2025年のモーターサイクルショーでお披露目されたアライの新型ヘルメット「TXストラーダ」。同社のアドベンチャーモデル「ツアークロスV」をベースとするため、優れたベンチレーション性能を発揮してくれる。
文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:若月佑美

アライヘルメット「TXストラーダ」テスト&レポート

画像: Arai HELMET TXストラーダ 税込価格:6万4900円 サイズ:54・55-56・57-58・59-60・61-62(cm) カラー:グラスホワイト、グラスブラック、フラットブラック、ダークネイビー、レッド 販売元: アライヘルメット

Arai HELMET
TXストラーダ

税込価格:6万4900円

サイズ:54・55-56・57-58・59-60・61-62(cm)
カラー:グラスホワイト、グラスブラック、フラットブラック、ダークネイビー、レッド

販売元:アライヘルメット

ツーリングを安全快適にする造り込み

「アライヘルメット」のブランド名からモータースポーツを連想する人は多いだろう。事実、長年に渡るロードレースやモトクロスなどのレース活動で得たノウハウは製品開発/改良に活かされている。

同社のフルフェイスで特に人気が高いのはサーキット指向のRX-7Xと幅広い用途に応えるアストロGXだが、新たにTXストラーダが加わった。アドベンチャーモデルやオフロードモデルでのツーリング向けのツアークロスVをベースに、専用シールドホルダーを採用してバイザーを取り去り、ストリートや長時間ライディングでの快適性を高めている。

被り心地はツアークロスVと同じ。頭の鉢周りに余裕があって締め付け感がなく、下顎を押し上げるようなフィット感で、長時間の高速道路クルージングが快適。バイザーがない分、風切り音と頭を上下左右に振ったときの空気抵抗も減っているし、顎を引いた姿勢でバイザーが上方向の視界に入ってしまうこともない。

外気温36℃の日に際立ったのがベンチレーション性能の高さ。フロントのアライロゴ部と頭頂部のデルタダクト、後部のARスポイラーが効率的にヘルメット内の熱気を抜き出してくれ、チンバーの大型エアインテークから外気がスムーズに入ってくるので口元の息苦しさもない。

内装パーツには抗菌・防臭・防汚機能を持つエコピュアー素材を採用。もちろん内装は全て簡単に着脱して洗えるから、清潔さをキープしやすい。

基本性能の高さに加え、インカムを着けやすいフラットなリブ形状用など、すべてがツーリング向きに仕上がっている。

画像: ツルンとした丸っこいフォルムは転倒時に路面に引っ掛かる危険性を減らすという、アライの安全哲学によるもの。風切り音の低減にも貢献している。

ツルンとした丸っこいフォルムは転倒時に路面に引っ掛かる危険性を減らすという、アライの安全哲学によるもの。風切り音の低減にも貢献している。

画像: 後頭部のARスポイラーは整流機能に加え、走行中に発生する正圧と負圧を利用してヘルメット内部の熱気を効率的に排出する役目も担う。

後頭部のARスポイラーは整流機能に加え、走行中に発生する正圧と負圧を利用してヘルメット内部の熱気を効率的に排出する役目も担う。

画像: ベンチレーターをチンバー、頭頂部、後部、アライのロゴ部に配して高い換気性能を獲得。夏場の暑さ、口元の息苦しさ、シールドの曇り防止に効果を発揮する。

ベンチレーターをチンバー、頭頂部、後部、アライのロゴ部に配して高い換気性能を獲得。夏場の暑さ、口元の息苦しさ、シールドの曇り防止に効果を発揮する。

画像: レバーを押し込むだけで簡単に外せるシールドホルダーは専用設計。別売のTX-V2ホルダーとバイザーを着ければツアークロスVに変身させられることも特徴。

レバーを押し込むだけで簡単に外せるシールドホルダーは専用設計。別売のTX-V2ホルダーとバイザーを着ければツアークロスVに変身させられることも特徴。

文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:若月佑美

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