以前スーパーカブ90にリチウムバッテリーであるタフスターバッテリーを使ってみたら、思いのほか良い感じだったのでCT125にも積んでみるよ。始動性の向上も見込めるし、なんといってもめちゃめちゃ軽くなるのよね。CT125って車重重めなのでリチウム化することで大幅な軽量化も期待できるぞ。

バイク用リチウムバッテリー

オートバイや車のバッテリーといえば、鉛バッテリーが定番だったんだけどここ数年、リチウムバッテリーも凄い勢いで台頭してるのよ。

メリットとしては、セルを回す時のパワーが強く、そして鉛よりも圧倒的に軽い。
以前、スーパーカブ90に搭載して、長く愛用してるんだけど、軽いし安定しててすごく良いよ。

詳しくは過去記事を参考にしてね。

DRC タフスターバッテリー102型

というわけで、CT125・ハンターカブにもスーパーカブ90に装着してたのと同じDRCタフスター102型を装着していくよ。
タフスターはいわゆるリン酸鉄系リチウムイオンバッテリーというもので、スマホとかに使われてるリチウムイオンバッテリーより安全性が凄く高い構造。
あと、放電性が低いのでほっといてもバッテリーが減りづらい。さらに超急速充電への対応など、メリットだらけの新世代バッテリー。

ディーアールシー(DRC) タフスター リチウムバッテリー 102型 オフロード車に最適 LiFePO4採用 超軽量 長寿命 F0075(旧品番:D45-09-102)

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タフスターには102型と103型があって、102型の方がコンパクト。
カブ系は102型でいけるはず。
バッテリーの適合については公式サイトを参考にしてね。

取り付けの前に、ハンターカブについてたYTZ5Sタフスター102型を比較してみるよ。

まずは重さ。
YTZ5Sが約1548gでタフスター102型が約449gということで重量は3分の1以下。この軽さだけでもリチウムにした甲斐があるというものですよ。

画像1: CT125・ハンターカブにリチウムバッテリーを搭載してみる〈若林浩志のスーパー・カブカブ・ダイアリーズ Vol.329〉
画像2: CT125・ハンターカブにリチウムバッテリーを搭載してみる〈若林浩志のスーパー・カブカブ・ダイアリーズ Vol.329〉

寸法もチェックしていくよ。左がYTZ5Sで右がタフスター102。
上面から見ると奥行きはかなり小さめ。ハンターカブってバッテリーの出し入れでひっかかりがちなので、この奥行の薄さなら出し入れが楽そう。

画像1: DRC タフスターバッテリー102型

幅も少しだけ小さめ。

画像2: DRC タフスターバッテリー102型

こういう感じで隙間を埋めるノリ付クッションが付属してるので、バッテリーケースのサイズに合わせて調整できるよ。

画像3: DRC タフスターバッテリー102型

こうするとYTZ5Sとほぼ同じくらいの大きさ。

画像4: DRC タフスターバッテリー102型

上面には、バッテリーチェック機構が付いてる。
ボタンを押すことで残量を表示してくれるよ。

画像5: DRC タフスターバッテリー102型

頻繁に乗っていれば充電をすることもないけど、充電をする場合は専用のものを購入しておいてね。

ディーアールシー(DRC) タフスターチャージャー リチウムバッテリー用充電器 鉛バッテリーにも対応 充電完了インジケーター SAEコネクター ワニ口クリップ DRC タフスターリチウムバッテリーに最適 ダートフリーク Dirtfreak D6587(旧品番:D45-09-006)

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このバッテリーチャージャー、途中がSAE端子で外すことができるようになってる。

画像6: DRC タフスターバッテリー102型

車体に取り付ける際にEZバッテリーチャージャーハーネスを取り付けておけば、車体からバッテリーを外さずに充電できて便利よ。

ディーアールシー(DRC) タフスターチャージャー用 EZバッテリーチャージャーハーネス ダートフリーク DIRTFREAK F5793(旧品番:D45-01-002)

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EZチャージャーハーネスの先端はSAE端子になってるので、タフスターチャージャーのSAE端子部分に接続して充電できるという案配。

画像7: DRC タフスターバッテリー102型

搭載してみる

取り付けはバッテリーを外して入れ替えるだけ。
バッテリーリッドの外し方は、5mmの六角棒レンチで中央のキャップボルトを外して、プッシュリベットも抜いておこう。

画像3: CT125・ハンターカブにリチウムバッテリーを搭載してみる〈若林浩志のスーパー・カブカブ・ダイアリーズ Vol.329〉
画像4: CT125・ハンターカブにリチウムバッテリーを搭載してみる〈若林浩志のスーパー・カブカブ・ダイアリーズ Vol.329〉

そしたら爪を折らないように丁寧にバッテリーリッドを開けよう。

画像1: 搭載してみる

バッテリーリッドをあけるとバッテリーケースにアクセスできるようになるよ。ケースは爪で閉じているので、爪を外して開けよう。

画像2: 搭載してみる

バッテリーを外す時は、マイナス側から。外した線の先端が車体とかに接触しないようにしておこう。
自分は先端に絶縁テープを巻いてる。

画像3: 搭載してみる

マイナスを外したら次はプラス。

画像4: 搭載してみる

そしたら引っこ抜くだけなんだけど、寸法ギリギリだしタンクに干渉するのでちょっと大変。
取り出す時に、車体のハーネスがあちこちに接触しがちなので、気を付けてね。

画像5: 搭載してみる

無事に取り出せたらタフスター102型をインストール。寸法調整のパッドを付けなければ凄く入れやすい。でも振動対策のために小さいのだけ貼っておいても良いかも。

そしたら今度はプラス側から取り付けていこう。

画像6: 搭載してみる

そしたらマイナス側。絶縁テープを貼ってた場合は、外してからね。

画像7: 搭載してみる

あとは、バッテリーケースの蓋、バッテリーリッドの蓋を戻していけば完成。

ちなみに、バッテリーケースを抜かなくてもバッテリーチェックは出来たよ。便利。

画像8: 搭載してみる

無事に装着したので電圧チェック。
アイドリング状態で13.5V。問題無し。

画像9: 搭載してみる

まとめ

実は装着したのはちょっと前なんですよ。
で、実際に装着して何百キロか走ったけど、走行中も安定してるし実に快調。
タフスター103型よりは容量が小さめだし、JA55はJA65より発電量少ないし、フォグやドラレコとかも付いてるけど、全然問題なかった。

個人的な印象だけど、鉛バッテリーよりも放電も少ないし、十分に安定してるしすごく良い。なんてったって軽いし。
タフスターはリン酸鉄系なので、安全性も高いし、これからのスタンダードになっていきそう。オススメよ。

レポート:若林浩志

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