アルパインスターズのロードレーシングヘルメット「スーパーテック R10」が日本でも販売開始された。最高レベルの保護性能を追求し、独自のカーボンシェル構造と多層インナーシェルにより、現行基準を大きく上回る衝撃吸収性能を実現している。また、優れたフィット感、空力性能、通気性、広大な視界も特徴だ。価格はソリッドモデルが税込14万7400円からとなっている。

アルパインスターズ「スーパーテック R10」の特徴

画像: alpinestars Supertech R10 Helmet サイズ:XS、S、M、L、XL、2XL ソリッドカラー:ブラックカーボン、ホワイト、マットブラック グラフィック:TEAM、ELEMENT 発売時期:2025年9月下旬 税込価格:ソリッド14万7000円/グラフィック15万9500円

alpinestars
Supertech R10 Helmet

サイズ:XS、S、M、L、XL、2XL
ソリッドカラー:ブラックカーボン、ホワイト、マットブラック
グラフィック:TEAM、ELEMENT

発売時期:2025年9月下旬
税込価格:ソリッド14万7000円/グラフィック15万9500円

10年にも及ぶ開発期間を経て誕生したアルパインスターズ「スーパーテック R10」

レーシングシーンで、その名を轟かせるアルパインスターズが、新たなロードレーシングヘルメット「スーパーテック R10」を日本でも販売開始した。長年にわたる研究開発の成果であるスーパーテックシリーズは、世界中のレーサーやライダーのために、先進的で高い保護性能とパフォーマンス向上を追求して作られている。

アルパインスターズは1963年の創業以来、プロフェッショナルなレーシング製品や高性能なアパレル、テクニカルフットウエアを製造するトップメーカーとして、その地位を確立してきた。F1やNASCAR、MotoGPといった最高峰のモータースポーツに深く関わることで、極限環境下で必要とされる最先端の技術をアスリートたちに提供し続けている。

そのアルパインスターズがMotoGPレジェンドであるアンドレア・ドヴィツィオーゾ氏を含む開発部門とともに、10年以上の歳月をかけて生み出したのが、この「スーパーテック R10」だ。

画像1: アルパインスターズ「スーパーテック R10」の特徴

「スーパーテック R10」の設計において、もっとも重視されたのは最高レベルの保護性能と新たな安全基準の提供である。その核となるのが、多層複合材で構成されたカーボンシェル構造。このシェルは、3K高密度カーボン外層、一方向性カーボン複合層、アラミド繊維層、ガラス繊維層の組み合わせによって、衝撃エネルギーを効率的に分散させる。

アルパインスターズの独自試験施設でのテストでは、現在のECE 22.06ヘルメット規制基準値を大きく上回る性能を示し、直線衝撃では基準値を平均33%上回り、回転加速度や斜めからの衝撃では基準値を69%も上回る結果を記録した。

画像2: アルパインスターズ「スーパーテック R10」の特徴

インナーシェルには、4つの異なる解剖学的サイズと、8ピースからなるマルチ密度EPSライナーが採用されている。このEPSライナーは6種類の密度で構成され、各ゾーンに戦略的に配置することで、優れたエネルギー吸収能力を発揮する。

また、ライナー内面は低摩擦加工が施され、斜めからの衝撃時にヘルメットがライダーの頭部に対して独立して動くことを可能にし、回転衝撃から頭部や首、脊椎に伝わる力を大幅に低減し、脳震盪の可能性を軽減する。

画像3: アルパインスターズ「スーパーテック R10」の特徴

さらに、特許取得済みの「A-ヘッドフィットメントシステム」により、ヘルメットの高さや角度をライダーの好みに合わせて調整できる。加えて、交換可能なさまざまな厚さのチークパッドやクラウンパッド、トップパッドも用意されており、完璧なフィット感を実現するためのカスタマイズが可能となっている。

空力性能もこのヘルメットの重要な特徴だ。CFDシミュレーションや風洞実験、そして実走行テストを通じて開発されたその形状は、抗力を最小限に抑え、高い空力安定性を実現している。これにより、高速走行時の首への負担を軽減し、優れたパフォーマンスを発揮する。特に、レース用スポイラーとエアロウィングレットの組み合わせにより、ヘルメットの抗力をさらに4.54%低減することに成功している。

画像4: アルパインスターズ「スーパーテック R10」の特徴

通気性においても妥協はない。アイポートを除き、合計11カ所の通気ポートが配置されている。吸気口は7カ所、排気口は4カ所あり、ヘルメット内部のエアダクトを通じて、ライダーの頭部全体を効率的に冷却する。シールドには曇りを防ぐための通気口も備わっている。

シールドは、水平視野220度、垂直視野57度という広大な視界を確保する設計となっている。これにより、ライディングポジションでの視野が大幅に向上し、ライダーの快適性を高めている。また、光学クラス1の認定を受けたシールドは、傷防止・曇り防止コーティングが施されており、ピンロックレンズやティアオフシールドの装着にも対応する。

画像5: アルパインスターズ「スーパーテック R10」の特徴

そのほかにも、衝撃時に鎖骨を保護するために柔軟なEPPライナーを備えた顎バーや、訓練を受けた医療関係者がチークパッドを簡単に取り外せる緊急抽出システム(ERS)など、多くの先進技術が盛り込まれている。

これだけの保護性能と快適性、そして空力性能を備えながらも、スーパーテック R10は軽量化も実現している。Mサイズでわずか1600gという驚くべき軽さだ。

画像6: アルパインスターズ「スーパーテック R10」の特徴

「スーパーテック R10」は、XSから2XLまでの6サイズ展開。カラーラインアップも豊富。ソリッドカラーは、マット/グロス仕上げのブラックカーボン、グロス仕上げのホワイト、マットブラックが用意されている。さらに、レーシングにインスパイアされた「TEAM」と、ミニマルな「ELEMENT」という2種類のグラフィックモデルがそれぞれ2つのカラーバリエーションで展開される。

価格は、ソリッドモデルが税込14万7400円、グラフィックモデルは「TEAM」「ELEMENT」ともに税込15万9500円で提供される。全国のアルパインスターズ正規販売店や取扱店で購入可能で、2025年9月下旬から各店舗に入荷が始まっている。

アルパインスターズ「スーパーテック R10」の動画・写真

画像: Alpinestars Supertech R10 Live Stream www.youtube.com

Alpinestars Supertech R10 Live Stream

www.youtube.com

まとめ:西野鉄兵

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