2014年に登場したヤマハのトリシティ125は、前2輪、後1輪のLMW(リーニング・マルチ・ホイール)機構を備えたコミューター。日本でもすっかり定着していますが、今回欧州で発表された新型はスタイリングや各部パーツを一新した別物。いったいドコがどう変わったのか、早速最新情報をチェックしてみましょう!
▶▶▶写真はこちら|新型「トリシティ125」の全体・各部・走行シーン

ヤマハ「トリシティ125」2025年・欧州モデルの各部・メカニズム

待望のカラーTFTメーターを採用!

画像1: ヤマハ「トリシティ125」2025年・欧州モデルの各部・メカニズム

新型トリシティは外装を一新しただけでなく、装備面もしっかりアップグレードされています。ここでその詳細をじっくり見ていきましょう。

画像2: ヤマハ「トリシティ125」2025年・欧州モデルの各部・メカニズム

124ccのブルーコアエンジンは基本的に踏襲していますが、今回排出ガス規制の「ユーロ5+」に対応。パワースペックは9.8kW(12PS)/8000rpmと、従来とほぼ同じものとなっています。もちろん、これまで通りアイドリングストップ機構も備えています。

画像3: ヤマハ「トリシティ125」2025年・欧州モデルの各部・メカニズム

パラレログラムリンクと左右2本ずつのテレスコピックフォークを組み合わせた、独創のLMW(リーニング・マルチ・ホイール)機構は踏襲。バイク同様のバンクを確保しながら、通常のオートバイを大きく上回る、抜群の走行安定性を確保しています。

画像4: ヤマハ「トリシティ125」2025年・欧州モデルの各部・メカニズム

フロントマスク同様、テールもスポーティに進化。LEDテールランプはシュッとした横長のデザインになり、新デザインのテールカウルと合わせ、スクーターにありがちなリアのヘビーな印象を見事に解消しています。

画像5: ヤマハ「トリシティ125」2025年・欧州モデルの各部・メカニズム

シート下のトランクはヘルメットを1個収納可能。容量は発表されていないようですが、大きく開くシートとスクエアな開口部のおかげで、荷物の収納もラクに行なえそうです。

画像6: ヤマハ「トリシティ125」2025年・欧州モデルの各部・メカニズム
画像7: ヤマハ「トリシティ125」2025年・欧州モデルの各部・メカニズム

そして今回の目玉装備がこの4.2インチカラーTFTディスプレイ。もちろんアプリを介したスマホとの連携も可能で、欧州仕様ではこのようにターンバイターン式のナビゲーションも使える模様。国内導入されたらどうなるのかも楽しみですね!

画像8: ヤマハ「トリシティ125」2025年・欧州モデルの各部・メカニズム
画像9: ヤマハ「トリシティ125」2025年・欧州モデルの各部・メカニズム

従来型でもおなじみのスイッチノブでピンと来た人もいると思いますが、しっかりスマートキーも引き続き採用。イグニッションスイッチの横にはUSB-Cのソケットも用意されており、スマホやナビなど、アクセサリー装着の際の給電に便利そうです。

ヤマハ「トリシティ125」2025年・欧州モデルの主なスペック

画像: ヤマハ「トリシティ125」2025年・欧州モデルの主なスペック

注目ポイント満載の新型トリシティ125。欧州で発表されたばかりなので、現時点では特にアナウンスはありませんが、日本でも人気のモデルなので、国内導入にも期待したいところです。また情報が入り次第お伝えしますので、続報をぜひお楽しみに!

全長×全幅×全高1995×750×1215mm
ホイールベース1410mm
最低地上高125mm
シート高785mm
車両重量169kg
エンジン形式水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒
総排気量124cc
ボア×ストローク52.0×58.7mm
圧縮比11.2
最高出力9.0kW(12PS)/8000rpm
最大トルク11.2Nm(1.1kgf・m)/6000rpm
燃料タンク容量7.2L
変速機形式Vベルト式無段変速
燃費43.5km/L
タイヤサイズ(前・後)90/80-14・130/70-13
ブレーキ形式(前・後)φ220mmシングルディスク・φ230mmシングルディスク

ヤマハ「トリシティ125」2025年・欧州モデルの写真・動画

画像: 【公式動画】2025 Yamaha Tricity 125: Love the way I move www.youtube.com

【公式動画】2025 Yamaha Tricity 125: Love the way I move

www.youtube.com

レポート:松本正雅

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