DRC CT125ハンターカブ サイドスタンド+30mmロング
というわけでコレ、DRCのCT125・ハンターカブ用サイドスタンド+30mmロング。
その名の通り、純正よりも30mm長いサイドスタンド。
ディーアールシー(DRC) CT125(JA55/65)'20-23/TRAIL125 '21 ハンターカブ サイドスタンド +30mm ロング オフロード仕様 ロングスタンド D5360
amzn.to車体を適切な傾きに起こすことで使いやすくするというものだけど、リアサスを少し長めのものにした場合とかにも重宝しそう。
なんといっても特長は純正とほぼ同じ形状。パワースタンドとかオフセットブラケットとかサブスタンドよりも、シンプルで軽量に傾きを直せるのが魅力。
構造がシンプルなので、他パーツへの干渉も最低限なのが嬉しい。
ではちょっと詳しく見ていくよ。
純正サイドスタンドとの比較
見た目はこんな感じ。左が純正サイドスタンドで、右がDRCのロングスタンド。30mm長いとはいえ、ぱっと見ではほとんどわかんないものですね。
形状もほぼノーマルと一緒なので、使い勝手は純正同様。

ちなみに純正のサイドスタンドって、JA65で仕様変更していて接地面が拡大されてるのよ。ロングスタンドでもJA65純正同等の設置面積になってる。
なので、JA55にロングスタンドを装着すると、接地面がJA65同等になるのも嬉しい。
接地面形状はJA65と同様なので、ZETAのサイドスタンドエクステンダーも装着可能。SSTRの千里浜みたいな砂浜での安定性も大きく向上するぞ。
ジータレーシング(ZETA RACING) CT125 (JA65) ハンターカブ '23-25 TRAIL125 トレイル125 '23-24 サイドスタンドエクステンダー
amzn.toお次は重量比較。純正が約443gに対してロングスタンドは約541g(いずれも実測値)。
わずか100g程度の重量増で安定感を増すことができるってわけですよ。


ちなみに、パワーサイドスタンドやオフセットブラケット、サブスタンドだと100gは優に超えるよ。
手元にあったオフセットブラケットで測ってみたら約897gだった。

オフセットブラケットは設置位置がオフセットされることでめちゃめちゃ安定してて凄く気に入ってたんだけど、この重さが気になってたのよね。あと、オフセットブラケットだとロッドホルダーとかに干渉しちゃうのも、釣りに行くときに悩ましかったのよ。
ロングスタンドなら、他パーツへの干渉も最低限だし重量増も最低限と、良いことづくめ。
ロングサイドスタンドの取付
では実際に取り付けていくよ。
必要なもの
・ラチェットハンドル
・8mmソケット
・14mmソケット
・14mmメガネレンチ
・スプリングフック
・グリス
8mmと14mmの工具、あとグリスがあればなんとかなるよ。グリスは粘度高めのものがオススメ。自分はスーパーゾイルにしました。
スプリングフックは、スプリングを付けたままボルトを抜くやり方にすれば、なくてもなんとかなるはず。ただちょっと作業がやりづらいので、スプリングフックがオススメ。

純正サイドスタンドの取り外し
まずはサイドスタンドスイッチを外すよ。
サイドスタンド取り付け部にあるパーツね。

8mmの工具でボルトを外してしまえば、そのままスッと取ることができるよ。

あとはサイドスタンドの締結ボルト&ナットを外すだけなんだけど、ナット部に工具を入れようとしたらスプリングが干渉したので、先にスプリングを外すよ。

スプリングフックで引っ張るんだけど、結構固い。

あと、今気づいたんだけど前に作業した時にスプリングの向きを逆につけてるかも。
直線の長い方がステップベース側で、丸くなってる方がサイドスタンド側が正解なはず。

無事にスプリングを外すことが出来たら、次にサイドスタンドの締結ボルト&ナットを外すよ。
サイドスタンド自体にもネジの溝が切ってあるので、ナットから外そう。
いきなりボルトからいかないように注意してね。

ナットを外すときは14mmの工具で。念のためメガネでボルト側を押さえておくとちょっと安心。

ナットを外したら最後にボルト。ボルトの頭が低いので、なめないように注意してね。

14mmの工具で、しっかりと押し付けるようにしつつ回そう。このボルトを外せば、スタンドがポロリと取れるよ。

ロングサイドスタンドの取り付け
ロングスタンドを取り付ける前に、グリスを塗っておこう。ベース部分だけじゃなく、せっかくなのでサイドスタンド側にも塗っておいた。

そしたら14mmの工具を使って純正ボルトで取り付け。ボルト頭が低いのでくれぐれも舐めないようにね。

そしたら今度は裏側から、14mmの工具で純正ナットを取り付け。写真には写せなかったけどボルト側をメガネで抑えておこう。

お次はスタンドスイッチ。スイッチ側に突起があるので、サイドスタンドの穴と合わせるように取り付け。

純正スタンドを外した時は、スタンドが上がった状態だったので、スタンドを上げた状態にすれば突起の位置が合うはず。

そしたら8mmの工具でボルトを締結して、スイッチ取付完了。

最後にスプリングを取り付けたら完成。
角度の比較
実際に装着したらどれくらい変わるのかを見てみるよ。
スマホの角度計とかを駆使したけど、どうも良い感じに計測できなかったのよね。

14度って表示されたけど、これは水平からマイナス方向に14度ってことなのかな。あとスマホの向きとかでも数値が変わってしまいそう
なので公式サイトの画像を参考にしてみるよ。
青いのが純正状態ね。

ちゃんと傾きつつも、傾きすぎない良い感じ。実際試してみても寝すぎなのが解消されて凄く使いやすくなった。
純正だと寝すぎて駐輪場でも幅を取って、ちょっと肩身が狭かったからね。良い感じ。
せっかくだから数値を出したいから画像から頑張って計算してみたら、純正が約75度、ロングスタンドが約80度だった。画像からの計測がうまくいってるかわかんないのであくまでも参考までにね。
まとめ
30mmロングというと結構長く思えるけど、実際には使いやすい傾きに納まってた。ボックスを装着してたり、キャンプでシートバッグを装着してると、純正の場合は結構不安定になるので、こうしたサイドスタンド対策はかなり有効よ。
レポート:若林浩志
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