2025年11月7日から9日にかけて、アウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェにてMotoGP第21戦ポルトガルGPが行われた。ヨーロッパに戻ってきたグランプリも残すはあと2戦。難コースとして有名なアルガルヴェで来シーズンを見据えた戦いが繰り広げられた。

ベッツェッキが圧巻の走りで今季2勝目! 小椋も7位シングルフィニッシュ

決勝レースも天候に恵まれ、気温19度、路面温度28度のドライコンディションのなか、25周の決勝レースがスタートした。

スタートはスプリントと同じ展開となり、ベッツェッキ、アコスタ、アレックス・マルケスのトップ3となり、レースを引っ張っていく。

画像: ベッツェッキ、アコスタに続くアレックス・マルケス。

ベッツェッキ、アコスタに続くアレックス・マルケス。

オープニングラップのターン5ではフランコ・モルビデリ(Pertamina Enduro VR46 Racing Team)が転倒。小椋はこのアクシデントを回避し、スタートでポジションを上げている。

トップのベッツェッキが逃げるなか、アレックス・マルケスがアコスタを2周目のホームストレートでオーバーテイク。早くも4番手以降との差はひらいており、決勝レースでも三つ巴の戦いが予想された。

しかし、8周目になると2番手のアレックス・マルケスとアコスタとの差が広がり、両者の差は1秒にまで拡大してしまった。

11周目、4番手を走行していたフランチェスコ・バニャイア(Ducati Lenovo Team)がターン10で転倒。ランキング3位の座をベッツェッキに明け渡してしまうなど、今大会でも厳しいレースとなってしまった。

一方、トップのベッツェッキのペースは良く、アレックス・マルケスにも隙を与えない走りを披露。レース中盤にはその差は2秒にまで広がっていた。

ベッツェッキは一時2位以下に4秒もの大差をつけ、終盤ペースをコントロールしトップチェッカー。決勝レースでは今季2勝目となった。

2位争いはアコスタがアレックス・マルケスに接近するもわずかに届かず。アレックス・マルケスが逃げ切って2位、アコスタは3位に終わった。

小椋はスタートでポジションを上げると、中断グループでバトルを展開。そして終盤にはヨハン・ザルコ(LCR)をオーバーテイクし、7位のシングルフィニッシュを果たしている。

マルク・マルケスの代役参戦を果たしたブレガは15位でフィニッシュ。決勝ではしっかりと走り切り、MotoGPクラスのデビュー戦でポイントを獲得している。

2025 MotoGP 第21戦ポルトガルGP 決勝結果

画像: 今季圧倒的な速さを見せたドゥカティ勢に、アプリリアとKTMが割って入ってみせた。

今季圧倒的な速さを見せたドゥカティ勢に、アプリリアとKTMが割って入ってみせた。

画像: resources.motogp.com
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レポート:河村大志

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