葉月美優です。

前回は、バトラックスプロショップ走行会の前半をレポートしました。今回は、その続きをお届けします!

バトラックスプロショップ走行会では、各クラス向けに講座が設けられています。もちろん、強制ではなく自由参加ですし、他のクラスの講座に参加することも可能です。私は、他のクラスの宮城光さんと自分のクラスの青木宣篤さんの講座に参加しました。

宮城光さんの講座

画像: 宮城光さんの講座

「目標を持って走ってますか?」

私、最近目標を立てていなかったなと気づきました。昨年、富士スピードウェイで転んで以降はバイクに慣れるとか、とにかく克服することしか考えていなかったなと。

参加者の中に、上体を動かすという目標を立てたけど、意識しすぎて逆に身体が固くなってしまったという方がいました。それに対し宮城さんは、

「呼吸を整えるといい」

「息を吐くことでリラックスができる」

と、アドバイスをされていて、とても参考になりました。確かに、気を張っているときは吐いてばかりだと思うし、そもそも呼吸の意識なんてしていなかったなと思いました。

「コース上のパイロンを使っていますか?」

バトラックス走行会では、赤色と青色のパイロンが各コーナーに設置されています。赤はクリッピングポイント、青は減速ブレーキングポイント、コーナー進入の合図、立ち上がりの合図などがあります。そこを合図に、首をしっかり振ってパイロンを見てとのことでした。行く方を見ていても首まで振れていないことがあり、意識して首を振るととても安定します。私は、これはポケバイで身につきました。

「インストラクターの後ろについて、真似をすると良い」

先導ライダーの10台後ろになると、もうラインがズレまくりわからなくなります。だから、先導の後ろについてラインを真似てみて、それが出来るようになってから自分の好みに変えていくと良いというお話でした。私も、前までは先導ライダーの後ろにくっついた方がラインもわかるし、先導が明けたときに前に詰まらず思い切り走れるのでいち早く並んでいましたが、いつからか消極的になってしまい後ろの方を狙うようになってしまいました。それでは、良くないですね。しっかり前に行って学ぼうと思います。

「先導中から身体をしっかり動かしていく。それをしながら、パイロンの位置を確認する」

私は、先導中からコーナーでお尻をずらしたり身体を動かしているので、周りから「まだ先導中なのに調子乗っている」なんて思われそうだなと思っていましたが、良いことだったのだと安心しました。

「次の走行では、予定(目標)を立てると良い。同じスピードの人に着いていくという簡単な目標で良い」

とても参考になる講座で、参加して良かったです!

画像: 「次の走行では、予定(目標)を立てると良い。同じスピードの人に着いていくという簡単な目標で良い」

更に、講座が終わった後も宮城さんに個人的に相談したい方がたくさん残っていて、さすがの宮城さんでした。

青木宣篤さんの講座

画像: 青木宣篤さんの講座

今回も青木さんの講座は、参加者の質問に回答していくスタイルでした。

Q.コーナー進入前の体勢を作ることを目標にしていたけど、身体が固まってしまいなかなか出来ませんでした。どうしたらいいですか?

A.ブレーキング後に態勢を整える癖がついているので、意識して直していくしかない。

私も、ブレーキング後に身体をずらしてコーナーに進入していましたが、意識してリズムを作っていきました。でも身体をずらしてブレーキングするのは落ち着かず少し怖く感じるので、今結局戻ってしまっている気がします。私も、そこは意識したいなと思いました。

Q.最終コーナーの1個目のクリッピングで、車体が起きたままついてしまう。車体をを寝かしながら入りたいがどうしたらいいですか?

A.寝かしたら危ない! 僕らも起きてます。ここのポイントは難しくて、自分たちも成功している方が少ない。パイロンに向けてブレーキング、中間はアクセル開ける(“スピードを出さなければいけない”ではない。開ける量が多いとラインに乗れずはらんでしまう)。仮に、100km/hなら保つ程度のアクセルで良い(パーシャルスロットル)。

最終コーナーのライン取りとスピードは、間違えると怖いなと感じます。富士で転んでからより消極的になってしまいましたが、インストラクターの進入前からのラインを見るととても参考になります。

Q.体勢をつくるという話にちなんで、第一ヘアピン前はS字もあるのでバタバタしてしまうが、実際にどの辺で態勢を作ればいいですか?

A.スムーズにやっているように見せて、僕らもバタバタしますよ(笑)。よく身体の力を抜いて〜と言われると思うが、そうではなく力を入れるタイミングや量の問題かと。

そこで、青木さんがコーナリング中にしている力の入れどころを説明してくださりました。青木さんは、質問に対してバサッと切るように回答するので、たまに笑ってしまうような楽しい講座です。

画像1: A.スムーズにやっているように見せて、僕らもバタバタしますよ(笑)。よく身体の力を抜いて〜と言われると思うが、そうではなく力を入れるタイミングや量の問題かと。

ホンダドリームエリアには、テントがあり自由に座って休憩することができます。ここで、大須賀さんと一緒にご飯を食べながら、主に週刊バイクTVのコーナー“ホンダドリームに行ってみよう”の内容のお話をしています。

画像2: A.スムーズにやっているように見せて、僕らもバタバタしますよ(笑)。よく身体の力を抜いて〜と言われると思うが、そうではなく力を入れるタイミングや量の問題かと。

完全に1時間勘違いをしていて、お腹いっぱいになったところで20分後に自分のクラスの走行だということ気づき大慌てで準備。食べた後でもすぐに動ける方なので問題はありません。

画像3: A.スムーズにやっているように見せて、僕らもバタバタしますよ(笑)。よく身体の力を抜いて〜と言われると思うが、そうではなく力を入れるタイミングや量の問題かと。

2、3本目も元気に走行!! きっとまだ、250ccの時とタイムは変わらないかもしれませんが、なんだか今までよりたくさん周回できている気がします。青木さんの講座で学んだ、最終コーナーは速度を保つ程度のアクセルの開け具合を意識し、速度も見ながら走ってみました。前の速い人に付いていくと、意外と速度を出しても大丈夫なのだと気づき、各コーナーでどのくらいの速度が出ているのかを見るのも大事だなと感じました。

画像4: A.スムーズにやっているように見せて、僕らもバタバタしますよ(笑)。よく身体の力を抜いて〜と言われると思うが、そうではなく力を入れるタイミングや量の問題かと。
画像5: A.スムーズにやっているように見せて、僕らもバタバタしますよ(笑)。よく身体の力を抜いて〜と言われると思うが、そうではなく力を入れるタイミングや量の問題かと。
画像6: A.スムーズにやっているように見せて、僕らもバタバタしますよ(笑)。よく身体の力を抜いて〜と言われると思うが、そうではなく力を入れるタイミングや量の問題かと。
画像7: A.スムーズにやっているように見せて、僕らもバタバタしますよ(笑)。よく身体の力を抜いて〜と言われると思うが、そうではなく力を入れるタイミングや量の問題かと。

次からは、ラップタイマーで記録して後でタイムと速度を確認していこうと思います。そして、次の目標は「前に詰まったときに対処して走る」!!

ということで、とても楽しい走行でした。もう、CBR600RRに慣れてきたと思うので、次に筑波サーキットを走るときはレベルアップしていけるよう、目標を持って考えながら走っていきたいと思います。

画像8: A.スムーズにやっているように見せて、僕らもバタバタしますよ(笑)。よく身体の力を抜いて〜と言われると思うが、そうではなく力を入れるタイミングや量の問題かと。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

レポート:葉月美優

画像: ▶▶▶YouTubeチャンネル|葉月美優のバイク日記 www.youtube.com

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