文:太田安治/写真:松川 忍/モデル:平嶋夏海
デイトナ「FLEX FSH-1 スマートフォンホルダー」テスト&レポート

DAYTONA
FLEX FSH-1 スマートフォンホルダー
税込価格:3960円
販売元:デイトナ
振動吸収機構と高い取り付け自由度を備えたコスパ抜群マウント
いまやスマートフォンホルダーはライダーの定番アイテム。国内外のメーカーが機能や価格を競っている。これまでに多くのホルダーを扱っているデイトナの新製品は、スマートフォンへのダメージを抑えるマウントとホルダー間の振動吸収機構に加え、固定部のゴムも中空構造とした「Wエアマウント」を採用。さらにボールジョイントのアームを介することで取り付け位置、角度の自由度が大きいことが特徴だ。
システムとしてはパイプハンドルにクランプ固定するバーマウント、5本の爪によってスマートフォンをガッチリと掴むホルダー本体、両端にボールジョイントを備えた中間アームの3点構成。クランプベースはΦ22.2mm、Φ25.4mm、Φ28.6mmに対応し、ほとんどのパイプハンドルに取り付け可能。
ホルダー本体はスマートフォンを上下左右から挟むタイプで汎用性が高い。ただしiPhone16プロマックス/プラスはサイズオーバーで装着不可だ。
パイプハンドルに装着する場合はメインスイッチが使いにくくなったり、メーター類が隠れたりしがちだが、この製品は中間アームを備えているのでホルダーの位置が自在に変えられ、実用性をスポイルしない。
オプションとしてバックミラー取り付け部分に挟む込むM10のミラーベース、ハンドルバーのクランプ部に固定するハンドルポストベースも用意され、取り付け場所に悩むことはない。デイトナのオリジナル製品だけに信頼性には不安なし。基本セットで3960円という価格は間違いなく安い。

中間アームがあることで取り付け位置の自由度が格段に上がり、画面の角度や目からの距離を好みに調整できる。

側面と底面に各2個、上面に1個ある爪がスマートフォンをガッチリと固定。左側面のリリースボタンを押すと上部アームのテンションが抜け、素早く着脱できる。

オプションのハンドルポストベース(4400円)はハンドルクランプのボルト穴を利用して固定する。幅は左右ボルトのスパンに合わせて調整可能。

こちらはΦ22.2mmまたはΦ25.4mmのパイプに装着するドリンクホルダーFDH-1(3520円)。昨今の猛暑にも対応するアイテムだ。

テスター太田安治の欲張りリクエスト
僕の使っているスマートフォン・ギャラクシーノート10では問題なかったが、平嶋さんのiPhone15Proでは「カメラのレンズがホルダーのロックアームに軽く触れるのが気になります」とのこと。購入時は自分のスマートフォンを合わせて確認した方がいい。
文:太田安治/写真:松川 忍/モデル:平嶋夏海