ロングセラーモデルとなっている「スーパーカブ110」。小排気量車の多くが海外製となっている昨今、現行モデルは日本で製造されているというのも魅力のひとつ。この記事では、その走りや特徴について詳しく紹介しよう。
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸、森 浩輔
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸、森 浩輔
ホンダ「スーパーカブ110」ライディングポジション・足つき性
シート高:738mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg

体格差を問わずリラックスして乗れるポジション設定はスーパーカブの伝統。738mmの低シート高で足つき性が良いことはもちろん、101kgという軽量な車体とハンドル左右切れ角の大きさで取り回しやすさも文句なしだ。

ホンダ「スーパーカブ110」注目ポイント

2022年のモデルチェンジで新エンジンと共に変更となったメーター。下部に液晶モニターを備え、ギアポジション表示や燃料計、平均燃費表示も可能となっている。

ディスクローターや1ポットキャリパーなど、ブレーキまわりはスーパーカブC125に似ているが、C125の右ディスクに対しこちらは左ディスクとなっている。

カブシリーズのポイントといえばこのチェーンカバーも忘れてはいけない。飛散するオイルや汚れ、巻き込みなどをしっかりとガード。注油用のメンテナンスホールも用意される。

ビジネスイメージが強いリアキャリアだが、これもスーパーカブのアイコンの1つ。荷物を積むのはもちろん、タンデムや車体の移動時などにも活躍してくれる。
ホンダ「スーパーカブ110」主なスペック・燃費・製造国・価格
| 全長×全幅×全高 | 1860×705×1040mm |
| ホイールベース | 1205mm |
| 最低地上高 | 138mm |
| シート高 | 738mm |
| 車両重量 | 101kg |
| エンジン形式 | 空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒 |
| 総排気量 | 109cc |
| ボア×ストローク | 47.0×63.1mm |
| 圧縮比 | 10.0 |
| 最高出力 | 5.9kW(8.0PS)/7500rpm |
| 最大トルク | 8.8N・m(0.90kgf・m)/5500rpm |
| 燃料タンク容量 | 4.1L |
| 変速機形式 | 4速リターン |
| キャスター角 | 26゜30′ |
| トレール量 | 73mm |
| タイヤサイズ(前・後) | 70/90-17M/C 38P・80/90-17M/C 50P |
| ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク(ABS)・ドラム |
| 乗車定員 | 2人 |
| 燃料消費率 WMTCモード値 | 67.9km/L(クラス1)1人乗車時 |
| 製造国 | 日本 |
| メーカー希望小売価格 | 30万2500円(消費税10%込) |
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸、森 浩輔

