前モデルからマイナス17kgの軽量化がなされた新型パニガーレV2Sの車両重量は177.6kg! 圧倒的な軽さと快適な乗り心地で女性ライダーの支持も高まっているV2Sの魅力に、普段からサーキット走行を楽しむバイク大好きタレントの葉月美優が迫ります!
レポート:葉月美優/写真:南 孝幸/まとめ:斎藤春子
▶▶▶写真はこちら|ドゥカティ「パニガーレV2S」(9枚)

ドゥカティ「パニガーレV2S」インプレ(葉月美優)

画像: Ducati PANIGALE V2 S 総排気量:890cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブV型2気筒 シート高:837mm 車両重量:177.6kg(燃料を除く) 発売日:2025年6月21日 税込価格:240万8000円

Ducati
PANIGALE V2 S

総排気量:890cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブV型2気筒
シート高:837mm
車両重量:177.6kg(燃料を除く)

発売日:2025年6月21日
税込価格:240万8000円

ひたすら楽しい加速感とおどろきの扱いやすさ

私にとってパニガーレシリーズは、乗りこなせたら格好良いけれど、ライディング技術に自信がないと手が届かないバイクだと思っていました。なので新型V2Sを試乗できてとても嬉しかったのと同時に、正直、少しだけ身構えた部分があります。

ですが車体を起こした瞬間、想像以上の軽さにまず驚くことに。車体そのものが軽いうえにハンドル位置が高いので、無理なくスッと起こすことができるのです。起こす段階で重いと感じると「倒したくない」という恐怖心が先に立つので、軽さのおかげで気持ちのハードルがぐっと下がったのは確か。

画像1: ドゥカティ「パニガーレV2S」インプレ(葉月美優)

しかも実際に走り出すと、心配していた街中での低速走行も予想以上にマイルドです。信号待ちや細かな右左折も全然ギクシャクすることなく、ハンドリングもとても素直なので、どんどんV2Sを楽しむ余裕が出てきました。

パニガーレへの勝手な先入観から、置いていかれるような獰猛な乗り味を覚悟していましたが、スロットルを開けた分だけきれいに反応してくれる、とにかく心地よい加速感が印象的。オートシフターの快適性も加わって、高速道路の合流なども、気を使わずに軽快なシフトアップとスピード感を味わえます。

力強いパワーを十分に感じるのにとても乗りやすくて、操作感に不安があるバイクだとなかなか楽しめないレインボーブリッジのループ橋や、タイトなコーナーも気持ちよく曲がっていけました。

どんな場面でも扱いやすいと感じたV2 Sですが、その大きな要因はやはり高めのハンドルポジションです。普段、600ccのレーサーでサーキット走行をしているので、同じ前傾姿勢でも、ハンドルが高くなるとこんなに快適になるのかと驚いたほど。気になる足つきでも、身長159cmだと片足のみにはなるものの、圧倒的な軽さのおかげで不安は感じませんでした。

画像2: ドゥカティ「パニガーレV2S」インプレ(葉月美優)

もともとスポーツバイク好きの私ですが、ツーリングも大好き。そして普段の取り回しを考えると、できる限り軽量&アップライト気味のバイクが嬉しいというのが本音です。そんな要望にピッタリのバイクなんてなかなかないと思っていたのに、まさかV2Sがこんなに私の好みにピッタリだったとは!

スーパースポーツに感じるハードルの高さだけを取り払い、走る楽しさと扱いやすさを兼ね備えたV2Sは、私のパニガーレへの印象を大きく変えてくれました。ドゥカティに憧れる女性ライダーの皆さんには、「一度この乗りやすさを体験してください」と強くおすすすめしたいです!

画像: 大型バイクの取り回しはあまり自信がないという葉月さんだが、「ハンドルが高いと車体を起こすのも、取り回しもこんなにラクなんですね」と感動しきりの様子。

大型バイクの取り回しはあまり自信がないという葉月さんだが、「ハンドルが高いと車体を起こすのも、取り回しもこんなにラクなんですね」と感動しきりの様子。

ドゥカティ「パニガーレV2S」の各部装備・ディテールをチェック

画像: ドゥカティらしいスタイリッシュな佇まいもV2Sの魅力だが、中でも葉月さんのお気に入りは「タンクからシートにかけての美しいくびれ」とのこと。

ドゥカティらしいスタイリッシュな佇まいもV2Sの魅力だが、中でも葉月さんのお気に入りは「タンクからシートにかけての美しいくびれ」とのこと。

画像: アルミモノコックフレームは新設計。リアショックは車体左側にオフセットマウントされる。上級モデルのSにはオーリンズ製の前後サスペンションを装着する。

アルミモノコックフレームは新設計。リアショックは車体左側にオフセットマウントされる。上級モデルのSにはオーリンズ製の前後サスペンションを装着する。

画像: V2エンジンの単体重量は54.5kgで従来のスーパークアドロユニットより9kgも軽い。ボアを4mm縮小し、ストロークを0.7mm増やすことで、排気量は955cc→890ccに縮小された。

V2エンジンの単体重量は54.5kgで従来のスーパークアドロユニットより9kgも軽い。ボアを4mm縮小し、ストロークを0.7mm増やすことで、排気量は955cc→890ccに縮小された。

画像: スイングアームは左右対称の中空デザインで、アルミの低圧鋳造製法が採用されている。

スイングアームは左右対称の中空デザインで、アルミの低圧鋳造製法が採用されている。

画像: スマホや財布、化粧ポーチなど、日帰りツーリングの荷物がきれいに収まるソフトタンクバッグ(4万7113円)。信号待ちなどで腕の置き場としても重宝したとか

スマホや財布、化粧ポーチなど、日帰りツーリングの荷物がきれいに収まるソフトタンクバッグ(4万7113円)。信号待ちなどで腕の置き場としても重宝したとか

ドゥカティ「パニガーレV2S」の主なスペック・価格

ホイールベース1465mm
シート高837mm
車両重量(燃料を除く)177.6kg
エンジン形式水冷4ストロークDOHC4バルブV型2気筒
総排気量890cc
ボア×ストローク96×61.5mm
圧縮比13.1
最高出力88kW(120PS)/10750rpm
最大トルク93.3Nm(9.5kgf・m)/8250rpm
燃料タンク容量15L
変速機形式6速リターン
キャスター角23.6°
トレール量93mm
ブレーキ形式(前・後)Φ320mmダブルディスク・Φ245mmシングルディスク
タイヤサイズ(前・後)120/70 ZR17・190/55 ZR17
乗車定員2名
メーカー希望小売価格240万8000円(消費税10%込)

レポート:葉月美優/写真:南 孝幸/まとめ:斎藤春子

ドゥカティ「パニガーレV2S」関連のおすすめ記事

This article is a sponsored article by
''.