まとめ:松本正雅
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スズキ「GSX-R1000R」40周年記念車の詳細

SUZUKI
GSX-R1000R 40周年記念車
2026年モデル
総排気量:999.8cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
シート高:825mm
車両重量:203kg
発売時期・価格未定
かねてからスズキがティーザーサイトで予告していた、噂の新型GSX-R1000Rがついにその姿を現しました! 今年はGSX-Rシリーズ40周年ということで、それを記念した特別仕様車が登場。現行モデルの登場が2017年、最近のイヤーモデルは2022年ですから、それ以来となる実に久々のモデルチェンジですが、最新テクノロジーをしっかり取り入れ、各部も熟成させて「R」が帰ってきたのです!

基本的なスタイリングは従来のものを引き継ぎますが、新型は新たにカーボン製のウイングレットを用品設定(一部地域では装着販売)しているのが特徴です。



これは2024年の鈴⿅8耐で「チームスズキCN チャレンジ」の⾞両が装着していたものと同じもの。⾞体にダウンフォースを発⽣させることで、コーナリングからの⽴ち上がり時にフロントのリフトを抑制し、スムーズな加速を実現しています。各社の最新スーパースポーツが装備しているアイテムだけに、GSX-Rファンには待望のアイテムと言えるでしょう。



40周年記念車らしく、サイドカバーやタンク上面など、車体の各部には40周年記念ロゴがあしらわれています。イグニッションキーのヘッドにも専用ロゴがあしらわれる豪華ぶりです。


エンジンはインジェクター、シリンダーヘッド、カムシャフト、バルブ、ピストン、クランクシャフトなどのエンジン内部部品の形状などを全⾯的に改良し、厳しい排出ガス規制の「ユーロ5+」や騒⾳規制をクリアしつつ、⾼パフォーマンスと耐久性の向上を実現。カムチェーンを幅広タイプとするなど、耐久性の向上も図られています。
また、スロットルボディ径は46mmから48mmへと拡大。インジェクターは10穴から8穴に変更され、排気システムは形状や触媒類の配置を見直し、レイアウトを変更。「R」のロゴが入る上質なチタン製サイレンサーはスリムでスタイリッシュな形状に生まれ変わりました。

ちなみに、この画像の黄色い部分がエンジンの変更パーツを表したもの。「もうほとんど全部じゃん」と思う人も多いと思います。ここまで変わると実質別物と言ってもいいかもしれません。
ちなみに、海外仕様のパワーは195PS/13200rpm。従来型の202PSより数字上は7PSのダウンとなりますが、スズキは「”The King of Sportbikes”としての⾼い性能を犠牲にすることなく、排ガス規制と騒⾳規制に対応」とアナウンスしていますから、期待して良さそうです。

電子制御関連も進化しました。スズキ自慢の電子制御システム「S.I.R.S.(スズキインテリジェントライドシステム)」には新たに加速時のフロントリフトを抑えるリフトリミッターを追加。IMU と⾞輪速センサーが⾞体姿勢と⾞速を検出し、⾞体のバンク⾓と⾞輪の回転数に応じて後輪の駆動⼒をコントロールし、コーナリングから最適な加速ができるようトルクを制御する「ロールトルクコントロール」も装備しています。
ちなみにこれらトラクションコントロール、リフトリミッター、ロールトルクコントロールは、「スマートTLR システム」として連動して機能するそうです。

また、今回からバッテリーは軽量・コンパクトなエリーパワー製のリチウムイオンバッテリーを搭載しています。車重は203kgと相変わらず軽量に抑えられています。



車体関係は従来型から基本的に踏襲。フロントにショーワ製のBPF(ビッグ・ピストン・フォーク)を装備するのがスタンダードのGSX-R1000、フロントにBFF(バランス・フリー・フォーク)、リアにBFRC-Lite(バランス・フリー・リア・クッション)を装備するのが上級グレードのGSX-R1000R、というシリーズ構成もそのままです。
スズキ「GSX-R1000R」40周年記念車のカラー・人気投票
新型GSX-R1000R・40周年記念車のカラーは全3色。初代GSX-R750を思わせるブルー/ホワイトと、ラッキーストライクカラーのようなレッド/ホワイト、コロナビールカラーのようなイエロー/ブルーをラインアップしています。いずれもGSX-Rファンの心をくすぐるカラーグラフィックです。

パールビガーブルー/パールテックホワイト

キャンディダーリングレッド/パールテックホワイト

パールイグナイトイエロー/マットステラブルーメタリック
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投票ありがとうございました。

最強・最軽量のスーパースポーツとして、1985年に登場して以来、頑ななまでにその主義を貫き、たゆまぬ進化と熟成を重ねて40年。その魅力は変わることなく、ライダーの心を捉えて離しません。GSX-R1000R 40周年記念車の国内導入についてはまだアナウンスはありませんが、今後の展開に期待しましょう!
スズキ「GSX-R1000R」40周年記念車の主なスペック
全長×全幅×全高 | 2075×705×1145mm |
ホイールベース | 1420mm |
シート高 | 825mm |
車両重量 | 203kg |
エンジン形式 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒 |
総排気量 | 999.8cc |
ボア×ストローク | 76×55.1mm |
圧縮比 | 13.8 |
最高出力 | 143.5kW(195PS)/13200rpm |
最大トルク | 110N・m(11.2kgf・m)/11000rpm |
燃料タンク容量 | 16L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 23゜20′ |
トレール量 | 95mm |
ブレーキ形式(前・後) | φ320mmダブルディスク・φ220mmシングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17・190/55ZR17 |
乗車定員 | 2人 |
燃料消費率 WMTCモード値 | 14.7km/L(1名乗車時) |
スズキ「GSX-R1000R」40周年記念車の動画・写真
GSX-R1000R | Official Promotional Video | Suzuki
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