サイドカーやトライクのカスタムで知られるサクマエンジニアリングから、ホンダ ゴールドウイング(SC79)専用サイドカー[特注仕様]がラインアップされた。ラグジュアリー感を増幅させるサイドカーの魅力をご紹介しよう。
文:横田和彦、オートバイ編集部/写真:南 孝幸
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サクマエンジニアリング「ゴールドウイング×SC79サイドカー」インプレ(横田和彦)

画像: SAKUMA ENGINEERING Honda Gold Wing×SC79 SIDE CAR 総排気量:1833cc エンジン形式:水冷4ストOHC4バルブ水平対向6気筒 シート高:745mm 車重:391kg※舟側を除く 販売元:サクマエンジニアリング

SAKUMA ENGINEERING
Honda Gold Wing×SC79 SIDE CAR

総排気量:1833cc
エンジン形式:水冷4ストOHC4バルブ水平対向6気筒
シート高:745mm
車重:391kg※舟側を除く

販売元:サクマエンジニアリング

老舗が作るサイドカーの完成度に脱帽!

サクマエンジニアリングは、サイドカー乗りでは知らない人はいない老舗ブランド。そこで最新のサイドカーが完成し、試乗させてもらえるというので茨城県常総市にあるショップにへ行ってみると、そこにあったのは流線型のサイドカーが装着されたゴールドウイング。

実はサイドカーは基本的にワンオフ製作されるもの。今回試乗したサイドカーもオーダーされたもので、複数台のサイドカーを持つというオーナーのこだわりが随所に詰め込まれている。

サイドカー側はゴールドウイングのデザインにあわせて設計されており、安定感があるシルエットで内部が広く、居住性も高い。大柄なゴールドウイングとのバランス感もよく、さすが専用設計といったところだ。

オーナーの要望で組み込まれたのは電動開閉式のキャノピーやホイール、LEDの灯火類など。高級感あふれる仕上がりとギミックは格別なものだ。

走り始めてすぐに感じたのは、コントロールのしやすさと走行安定性の高さ。タイヤの位置が左右非対称で駆動輪がオフセットしているサイドカーは加減速時に独特の挙動をする(アクセルを開けるとカー側が置いていかれ、エンジンブレーキをかけるとカー側が進んでいく)のだが、ディメンション設定にノウハウが注ぎ込まれているので落ち着きがあり制御しやすい。

画像: サクマエンジニアリング「ゴールドウイング×SC79サイドカー」インプレ(横田和彦)

ハンドリングも同様。EZステアによりトレール量を変更しているため大柄な車体ながら扱いやすい。コーナリング特性は左右で異なるが、想定から逸脱しないスタビリティがある。筆者は過去にサイドカーを所有していたが運転にはブランクがあった。

だがこのサイドカーはパッと乗ってすぐに問題なく走ることができた。それだけ安定感があるので、未経験者でも短期間の練習で運転できるようになるだろう。

またDCTがサイドカーにマッチしていることにも気づいた。発進やギヤチェンジでクラッチ操作が不要なことはライダーの負担を大幅に軽減するのと同時に、挙動が穏やかなのでパッセンジャーの快適性も損なわないのだ。

サクマエンジニアリングの最新モデルは、ライダーとパッセンジャーが余裕を持って長距離を走り切ることができるサイドカーに仕上がっていた。

サイドカーは安心のくつろぎ空間!

画像1: 【レビュー】サクマエンジニアリング「ゴールドウイング×SC79サイドカー」インプレ|6気筒ツアラーとサイドカーのコンビは相性抜群!

車体サイズやサス、乗用車用タイヤの相乗効果によるどっしりとした乗り味で、路面の凹凸や轍を走っても恐怖感はなかった。スクリーンの風防効果も高く乗り心地はかなり快適。

冬場でも寝てしまいそうだと想像させる程のリラックス感だ。

画像2: 【レビュー】サクマエンジニアリング「ゴールドウイング×SC79サイドカー」インプレ|6気筒ツアラーとサイドカーのコンビは相性抜群!

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