1994年登場の初期型以来、長く愛されてきたNinja ZX-9Rに2003年モデルで終止符を打つと決めたカワサキは性能競争の激しいこのジャンルに次なるモデルを送り込んだ。「Ninja ZX-10R」と命名されたその新作は、高出力な並列4気筒を軽量な車体に搭載、サーキット最速であることを標榜した。
まとめ:岡本 渉/写真:平野輝幸/協力:バイカーズステーション、佐藤康郎、H&L PLANNING
※本記事は2025年7月2日に発売された『レーサーレプリカ伝 4ストローク編』の内容を一部編集して掲載しています。
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カワサキ「Ninja ZX-10R」(2004年)の特徴

画像: Kawasaki Ninja ZX-10R 2004年 総排気量:998cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 シート高:825mm 車両重量:196kg

Kawasaki
Ninja ZX-10R
2004年

総排気量:998cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
シート高:825mm
車両重量:196kg

9から10へ。その転換は2004年に訪れた。

1998年にYZF-R1が、2001年にはGSX-R1000が登場。ライバルであり続けたCBR900RRは年式を重ねるごとに排気量を増やし、2002年型では954ccに。次のホンダは1000ccのはずだ。カワサキが1000cc化しない理由はなかった。

そうして生まれたNinja ZX-10Rは、何もかもが異なっていた。攻撃的な外観を生み出す外装、エンジン上を通過するフレーム、クランクとミッション2軸を3角形に並べて前後長を短縮したエンジン。ZX-9Rの面影は見当たらず、汎用性の高さを切り捨てて走行性能を磨き上げ、闘争心剥き出しのモデルへと変貌した。それが2004年。

そして、2006年、2008年と2年ごとに大幅な改良を実施。2010年は小変更に留まったが、翌2011年には各部の設計を基本から見直す大改革を行い、2010年までの流れを断ち切り、新たな路線を進み始めた。そしてWSBで6連覇という偉業まで遂げてしまうのである。

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