写真・文:山ノ井敦司
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ナウなヤングもハマっちゃう!? ホンダモンキーで走るドラッグレース!

茨城県の4ミニチーム「Z改」の次世代を担う20代のメンバー達(写真一番左の方は別のチームの方)で製作したドラッグレーサー仕様のモンキー。
実際にイベント時に走行した時には、メンバーも大満足の文句無しのパワーを発揮!

マシンはドラッグレースということで低く、長く、無駄なモノは取り外されシンプルに速さと軽さを追求したスタイルに仕上げられ、前、後から見た姿は実に美しいものとなっていた。



フレームのベースはもちろんモンキーだが、メイン(タンク下部分)を380mm延長し、ネック角も変更。リアのシートフレーム部もパイプフレーム化するなど、加工しまくりな状態。


エンジンはスーパーカブ90をベースにSP武川製のスーパーヘッド+RタイプRに同社製スペシャルクラッチキット、4速クロスミッションを組み合わせた。鋭いレスポンスを求め、キタコ製インナーローターを投入。

吸排気は静岡にあるファルコン製のマフラーをベースにワンオフキパイでセンターアップ仕様に。キャブレターにはTDMRΦ32を合わせた。
124ccなのにΦ32は大きすぎでは!? と思ってしまうかもしれないが、ハイパワーを求めるチューナーには人気の組み合わせとなっている。


フロントはレーサーならではのゼッケン仕様で、ハンドルまわりは無駄なものが一切なく、メーターもタコメーターだけとドラッグ仕様と割り切った作りとなっている。
外装はタンクには二輪駆楽舞製のカバーを装着。シートはキタコ製のZ2タイプシートカウル、フロントフェンダーはモンキーRの純正をベースに加工取り付け。カラーリングは自家塗装。

リアはGクラフト製のロングスイングアームに同じチームで大先輩でもある高桑製作所製のリジッドバーを合わせた。
ホイールは純正の8インチから10インチにアップし、チューブレスタイプに変更。リアに合わせフロントはインナーをカットしローダウンしている。
写真・文:山ノ井敦司