文:ミスター・バイクBG編集部/写真:鈴木広一郎、南 孝幸、松川 忍/まとめ:オートバイ編集部
カワサキ・Z1用「YOSHIMURA HERITAGE PARTS」解説

エンジンはヨシムラがフルオーバーホールを施し、各部のバランスを取りながら1104ccまでボアアップ。ヘッドにはST-1カムまでセットになっているYoshimura F-TUNING HEADが組み込まれ、圧縮比は10:1とし、最高出力は多くのユーザーが使い切れる100PS近辺となっている。キャブにはヨシムラミクニTMR-MJNΦ38が合わせられる。

試乗した車両には試作の機械曲フルエキゾースト ストレートチタンサイクロン 4-2-1を装着。従来のエンブレムとは異なり、機械曲ストレートチタンサイクロンのために製作した新エンブレムを採用。集合部分をほぼ車体のセンターに位置させることで、深いバンク角を確保。一見4-1のルックスだが、実はエキパイの1番と2番、3番と4番が集合し(つまり180度集合)、それをセンターパイプで覆う独特の構造となっている。

純正のスタイリングを崩さない見た目のカーボンサイドカバーPF用(2万1780円)は、オーバル形状のパワーフィルターに合わせて設計されており、無加工で取り付け可能。素材にはカーボンを使用しており、そのまま取り付けるのはもちろん、あえて車体と同じカラーや純正色に塗装してしまうのも面白いかもしれない。

フロントフォークはPMC製KYB36Zフロントフォークにチューニングを施し、ブレンボ製4Pキャリパーとサンスター製のディスクローターをあわせた。リフレクター装着部には参考出品となるビレット仕様のカバーを装着。

フロントフォークはPMC製KYB36Zフロントフォークにチューニングを施し、ブレンボ製4Pキャリパーとサンスター製のディスクローターをあわせた。リフレクター装着部には参考出品となるビレット仕様のカバーを装着。

ホイールは純正がF 1.85-19/R 2.15-18からF 2.50-19/R 4.00-18サイズにワイド化。タイヤにはブリヂストンT32の110/80ZR19・140/70R18を装着する。リアショックにはオーリンズ製を投入し、スイングアームはPMC製の丸鉄に変更。

ステップはベビーフェイス製のパフォーマンスステップキット・Zシリーズ用を装着。手前に見えるビレットパーツは、マフラー交換時にサイドスタンドを受け止めてくれる削り出しサイドスタンドストッパー(2万6180円)。

フォークブラケットKIT(25万3000円)は、19インチのフロントホイールに合わせたオフセット量(52.5mm)にすることで軽快なハンドリングと、高い安定性を両立。ハンドルポストは硬質ラバーを介したフローティングマウントで、微振動も吸収してくれる。



