車体側はブラックベースとして落ち着きと対比を作り出す

5月に開催されたZest Cuoreの’25年Z900RSミーティング会場に展示されていた車両。見ての通り、ドレミコレクションのZ1000Mk2 Style外装セット、しかも’25年東京モーターサイクルショーで発表された新色のレッドをまとっていたから、注目度も高かった。

興味の対象はもう複数が展開されているドレミ外装キットのうち、なぜこれを選んだのか? という点。オーナーの510さんに聞いてみた。

画像1: 車体側はブラックベースとして落ち着きと対比を作り出す

「昨年角型の『Mk2スタイル』がブルー(紺色)で出てきて、ならば次はもうひとつの純正色だったレッドが来るだろうって、狙っていたんです。ドレミさんの最初のZ900RS用外装の『Z1 Style』も出てすぐ手に入れて、その車両にドレミ4本出しマフラーも付けて乗っていましたから、同社の外装キットが全然問題なく付いて遊べるのも実際に知ってましたし。
今回の『Mk2 Style』は燃料タンクもそのまま載せ替え(Z1 Styleはインナータンクを用意)で純正と同じくらい容量があります。私は長距離ツーリングも好きなので、それならなおよしというのもあって即入手でした」

発表される、すぐ予約でこの姿を得たというわけだ。屋外で見てもりりしい姿だが、それはひとつは外装セットの合わせ等の良さだろう。もうひとつは、それ以外のパートに理由がありそうだ。

「あまり手を入れているわけでもないですけど、スイングアームはアメリカンドリームのブラックライン、フロント/リヤのフェンダーもアメリカンドリームのカーボン。マフラーもアメリカンドリームのNeoショートで、ダウンタイプ。ステップがビート。ブラックをベースにすることを頭に置いて、あまり仰々しくならないようにやってみました」

画像2: 車体側はブラックベースとして落ち着きと対比を作り出す

ゴールドアウターチューブのフロントフォークはZ900RS SEの純正。それがこのワインレッド外装と、ブラックの下側とをうまく対比させるアクセントとなっている。ホイールもマルケジーニM7RSとして全体の雰囲気をうまく締めていると言った印象。CIBIEのヘッドライトもそれを強化しているか。

そうか、ドレミ製Z900RS用外装セットと、ハード面のカスタムはお互いが干渉なしにできて、うまくやれば双方のいいところでまとめることができる。その見本にもなってくれるのかとも思えた。

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ベースはZ900RS SEで、ステムやブレンボキャリパー対応のニッシンマスターはSEのノーマル。USB電源やスマホホルダーを追加している。ヘッドライトは往年のCIBIE(シビエ)を選択した。

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スチール燃料タンクやサイドカバーはドレミコレクションのZ1000Mk.2 Style外装セット ワインレッド塗装済みを装着する。

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テールカウルやシート、フェンダーレスもドレミコレクションのZ1000Mk.2 Style外装セットのものだ。

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鋼管トレリスフレームはノーマルベースにナイトロレーシングのZ900RSダウンチューブKITを加えてダブルクレードル調の外観を作る。948cc直4エンジンはZ900RS SEのノーマルで右側にドレミコレクションのZ900RSポイントカバーをブラック処理して装着。モトコルセのラジエーターコアガードも追加される。

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オーリンズS46リヤショックもベースとなったZ900RS SEのノーマル。リンクプレートはモリワキ製を使う。

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ステップはビート・ハイパーバンクのブラックをセットしクイックシフターも追加。ドライブチェーンはRKの520XXWにコンバートと、必要な手は十分に入っているわけだ。

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φ41mm倒立フォークはZ900RS SE純正のゴールドアウターチューブ仕様でインフュージョン成形によるアメリカンドリーム・Z900RSカーボンフロントフェンダーを備える。ブレンボM4.32キャリパーはSE純正でディスクをサンスター・プレミアムレーシングディスクに換装している。

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リヤブレーキは純正キャリパーにサンスター・プレミアムレーシングディスク。ホイールはリヤを1サイズ拡大した3.50-17/6.00-17サイズのマルケジーニM7RSを履く。タイヤはピレリ・ディアブロROSSOコルサでサイズは120/70ZR17・190/50ZR17だ。

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スイングアームはアメリカンドリーム・ブラックラインで、リヤフェンダーもアメリカンドリームのZ900RSカーボンリアフェンダー。マフラーはアメリカンドリーム・Z900RS NeoショートマフラーDOWNタイプをチョイスした。

取材協力

車両オーナー:510さん
協力:ZEST CUORE

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

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