葉月美優です。
前回は、テイストオブツクバに参戦する『ミスター・バイクBG』の編集長、山口銀次郎選手の予選のレポートをしました。全日本ロードレース選手権のタタラレーシングでメカニックをしている岩野さんからのアドバイスで5番手チェッカーでしたね。今回は決勝レースのお話です。
山口選手の予選後に、北川圭一さんとお会いしました。私のこと覚えてますか? と、1番ウザい質問をしてしまいましたが、笑顔で「覚えてるよ。みうちゃん、いつも見てるよ〜」と言ってくださって嬉しかったです。今日は、山口選手がドーバー1クラスで走るんですよ〜というお話をしました。すると、なんと解説は北川さんでした。

決勝レース
まずはスタート前車検から。レースで走って良い状態かチェックします。


山口選手と話しているのは、このZ650の元オーナー、KADOYAパタンナーの牛坂さんです。もともと牛坂さんがこのマシンでテイストオブツクバに出場していました。今は、元プロボクサーの経験を活かし、ボクシングの試合に出場しています。

山口選手は、数日前にギックリ腰になってしまいライディングも辛いそう。なぜか、少し高い位置に登りそこでストレッチをし降りられなくなっていました。そのような状態でレースに出る姿、さすがだなと感心します。

いよいよグリッドへ並びます。5番から4番グリッドへ繰り上げ。本当に表彰台に乗れるのではないかとわくわくドキドキ! ちなみに、緊張は全くしていないそうです。初出場なのにすごいなぁ。

サイティングラップを終え、いよいよ決勝レーススタート! 腕を組んで余裕そうな素振りでしたが……。

グリーンシグナルが出る前に、若干前に出てしまい……仲間内で「ジャンプしたね〜」と。本人も自覚していたようです。

スタート直後は、3番手でいい感じ〜と思っていたら4番手5番手と残り短いストレートでどんどん抜かれ、メンバーみんな「???」状態。

1コーナー入ったあとに、「11番山口が〜。」というような放送が聞こえ……えええええ〜!!!!

その後、一向に姿が見えないので1コーナー立ち上がりを見に行ったら、リタイアしていました。なんと、マシントラブルだそうです。


デビュー戦で表彰台か〜!? と、思っていただけに少し残念ですが、何より怪我がなくて本当に良かったです。
そして、レース終了後にリタイアなのにジャンプスタートしたことによる呼び出しが。完走できなかったのは残念ですが、通告書にサインをしてくださいと。

本当に残念ですが、リザルトに「*1 No.11は、特別規則 第31条 3.違反(ジャンプスタート)により、第32条 1.(ライドスルーペナルティ)を適用した。(但し実施前に転倒の為リタイヤ)」と、書かれていたのが私の中でとてもツボです。
ということで、めげずに11月のテイストオブツクバも参戦するそうなので応援よろしくお願いいたします。
レースでのサポートは、スケジュールやルールの把握、“1秒でも早く長く”という場面がたくさんあり、緊張感がありますがとても楽しくいい経験になりました。11月は行けませんが、また機会があったらいいなと思います。

▲マネージャー感あるカット(笑)。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
レポート:葉月美優
