※本企画はHeritage&Legends 2025年5月号に掲載された記事を再編集したものです。
安心に利便性もプラス! 誰でも簡単に使いこなせる
巷にバイク用ドライブレコーダーは数あれど、スマホとの連携など複雑な操作を伴わずドラレコに特化、シンプルな扱いやすさを極めたというのが、ここに紹介するキジマの“AD731J”だ。

▲3インチLCDの液晶モニターはワイドな画角のカメラと合わせて、前後車両のナンバーなど細かな状況を映し出す。黄枠内は後方画像を示すものだ(※写真内の枠は分かりやすくするため編集部で追加工)。
なにせ、装着作業は本体やカメラといった構成パーツを愛車に取り付けて配線を行うだけ。装着してしまえば、メインキーのON/OFFに合わせて録画も自動で開始/停止を繰り返してくれる。
キジマが送り出す他の製品同様に、特殊な工具や知識がなくともすぐに、そして安全に使えるというコンセプトは、同品でも受け継がれているというわけ。各種設定のためにPCやスマホで専用アプリを使う煩わしさもなく、「電気やデジタルは苦手」というライダーも存分に使いこなせるはずだ。

▲4輪車向けには一般的でも、バイク用ではありそうでなかったモニター装備のドラレコ。IP66相当の防塵・防水性もしっかり確保する。
そしてもうひとつの長所は本格防水モニターを持つこと。万一のトラブル時の録画呼び出しもスマホに頼ることなくモニター上で完結するし(もちろん他メディアへの出力も可能)、普段はバックミラーのように後方確認にも使える。さらに手動ロック録画機能を使えば、簡単にお気に入りの道や景色を記録できて、ツーリング時の楽しみを一層広げてくれもする。

▲カメラ側の27.5fpsのフレームレートで全国のLED信号機に対応。
一方で、逆光時や夜間でも鮮明な映像を収められる高性能カメラを筆頭に、全国のLED式信号機にも対応する27.5fpsのフレームレートなど、ドラレコとしての機能に抜かりはない。“使える”ドラレコで、ぜひ安心を手にしてほしい。

▲通常録画(ループ保存)は、記録メディアが一杯になると古いデータに上書きして録画を続ける機能で、衝撃録画は本体のGセンサーが衝撃を感知すると自動的に衝撃録画が起動。万一の際に証拠映像を保護する。手動ロックは本文の通りだ。
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特別な工具なしで装着できるのがキジマ製品共通のコンセプトだ!
■キジマ バイク専用ドライブレコーダー AD731J 3万5970円

上写真で簡単装着を旨とする必要最小限の付属品構成が分かる。
モニター本体側面にはmicroSDカードスロットと映像確認や各設定時の電源入力用に使えるUSBポートを装備。

金属ボディのカメラはF1.8、140度の明るい広角レンズ。IP67相当の防塵・防水性で車体装着の自由度も高い設計だ。

コントローラーはインジケーターの点滅状態で録画状態の確認ができるほか、ボタン操作により保存ファイルのロックが可能だ。

裏面には音声収録用マイクも装備する。
接続に使用する配線も4本のみのシンプル仕様で、用途別に色分けがされていて分かりやすいものだ。そのコネクター部もIP67相当の防塵・防水性を持ち、配線取り回し時も雨水浸入の心配はない。
フロント側の装着例。カメラステーを付属の両面テープでマスターシリンダーキャップに貼り付けた。付属ステーを選べばR面への装着もできる。
リヤ側はナンバープレート共締めできる同社の「304-5180(別売・3300円)を併用した。
【SPECIFICATION 】キジマ バイク専用ドライブレコーダー(AD731J)
●カメラ 画角140度G+IR ●ビデオ解像度 フルHD 1080P(1920×1080)200万画素 ●ビデオフォーマット H.265/TSストリームファイル形式(パソコン視聴時) ●フレームレート カメラ:27.5fps/出力規格:30fps ●画面 3インチLCD ●USB仕様 USB2.0 ●Gセンサー 本機内蔵 ●マイク 分離型コントローラー内蔵 ●ロック機能 オート/コントローラーによる手動操作 ●音声入力 分離型高感度マイク ●蓄電電源 スーパーキャパシタ ●外部ストレージ Micro SDカード最大256GB対応 ●電源 入力12ー24V⇒5V 2A ●防塵・防水性 モニターIP66・カメラIP67相当 ●本体サイズ 100×57×20㎜ ●動作温度範囲 ?20〜℃ ●時計用バッテリー 蓄電後約2週間キープ