ネオクラ向けのパーツ選択で取り付きやすさも提案する

幅広い自社&扱い製品群を持つアクティブが’25年の東京モーターサイクルショー用に新作し、自社ブースに並べたデモ車両がこのXSR900だ。XSR900はネオクラシックのジャンルに分類されるが、その要素のひとつに、思わず乗りたくなるという身近さがある。それを同社扱いパーツからバランス良く選ばれたものでライトチューンを施し、エントリーユーザー層にも訴えかける提案を行っているということだ。

具体的なパーツ/パートに目を向けよう。ゲイルスピードType-NホイールやアクティブSTFレバーなど、各部に使われるのは自社製品、あるいはアクラポビッチJMCA仕様レーシングライン・チタンサイレンサーやハイパープロ・コンビキット(XSR900では前後スプリングのキット)といったような取り扱い製品群だ。

画像1: ネオクラ向けのパーツ選択で取り付きやすさも提案する

ネオクラシックモデル用にアクティブが展開する“153ガレージ”ブランドによるセパレートハンドル&トップブリッジキットとバックステップも参考出品ながら装着され、ネオクラシックたるXSRの雰囲気をより高めている。

大物パーツはほかにフェンダーレスキットLEDナンバー灯付きや、ワイズギアのパフォーマンスダンパーといった具合で、全体としては軽量化や走りに誘ってくれそうなポジション&操作系で、ネオクラシックのモチーフになるカフェレーサー的な手が入っている。

その印象をより増しているのは、カラーリングだろうか。銀色のラインを入れた緑のサイドカバー、タンクに加えられたYAMAHAエンブレム。これらは’70年のヤマハ・4ストローク第1号モデルのXS1(XS650)に準じていて、アクティブでもこの車両の直接的なモチーフはXS650から派生したカフェレーサーだとしている。今も根強いファンがいるXSの軽快さを投影したと思えば、これは納得だ。

画像2: ネオクラ向けのパーツ選択で取り付きやすさも提案する

さらにワイズギアのウインカー移設キットでヘッドライト横に置き直したフロントウインカー、コントラストカット(ブラックのホイールのスポークサイドに切削加工を行ってアルミ地を剥き出しにして対比感を演出)を施したホイールでカスタム感とともに軽さも思わせた点もプラスになる。

もうひとつ大事なのは、リヤのSLCサイドキャリアやフレームスライダーなどのドイツ・SWモテック製パーツ。キャリアは右にゼッケンプレートを備えるが、左にはLEGEND GEARバッグを備え、タンク上のPROタンクリングにすぐ装着できるタンクバッグとともに、ツーリングにも対応する。

自社製品が豊富だからそれを(あるからと言って)過剰にならないようにバランス良く配した上であえてライトチューンでまとめてエントリーユーザーにも訴えかけ、同じく自社扱いのSWモテックパーツでツーリングの提案もする。カスタムで思わず走り出したくなるツーリング・カフェレーサーという趣、新しい参考になってくれるはずだ。

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左右レバーは精度が高く純正マスター/クラッチホルダーに使ってガタが減らせるアクティブSTFレバーのシルバーに換装。ミラーはSW-MOTECH SPORTミラーセット ショート(ロー)を使う。

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“153GARAGE”のロゴもトップブリッジに刻まれたセパレートハンドル&トップブリッジキットはその153ガレージブランドからの参考出品。タンク上にはSWモテックのPROタンクリングを装着した。

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シート左右にはSW-MOTECH SLCサイドキャリアを装着し、左側キャリアにはSW-MOTECH LEGEND GEAR LC1サイドバッグをマウントする。右側はゼッケンプレートをセットした。フェンダーレスキット ブラック[LEDナンバー灯付き]、リフレクターキット[TYPE-2/トラペゾイドタイプ]はともにアクティブだ。

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車体右のパフォーマンスダンパーはワイズギアの製品で、細かい振動を抑えて乗り心地を高めてくれる。

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888ccの直列3気筒エンジンやフレームはXSR900ノーマルで、純正でラジエーターサイドに置かれるウインカーはワイズギアのキットによってヘッドライト横に移設。またエンジンサイドにはSW-MOTECHのフレームスライダー、右にエンジンケースプロテクター、下側には同じくフロントスポイラーを加える。ステップは153ガレージブランドの参考出品。

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前後ショックのスプリングはハイパープロ・コンビキットによってハイパープロのコンスタントライジングレート品に変更。フロントブレーキはディスクがモトマスター・ナイトロディスクφ298、ブレーキラインがステンレスメッシュに換わる。

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リヤのブレーキラインはビルドアラインの製品を使う。ホイールはゲイルスピードType-Nのコントラスト(ブラックのスポーク外側を切削加工して部分的に地肌を露出させる)でサイズは純正に同じ3.50-17/5.50-17とした。

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リヤショックスプリングが紫色=ハイパープロのコンスタントライジングレートスプリングに換わったことが分かる。

取材協力:アクティブ

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

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