ÖHLINSステダンEXMパッケージ”だ。

フレーム側マウントはヘッドパイプ部に、フォーククランプはフロントフォークトップに装着して稼働させる仕様で、第一弾はZとカタナ用。よりスムーズな走りを求めるライダーに注目してほしい一品だ。

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画像1: ノーブレスト「ÖHLINSステダンEXMパッケージ」
画像2: ノーブレスト「ÖHLINSステダンEXMパッケージ」

Zへの装着風景。苦労したのはフレーム側マウントで、車両個体毎に違う溶接ビードの飛び出しをいかにかわすかが問題だった。多くのサンプルフレームから採寸を行いながら、各部寸法を決めたそうだ。

画像3: ノーブレスト「ÖHLINSステダンEXMパッケージ」
画像4: ノーブレスト「ÖHLINSステダンEXMパッケージ」

本体下部が上に記したフレームマウント部だ。本品はすべてアルミ削り出しで、ステアリングダンパー側と接続するステー(ポール)部を別体式としたのは、タンク脱着が必要となった際に簡単に分解できるようにするため。もちろん、キットはどの部分もタンクと干渉することはない。

画像5: ノーブレスト「ÖHLINSステダンEXMパッケージ」

フロントフォーク側マウントはトップ部径Φ43mm正立、Φ50mm倒立の2タイプをラインナップしている。

SPECIFICATION

メーカーノーブレスト
製品名ÖHLINSステダンEXMパッケージ
対応車種カワサキ:Z1/Z2、Z1-R、Z1000Mk.II、Z900/Z1000(〜1978)、スズキ:GSX1100S
素材ブラケット部:A7075材、クランプ部:A6061材
カラーシルバー、ブラック
価格シルバー(オーリンズSD001使用):12万6500円、ブラック(オーリンズSD001使用):14万9600円

取材協力:ノーブレスト

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

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