文:横田和彦/写真:南 孝幸、横田和彦
2025 MotoGP 日本グランプリ
開催日程:2025年9月26日~29日
サーキット:モビリティリゾートもてぎ
世界の超一流が集まる空間にドップリと浸ってきたぞ‼

MotoGPでは小椋選手(アプリリア)、中上選手(ホンダ)が走り、Moto2、3にも日本の若手選手がエントリーしていた。
世界グランプリの雰囲気は一度味わうとやめられない!
世界最高峰のバイクレース・MotoGPの第17戦・日本グランプリが、9月26日から28日までモビリティリゾートもてぎで開催されました。世界トップレベルのライダーとレーシングマシンが日本に集結する貴重な瞬間をしっかり見届けなければ、ということで現地観戦してきましたよっ!

27日(土)は各クラスの予選に加え最高峰のMotoGPのスプリントレースが開催。ポールスタートのバニャイヤ選手(ドゥカティ)が首位をキープしゴール。翌28日(日)のレースでもポール・トゥ・ウィンという完璧なレースを見せた傍ら、マルケス選手(ドゥカティ)が2位をキープして、見事2025年のシリーズチャンピオンを決定!
6年ぶり、7度目の最高峰クラスチャンピオンということもあり、ゴール後には大々的なセレモニーを開催。自分もチャンピオン誕生の場に立ち会えて、とても幸せな気持ちになりました。
レース観戦はもちろん楽しいのですが、実はグランドスタンド裏のイベントスペースがめっちゃ楽しい! バイクメーカーの出展をはじめ、さまざまなブランドの販売ブースがあり物欲がヒートアップ。軽食販売のほか、エナジードリンクの無料配布など、1日いて飽きることがありません。やっぱりレースは現地で見るのが一番ですね!

ドゥカティ、アプリリア、KTMといった海外メーカーとホンダ、ヤマハの日本メーカーがガチバトル。応援にも気合が入る!
2025 MotoGP 日本GPレース結果
| ライダーズランキング | MotoGP | Moto2 | Moto3 |
|---|---|---|---|
| 1 マルク・マルケス | フランチェスコ・バニャイヤ | ダニエル・オルガド | ダビド・ムニョス |
| 2 アレックス・マルケス | マルク・マルケス | ジェイク・ディクソン | ホセ・アントニオ・ルエダ |
| 3 フランチェスコ・バニャイヤ | ジョアン・ミル | ディオゴ・モレイラ | マキシモ・キレス |
| 4 マルコ・ベッツェッキ | マルコ・ベッツェッキ | ダビド・アロンソ | バレンティン・ペローネ |
| 5 フランコ・モルビデリ | フランコ・モルビデリ | マニュエル・ゴンザレス | エイドリアン・フェルナンデス |
| 6 ペドロ・アコスタ | アレックス・マルケス | トニー・アルボリーノ | 山中琉聖 |
| 7 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ | ラウル・フェルナンデス | バリー・バルタス | グイド・ピニ |
| 8 ファビオ・クアルタラロ | ファビオ・クアルタラロ | イバン・オルトラ | ジョエル・ケルソ |
| 9 フェルミン・アルデゲル | ヨハン・ザルコ | アルベルト・アレナス | ルカ・ルネッタ |
| 10 ヨハン・ザルコ | フェルミン・アルデゲル | コリン・ベイヤー | デニス・フォッジア |
世界グランプリの雰囲気は格別!会場の様子はこちら

コース目前の特別観戦スタンドに、日本が誇るMotoGPライダーである小椋藍選手(アプリリア)の応援席が登場。

小椋選手はケガで日曜日の決勝は走れなかったのだが、レース終了後に応援席前まで来て挨拶してくれた!

ピットウォークに参加すると、各メーカーのMotoGPマシンを間近で見ることができる。子どものために開催されているキッズピットウォークでは、さらにピットの近くまで行くことができる。

ファビオ・クアルタラロ選手
クアルタラロ選手ってホントにインナースーツ着ていないんだ……。

ヨハン・ザルコ選手
ちょっとお高いパドックパスを手に入れると、走行の合間に移動する選手と出会え、サインをもらえる確率が格段にアップ。

元MotoGPライダー 中野真矢さん
2008年までMotoGPに参戦していた中野真矢さんは、自らが立ち上げたブランド56デザインのブースでファンサービス!

元WGP250cc ワールドチャンピオン 原田哲也さん
WGP250ccクラスで世界チャンピオンに輝いた原田哲也さんも来場。レジェンドライダーに会えるのも会場ならではだ。

ライダーが立ち寄るのはバイクメーカーやスポンサーメーカーのブース。多くのライダーは笑顔で気さくに対応してくれる。こんなに近くで会えると、ますますファンになっちゃうよねぇ。

近年は、イベントスペースの販売ブースでMotoGPライダーがサイン会を行うことも。来場するライダーや時間などは各ブースでアナウンスされているので、チェックしておくとライダーに会えるぞ!
闘っているのはライダーだけじゃない!

サーキットには影でライダーを支えるスタッフが数多くいて、レースウイーク中は忙しく働いている。アライヘルメットではサポートライダーのヘルメットメンテナンスに余念がない。

今回、特別に見学させてもらったMoto2参戦中のファンティック・レーシングチームのピットでは、予選から決勝まで張り詰めた雰囲気の中、テキパキと動くクルーの姿に感動。世界で戦うことの厳しさの片鱗を感じた。


最後まで盛り上がった1日でした!
文:横田和彦/写真:南 孝幸、横田和彦


