7月、8月を過ぎても残暑どころか、まだまだ猛暑の渦中にある昨今。熱中症防止のために様々なアイテムが出回るなか、パワーアークから「冷却ベスト」が発売。ジャケットとの重ね着も可能な画期的な製品だ。
文:太田安治/写真:松川 忍、南 孝幸/モデル:平嶋夏海
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パワーアーク「冷却ベスト」テスト&レポート

画像: Power ArQ 冷却ベスト 税込価格:1万6500円(ベスト単品)/1万9800円(バッテリー同梱セット) サイズ:XL (胴囲44cm×着丈64cm×肩幅39cm) 重量:約700g(乾燥状態) 販売元: 加島商事

Power ArQ
冷却ベスト

税込価格:1万6500円(ベスト単品)/1万9800円(バッテリー同梱セット)

サイズ:XL (胴囲44cm×着丈64cm×肩幅39cm)
重量:約700g(乾燥状態)
販売元:加島商事

循環式水冷で上体を積極冷却

「夏はオートバイ乗りの季節」と言われていたのは過去の話。ここ数年の酷暑はライダーを疲弊させ、快適性と安全性を損なう原因になっている。そこで一躍注目されているのが冷却系アイテムだ。

ライダー用としては水が蒸発するときの気化熱を利用するタイプと、ペルチェ素子に電流を流して冷却するタイプが人気を博しているが、今回試したパワーアークの製品はベストの内側に水路を設け、小型電動ポンプで水を循環させて冷やすタイプ。

気化熱型は走行風を受けないと効果が薄れ、ペルチェ型は消費電力と排熱の大きさが弱点だが、水冷循環式は走行風に影響されず、小型ポンプを駆動させる消費電力も少ないため、アウトドアや工事の現場で愛用者を増やしている。

背面ポケットに凍らせたペットボトルや保冷剤と水(600〜800cc)を入れ、スイッチを入れるとポンプが水を圧送して冷水が背中側から胸の下側へと回る。35℃オーバーの猛暑日に試してみたが、凍らせたペットボトルが入っている背中側が特に冷たく、上半身の体温が抑えられて汗をかかなかった。前側のパネルも背中側ほどではないもののしっかり冷えていて、氷が溶けきるまで(テスト日で3時間程度)冷たさが持続した。

ペルチェ型や冷却ファン装備の強制空冷型とは異なってライディングジャケットを重ね着でき、1万ミリアンペアのモバイルバッテリーで7〜10時間連続で使えることも魅力。アベレージ速度が低い街乗りでは特に有効な特性だ。背中側が膨らむので、ジャケットを重ねるときは1サイズ大きいものを着た方がいいだろう。

画像: 冷水が循環することで胴回り全体を冷却。電動ポンプの駆動音はごく静か。室内で着用していても全く気にならない。

冷水が循環することで胴回り全体を冷却。電動ポンプの駆動音はごく静か。室内で着用していても全く気にならない。

画像: 送水通路にはチューブではなく、一体型プレートを採用。背面の水を入れるポケット、肩甲骨下側を通るプレートと合わせ、広い範囲を冷却する。

送水通路にはチューブではなく、一体型プレートを採用。背面の水を入れるポケット、肩甲骨下側を通るプレートと合わせ、広い範囲を冷却する。

画像: 冷却度と持続時間は背面ポケットに入れるペットボトルや保冷剤の温度、量によって変わる。夏場のコンビニで売られている冷凍飲料ボトルも使える。

冷却度と持続時間は背面ポケットに入れるペットボトルや保冷剤の温度、量によって変わる。夏場のコンビニで売られている冷凍飲料ボトルも使える。

画像: 500ccのペットボトル2本と800ccの水を入れた状態。手に持つと重く感じるが、着用するとさほど苦にならない。家庭での洗濯も可能だ。

500ccのペットボトル2本と800ccの水を入れた状態。手に持つと重く感じるが、着用するとさほど苦にならない。家庭での洗濯も可能だ。

画像1: パワーアーク「冷却ベスト」使用レビュー|ベスト内側を冷却水が循環! 35℃超の猛暑日でも冷たさ持続で真夏のバイク通勤に便利

テスター太田安治の欲張りリクエスト

スイッチをオフにすれば水の循環は止まるが、ペットボトルや保冷剤の冷たさは背中に伝わり続けるので、外気温が30℃以下だと冷え過ぎと感じるかも。気化熱タイプも同様だが、外気温に応じて使う必要がある。

文:太田安治/写真:松川 忍、南 孝幸/モデル:平嶋夏海

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