ベッツェッキが圧巻の走りで今季2勝目! 小椋も7位シングルフィニッシュ
決勝レースも天候に恵まれ、気温19度、路面温度28度のドライコンディションのなか、25周の決勝レースがスタートした。
スタートはスプリントと同じ展開となり、ベッツェッキ、アコスタ、アレックス・マルケスのトップ3となり、レースを引っ張っていく。

ベッツェッキ、アコスタに続くアレックス・マルケス。
オープニングラップのターン5ではフランコ・モルビデリ(Pertamina Enduro VR46 Racing Team)が転倒。小椋はこのアクシデントを回避し、スタートでポジションを上げている。
トップのベッツェッキが逃げるなか、アレックス・マルケスがアコスタを2周目のホームストレートでオーバーテイク。早くも4番手以降との差はひらいており、決勝レースでも三つ巴の戦いが予想された。
しかし、8周目になると2番手のアレックス・マルケスとアコスタとの差が広がり、両者の差は1秒にまで拡大してしまった。
11周目、4番手を走行していたフランチェスコ・バニャイア(Ducati Lenovo Team)がターン10で転倒。ランキング3位の座をベッツェッキに明け渡してしまうなど、今大会でも厳しいレースとなってしまった。
一方、トップのベッツェッキのペースは良く、アレックス・マルケスにも隙を与えない走りを披露。レース中盤にはその差は2秒にまで広がっていた。
ベッツェッキは一時2位以下に4秒もの大差をつけ、終盤ペースをコントロールしトップチェッカー。決勝レースでは今季2勝目となった。
2位争いはアコスタがアレックス・マルケスに接近するもわずかに届かず。アレックス・マルケスが逃げ切って2位、アコスタは3位に終わった。
小椋はスタートでポジションを上げると、中断グループでバトルを展開。そして終盤にはヨハン・ザルコ(LCR)をオーバーテイクし、7位のシングルフィニッシュを果たしている。
マルク・マルケスの代役参戦を果たしたブレガは15位でフィニッシュ。決勝ではしっかりと走り切り、MotoGPクラスのデビュー戦でポイントを獲得している。
2025 MotoGP 第21戦ポルトガルGP 決勝結果

今季圧倒的な速さを見せたドゥカティ勢に、アプリリアとKTMが割って入ってみせた。

レポート:河村大志

