※本企画はHeritage&Legends 2025年11月号に掲載された記事を再編集したものです。
バイクライフの楽しみが 広がる新ガジェット登場
ヘルメットを装着したままスマホの通話ができる、お気に入りの音楽が聴ける──。そんな製品はすでに多くが出回っているが、実際に使用するまでの装着や機能設定が煩雑に見えて、便利だろうとは思っても手に取るまでには至らない向きも少なくないはずだ。そんなライダーに注目してほしいのが、キジマが販売中のヘルメットスピーカー “addSound(アド・サウンド)”なのだ。

▲addSoundの概要がひと目で分かるイラストだ。
なにせ見ての通り、ヘルメットに受け側のプレートを貼り付けて、本体をワンタッチ装着するだけ。Bluetoothを介してスマホとつなげば、通話(別売の専用マイクは要るけれど)や音楽の再生が可能で、面倒な配線も不要。使用時はボタン操作をすることなく、グローブを付けたままヘルメットをポンとタップすればいい。極めてシンプルな操作性に注目したい。
一方で、ヘルメットに外付けするその外観から、万一の転倒時の頭部保護を心配する向きもいるかもしれないが、いざという時には離脱するから安心。その重さもたった198gというから、頭部への負担も極めて少ないはずだ。

▲addSound本体の透視カット。
さて、肝心の音はと言えばエキサイター(振動型スピーカー)でヘルメットを振動させる、スピーカーを通して音を聞くカーオーディオに近い環境。音楽や音声ナビを聞きながらでも周りの音まで聞き取れるから、使用時も安全だ。
必要最低限の機能を簡単に使えればいい──。そんなライダーにアド・サウンドこそが、きっとピッタリのアイテムとなるだろう。
ヘルメットを叩くジャスチャーコマンドで 機能操作できる!


ヘルメットを叩くジェスチャーコマンドの仕方の表で、スマホ側の音声アシスタントで“●●さんに電話をかけて”などと発話すれば、すぐに通話できる。ただし、通話はくれぐれも安全な場所に愛車を停めて行いたい。
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煩わしい“設定作業”を極力排した
シンプル仕様が嬉しい骨伝導技術を応用したシステム
アド・サウンド AS-01K ヘルメットスピーカーセット/4万2900円

オプションマイクセット/5500円

写真上がアド・サウンド本体、マウントプレート(組付け済)×2/エキサイタースペーサー×4を同梱する基本セットの内容だ。充電用のためのType-Cケーブルは各自で用意する必要がある。また、スマホで通話をするなら写真下の別売、専用マイクセットが必要となる。


ディテールを見る。写真上はaddSond本体側のスピーカーで、写真下の中央がエキサイタースペーサー。

addSound本体下部にインターフェイスを集中させている。右端が音声入力用の専用マイク端子で、中央にあるグレーのボタンが電源スイッチ。左端に充電用Type-C端子が見える。



上の写真3点は別売専用マイクの装着例。マイクホルダーやケーブルクランプも同梱され、ヘルメットに合わせて装着可能。本体の満充電からの連続再生時間は最大18時間。1日たっぷり使える。






