スズキのミドルスポーツ「GSX-8」シリーズの最新モデルとして登場した「GSX-8T」。ネオレトロなスタイリングが話題となった本モデルの派生モデルとして、ヘッドライトにカウルを纏った「GSX-8TT」もあわせて発表された。
まとめ:オートバイ編集部
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スズキ「GSX-8TT」欧州モデルの特徴

画像: SUZUKI GSX-8TT 欧州モデル 総排気量:776cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 シート高:810mm 車両重量:203kg  予想発売時期:2026年初頭 予想価格:135~140万円前後

SUZUKI
GSX-8TT
欧州モデル

総排気量:776cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
シート高:810mm
車両重量:203kg

予想発売時期:2026年初頭 
予想価格:135~140万円前後

往年の名車を思わせる「タイムレス」なモデル

GSX-8Tとともに、今回発売されたもうひとつのネオレトロスポーツがGSX-8TT。こちらはGSX-8Tをベースに、ヘッドライトカウルとアンダーカウルを装備したモデルとなっている。

ネーミングの「TT」は、ベースモデルである「T」に、もうひとつ「タイムレス」を意味する「T」を付け加えたもの。1970年代のロードレーサーを彷彿させるスタイルとすることで、現代に再現したクラシックバイク、という意味合いを持たせている。

本モデル最大の特徴はビキニカウルで、丸目ケースのLEDヘッドライトをすっぽり包む、ユニークな角ばったフォルムとなっている。カウルの下部にはスポイラー状に張り出した独特の「エラ」を備えているのもポイントで、かつてAMAスーパーバイクで活躍したウエス・クーリー選手が乗っていたGS1000Sを彷彿させるデザインとなっている。

画像: スズキ「GSX-8TT」欧州モデルの特徴

そのほかにもアンダーカウルや専用表皮のシート、カラードホイール、スペシャルボディカラーなど、レトロ感と斬新さを巧みにミックスさせたスタイリングとなっている。

メカニズム面はベースとなるGSX-8Tと同様。スチール製のダイヤモンドフレームに、83PSを発揮する、排気量776ccの水冷DOHCパラレルツインユニットを搭載。前後サスペンションはKYB製で、これらは基本的にストリートファイターのGSX-8Sのものを受け継いでいる。

外観はレトロだが装備は最新で、電子制御スロットルやパワー特性を3種類から選択できるSDMS、5インチカラーTFTメーターなど、最新テクノロジーでまとめられている。

カウルの関係で車重はTの2kg増だが、俊敏なフットワークに期待したい。8T同様、国内導入が待ち遠しい1台だ。

8T&8TTの兄弟車は人気の定番ミドルスポーツ

画像: SUZUKI GSX-8S (左)、GSX-8R(右).

SUZUKI GSX-8S (左)、GSX-8R(右).

GSXシリーズの中核を担うミドルモデルは現在2機種がラインアップされている。

GSX-8Sはシャープな顔つきが印象的なストリートファイター、GSX-8Rは峠からツーリングまで、オールランドに楽しめるフルカウルスポーツ。

ともに776ccパラレルツインエンジンを搭載し、基本的にはシャシーも共有しているが、Sが前後KYB製サスペンションを標準装備するのに対し、Rはショーワ製を採用するという違いがある。

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